ブルーチップ ベトナム投資ニュース

ベトナムとアメリカの貿易関係は2012年も良好な状態が
続いているが前年に比較すると鈍化した。

アメリカ商業省の統計によると、両国の貿易総額は年初9ヶ月で
184億USD近くとなり、前年同期より13.4％増加した。

この統計に基づき、Amcham（駐越アメリカ商工会）は今年、
両国の貿易総額が245億USDに達し、2011年より12％の
増加を示すと予想した。 その中でアメリカに対するベトナムの
輸出総額は約198億USD（前年同期より13％増加）に達し、
アメリカからの輸入額は約48億USD（同9％増加）だった。

Amchamはベトナムから輸入された繊維・縫製製品の額が
75億USDに達し、前年の72億USDを上回ると予想している。

しかし、賃金の上昇や高い技能を持つ人材の不足が原因となり、
ベトナムの営業生産状況は改善されていない。さらにインフラも
整備されたとは言えず、通関手続きが複雑なため、アメリカに
対するベトナムの輸出活動は成長スピードに陰りが見えている。

年初9ヶ月におけるベトナム輸出活動の統計によると、
アメリカ市場は依然として最も大きな輸出先であり、輸出額は
147億USDで全体の17.5％を占めている。 同じ時期における
アメリカからの輸入額は37億USDで全体の4.42％だった。

ベトナム・アメリカ間の輸出入額は9ヶ月間でベトナム全体の
11％を占める規模となった。