「2008年はまだ不動産の年ではない」
Richard Leech CB Richard Ellisベトナム社長によると、
あと2〜3年後に、ベトナム不動産市場は大きく変化する。
この市場が予想外に変動していることについて、どう思われますか。
A:多くの人が私に 2008年は銀行と不動産の年になりますか、と質問したが、
私は2008年は銀行の年ですが、
まだ不動産の年ではありませんと答えました。
その理由は、2008年が2007年と同様に
Vincom City Towers 2, BIDV Tower, Crown Plaza, The Keangnam Hanoi Landmark Tower,
The Landmark, CEO Tower, Indochina Plaza等の
大規模のプロジェクトが一列に開始されました。
2〜3年後、これらのプロジェクトが完成し、活動開始した後に、
不動産市場は大きく変化すると思います。
Q:ベトナム不動産市場は、どのような問題に影響を受けますか。
A:他の市場と同様、不動産市場もサプライ・デマンドの規律の影響を受けます。
世界全体でオイルの値段が上昇すること、
ベトナムがWTOに加盟したこと、
証券市場の変動も不動産市場に影響を与えます。
その他、ベトナム不動産市場は存在要素に影響を受けます。
例えば、中心町の土地面積の制限による土地の値段の高騰、
良くはないインフラ整備、手続きの問題などです。
Q:2008年、そして今後の不動産市場の変動傾向について
ご意見を聞かせて頂けますか。
A:不動産市場は、2008年以降も引き続き発展します。
特に、2008年には、不動産の値段が引き続き急上昇するでしょう。
サプライがニーズにまだ対応できていないからです。
そして、2008年にはまた多くのプロジェクトが開始予定です。
2007年と同様、BIDV Tower, Vincom City Towers 2, CEO Tower,
The Garden, Crown Plaza, The Keangnam Hanoi Landmark Tower,
The Landmark等の大規模プロジェクトが開始されます。
Q:ベトナム不動産市場で今後、プロが活動することはありますか。
A:ベトナムの不動産分野会社の成長を通じて見ることができます。
今年、CBREがベトナムで活動を開始してから5年目になります。
ホーチミン市に100名のスタッフ、ハノイ市でも40名のスタッフがいます。
この2つの大都会だけでなく、
ハイフォン市、ダナン市、ニャチャン市にも事務所を置きました、
間もなくカントー市にも事務所が出来ます。
我々のような海外の会社のほか、
ベトナム大グループ(Viglacera, FPT, ホアンアン・ザ−ライ, Bitexco等)が
不動産開発を中心にしています。
不動産市場の潜在力はまだ大きく、投資機会を皆に与えるでしょう。
しかし、変動が多い環境、競争力が高い市場において、
成功するカギがプロではないでしょうか。
Q:現在、ベトナム不動産市場に対する最大の挑戦、
そして、これらの挑戦に対する解決方法は何でしょうか。
A:現在、ベトナムは3つの問題に対面しています。
中心部の土地の面積が制限されること、
不動産の値段の高騰、
インフラ整備の不足、
手続きが複雑化等。
私はベトナム政府、および各関係機関が、
これらの問題を解決するために、今後積極的な解決方法を出すと確信しています。
例えば、去年、議定No.84が発行され、
ベトナム人居留民、ベトナム駐在外国人の住宅購入権に関する規定の
草案を作成しました。
Vneconomy.net 2008年2月14日