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2010年01月25日

Hoa Lacハイテックパークの立ち退きが遅滞


11年前に活動開始したHoa Lacハイテックパークにおける
土地立ち退きが困難になっている。


Hoa Lacハイテックパークは、面積が1,586万平米あり、
ハノイ市のThach That郡とQuoc Oai郡に位置づける。
科学技術省の計画によると、2010年まで管理委員会が土地立ち退きを完了し、
技術インフラ整備の建設を行い始めるが、
現時点まで土地立ち退きの面積が全体の50%しか占めておらず、
これは600万平米に相当する。
特に、2009年に土地立ち退きの計画が殆ど実行できないため、
2010年は2009年の300万平米を含む面積を完了させなくてはならない。


実施遅滞

科学技術省の報告によると、今までHoa Lacハイテックパークが
ソフトウェア開発エリア、教育訓練エリア、センターエリア、
サービスエリア、第1ハイテック地域の詳細企画を完成した。
その他の地域は、企業の資金で展開されている。

ただ、NguyenVan Lang科学技術省次官
兼Hoa Lacハイテックパーク管理委員会委員長によると、
2009年にHoa Lacハイテックパークにおける
土地立ち退き及び再定住用の住宅建設があまり進んでいなかった。 

この一年間で管理委員会はE道路を建設するための土地しか
立ち退きできなかった。36.5万平米の再定住用の住宅建設地域は
まだ建設の請負業者しか選定できず、
インフラ整備の建設が始まったばかりである。

特に2009年の土地立ち退き及び再定住のための予算が
まだ出されていない。
主な原因は土地の使用企画、価格、回収、賠償、
再定住の規定が修正されたことである(政府議定No.69/CP-2009)。

Lang次官は「以前に行われた土地立ち退きの案件について、
一般市民が消極的に反応し、追加の賠償資金を求めると共に、
土地立ち退きに対して邪魔をした」と述べた。

土地立ち退き及び再定住が困難になったため、
今現在Hoa Lacハイテックパークの技術インフラ整備がまだ不十分であり、
交通アクセスも不足している。また、開発用の予算も限られ、
優遇措置がまだ足りない状況である。


未調査段階

Nguyen Van Lang次官によると、インフラ整備がまだ不十分であるため、
きれいな土地がまだないと共に、ベトナム及び世界中の
経済衰退による影響でHoa Lacハイテックパークへの投資活動が
積極的に行われていなかった。
投資潜在力がある投資家はまだ調査段階までしか行っていない。

ただ、現時点まで各エリアは殆ど投資家があった。
10エリアのうち5つのエリアは投資申請が面積の100%を占めた。

2009年中にHoa Lacハイテックパークの実施委員会は
6長2980億VNDの5つ投資案件に対して投資許可を発給した。
これらの案件は58.6万平米の面積を供給される。
そのため、現在のHoa Lacハイテックパークへの投資案件は37件、
投資申請額が9兆4810億VNDと515億6700万USD、
土地は169.7万平米である。

Nguyen Huy Tuong-ハノイ市人民委員会副委員長は
2010年にハノイ市が常に各関係機関と協議し、
土地立ち退き及び再定住に関する問題を改善する予定。

企業の代表によると、今後、Hoa Lacハイテックパークの
土地立ち退きが積極的に促進されない場合は
技術インフラ整備が充分に行われず、
交通インフラ整備も困難になるはず。
これは現在Hoa Lacハイテックパークで活動している
企業及び投資誘致に対して影響を与える。

活動開始の11年後に開放された土地が全体の50しか占めないので、
今年中に土地立ち退きの計画を完成することは不可能である。
Nguyen Van Lang次官によると、今年ではなく2012年まで
Hoa Lacハイテックパークが土地立ち退きを完成する。



Vneconomy.net 2010年1月25日

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