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2012年12月13日

中国がベトナム米を大量輸入する理由とは?


現在、中国では米の販売価格がベトナムで最高給の
輸出米を50%も上回っている。


国連の統計によると、中国の米輸入量は昨年比で4倍に増えた。
これは中国国内で米価が急騰していることによる。

この統計はFAO(国連食糧農業機関)の高級経済専門家である
Concepcion Calpe氏によると、中国が今年になって輸入した米は
230万トン~240万トンで、2011年の約4倍となった。

米の供給源不足はないが、中国では価格が輸入米より数段高い。

中国の米栽培地であるHo Bac省で収穫されたIndica米の価格は
9月末に11%も値上がりし、1トン当たり625USDになった。
ベトナムで最高品質の米は1トン当たりの輸出単価が451USD だ。
FAOの統計では、11月末現在でベトナム米の輸出単価が1トン当たり
446USDに下がったが、同種のタイ米は598USDで販売されている。

FAOによると中国は年初10ヶ月でベトナムから143万トンの米を
輸入した。世界全体での輸入量は200万トンで、前年の同期より
4倍の増加となった。現在、中国はベトナム以外にパキスタン、
ラオス、ミャンマー等、7ヶ国から米を輸入している。

この動きを受けたUSDA(アメリカ農業省)は、つい先頃2013年に
中国が輸入する米の量に関する予想を150万トンから200万トンに
上方修正した。

USDAによると、今年のベトナムの米輸出量は750万トンを記録する。
タイは650万トンで、前年同期より39%の減少となった。

InfoTV.net  2012年12月13日

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