ベトナムのカジノ政策方針 煮え切らない政府
2013年1月、Ba Ria-Vung Tau省で、
MGM Grand Ho Tramの第1タワー(541室)がオープンすることとなった。
第2タワー(559室)もすでに着工しており、
1年半後には竣工予定となっている。
サイゴンエコノミックスタイムズ 2012年10月29日
MGM Grand Ho Tramの第1タワー(541室)がオープンすることとなった。
第2タワー(559室)もすでに着工しており、
1年半後には竣工予定となっている。
現在、この投資計画が注目を集めている要因は、
カジノ整備とその活動範囲に関する部分であり、
国内最大規模の5ッ星多目的観光地として、ではない。
この2つのタワーにはそれぞれ、
180台のテーブルと2,000台のカジノ台が整備される予定となっている。
Ho Tram Strip計画社長-Lloyd Nathan氏は、
「ベトナム人が同施設に参加できるかはベトナムの法律に順ずるが、
我々は基本的には、外国人を対象としてサービスを提供していく。」と述べた。
カジノに関する話題については、特に最近、
財務省がカジノ活動に関する規定を発行した。
それには以下2点が強調されている。
(1)参加者は外国籍を有すること
(2)外国投資家の投資申請額が最低40億USDであること
その他、カジノの投資ライセンスの申請は、厳しく審査されることになる。
カジノの営業ライセンスについては、施設の竣工後、その発行が検討される。
また、首相に最終報告する前段階で、投資許可発給機関は、
最低5つの省(財務省、計画投資省、公安省、文化スポーツ観光省、建設省)に
審査を求める必要がある。
10月の国会常務委員会の中でVuong Dinh Hue財務大臣は、
カジノはベトナム駐在の外国人を対象とするサービスである、と述べた。
また同会議において、カジノに関して多くの懸念が寄せられた。
国会経済委員会委員長-Nguyen Van Giau氏は、
「国家予算の収入拡大という目的をむやみに優先すべきではない。
カジノ営業は、ベトナムの政治方針には合っていない。」
と、強い批判を口にしている。
その一方、多くの外国投資家側では、
カジノに対するベトナムの姿勢について、詳細な情報を欲している。
Marina Bay Sands CEO兼Las Vegas Sands
国際開発担当社長-George Tanasjevich氏は、
「政府はカジノ入場対象者を詳しく規定すべきである。
ベトナム国民の中には、
カジノでの支払い能力を充分有している者もあるため、
本来禁止されるべきではない。」と述べた。
ベトナム国内でカジノ入場の是非が協議中であるなか、
多くのベトナム人は、カンボジアや他国でカジノを楽しんでいる。
例えば、香港で上場し、カンボジアでカジノチェーン店を持つNaga Corpでは、
収益の約40%がベトナム人からである、と報告している。
政府が国内カジノに躊躇している間に、
ベトナム人は海外で、カジノのVIPになっているのだ。
Ba Ria –Vung Tau省のHo Tram投資計画以外にも、
カジノ営業を希望する企業は5社ほどある。
Genting VinaCapital (ホイアン市南部)
(180台のカジノテーブルと2,000台のカジノ機器)、
Silver Shores Hoang Dat (Da Nang市)
(8台のカジノテーブルと100台のカジノ機器)、
Hai Ninh Loi Lai会社(Quang Ninh省)
(20台のカジノテーブルと100台のカジノ機器)、
Lao Cai国際ホーテル(Lao Cai省)
(8台のカジノテーブルと300台のカジノ機器)、
Hoang Gia国際会社
(18台のカジノテーブルと70台のカジノ機器)が、それである。
先日も、数社の外国投資家が
Quang Ninh省Van Don島とQuang Binh省Phong Nha郡での
カジノ施設の投資に対して関心を示している。
ベトナムに進出したい投資家は、いずれもその複雑な行政手続と、
市場制限に直面せざるを得ない。
そんな中、シンガポール、カンボジア、マカオ等の近隣諸国では、
カジノ政策の成功により、多くの外国投資家と観光客を獲得している。
カジノ整備とその活動範囲に関する部分であり、
国内最大規模の5ッ星多目的観光地として、ではない。
この2つのタワーにはそれぞれ、
180台のテーブルと2,000台のカジノ台が整備される予定となっている。
Ho Tram Strip計画社長-Lloyd Nathan氏は、
「ベトナム人が同施設に参加できるかはベトナムの法律に順ずるが、
我々は基本的には、外国人を対象としてサービスを提供していく。」と述べた。
カジノに関する話題については、特に最近、
財務省がカジノ活動に関する規定を発行した。
それには以下2点が強調されている。
(1)参加者は外国籍を有すること
(2)外国投資家の投資申請額が最低40億USDであること
その他、カジノの投資ライセンスの申請は、厳しく審査されることになる。
カジノの営業ライセンスについては、施設の竣工後、その発行が検討される。
また、首相に最終報告する前段階で、投資許可発給機関は、
最低5つの省(財務省、計画投資省、公安省、文化スポーツ観光省、建設省)に
審査を求める必要がある。
10月の国会常務委員会の中でVuong Dinh Hue財務大臣は、
カジノはベトナム駐在の外国人を対象とするサービスである、と述べた。
また同会議において、カジノに関して多くの懸念が寄せられた。
国会経済委員会委員長-Nguyen Van Giau氏は、
「国家予算の収入拡大という目的をむやみに優先すべきではない。
カジノ営業は、ベトナムの政治方針には合っていない。」
と、強い批判を口にしている。
その一方、多くの外国投資家側では、
カジノに対するベトナムの姿勢について、詳細な情報を欲している。
Marina Bay Sands CEO兼Las Vegas Sands
国際開発担当社長-George Tanasjevich氏は、
「政府はカジノ入場対象者を詳しく規定すべきである。
ベトナム国民の中には、
カジノでの支払い能力を充分有している者もあるため、
本来禁止されるべきではない。」と述べた。
ベトナム国内でカジノ入場の是非が協議中であるなか、
多くのベトナム人は、カンボジアや他国でカジノを楽しんでいる。
例えば、香港で上場し、カンボジアでカジノチェーン店を持つNaga Corpでは、
収益の約40%がベトナム人からである、と報告している。
政府が国内カジノに躊躇している間に、
ベトナム人は海外で、カジノのVIPになっているのだ。
Ba Ria –Vung Tau省のHo Tram投資計画以外にも、
カジノ営業を希望する企業は5社ほどある。
Genting VinaCapital (ホイアン市南部)
(180台のカジノテーブルと2,000台のカジノ機器)、
Silver Shores Hoang Dat (Da Nang市)
(8台のカジノテーブルと100台のカジノ機器)、
Hai Ninh Loi Lai会社(Quang Ninh省)
(20台のカジノテーブルと100台のカジノ機器)、
Lao Cai国際ホーテル(Lao Cai省)
(8台のカジノテーブルと300台のカジノ機器)、
Hoang Gia国際会社
(18台のカジノテーブルと70台のカジノ機器)が、それである。
先日も、数社の外国投資家が
Quang Ninh省Van Don島とQuang Binh省Phong Nha郡での
カジノ施設の投資に対して関心を示している。
ベトナムに進出したい投資家は、いずれもその複雑な行政手続と、
市場制限に直面せざるを得ない。
そんな中、シンガポール、カンボジア、マカオ等の近隣諸国では、
カジノ政策の成功により、多くの外国投資家と観光客を獲得している。
サイゴンエコノミックスタイムズ 2012年10月29日