ブルーチップ ベトナム投資ニュース

Da Nang海岸沿いでのHyatt RegencyやOcean Villasでは、
別荘を最高200万USDで販売し始めた時から、
不動産開発会社からの注目を集めるようになった。

3年前、不動産市場で商標がないGia Tue投資株式会社などは、
Da Lat市でGalaticos　Living高級別荘建設計画の
9件ある別荘を1件最低280万USDで販売することを発表した。
しかし、当時の市場では、価格もさることながら、
別荘と言う不動産商品自体に対する認知度も低かった。
そのため、Galaticos Living建設期間は市場の成熟を待つため延期された。

しかし、現在では数十億USDの別荘は認められないことではなくなった。
Hyatt Regencyの別荘は昨年、1件最低120万USD で販売されたが、
今年140万USDに値上げされている。
Ocean Villasの別荘も1件最低40万USDで販売されている。

特に、ビーチと接するFurama Villas、Ocean Villas、
Hyatt Regencyの別荘は1件200万USDで販売されている。
このような価格でも、出資する者は現れている。
実際、 Hyatt Regencyは3つの寝室がある別荘27件のうち、
20件が売れている。
Ocean Villasも初期段階で90％が売れたという。

投資家は外国人が主か?

6年前、Hoi An市のThe Nam Haiリゾートが、
初めて1件50～70万USDの別荘を販売した。
購入者は全て外国人であり、ある民間株式会社を通じて入札を行った。

ただ、現在、リゾート開発不動産会社の対象は外国人ではない。
Hyatt Regency、Ocean Villas等の投資主は
外国投資家を誘致するために、香港やシンガポールでPRを行ったが、
結果は驚くほど外国人がいなかった。
投資家は主にベトナム人で、80％がハノイ出身であった。

ホーチミンではリラックス施設に対して興味が薄い?

そうではない。実際、ホーチミンの人々には様々な選択肢がある。
さしあたって、Vung Tau市、Binh Thuan省における
30～80USDの別荘が魅力的であるようだ。

別荘を買うほどのお金持ちは誰か?

歌手のLam Truongなどはその1人のようだが、
全貌は定かではない。

購入目的は何だろうか?

高級リゾートを楽しむためか、
投資ルートとして利用するのか、
観光客に貸し出せるもことを見込んでのことか、
より高い価格で売れることを見込んでのことか、
様々な内容でのPRは行われている。

このようなPRは購入者にとって、
アドバイスとして参考にこそできるが、決定的な要素とはいえない。
利益を作るため投資する場合、
このように大量な資金を出して、流動性の低い財産を購入することはない。

もう一つの説得力がある理由として、
別荘購入者が大きな財産を所有したい、ということである。

Tran Minh Hoang－Gia Tue株式会社会長の話のように、
以前、Motorola携帯電話を持つことが金持ちのステータスであったのが、
今は普通である。
同じ携帯電話だが、Vertuを利用している人のほうが、
Nokiaを利用している人より価値が高く評価される向きがある。
ブランド製品は、ベトナム人にとってまだ縁遠い話だが、
市場経済が発展して行けば、ブランド製品の使用に慣れてくる。
そして、単純なリラックス需要ではなく、
別荘を購入することで、人の「価値」、社会的地位を表すことになるのだ。

Le Minh Phuc－VinaCapitalダナンゴルフ場有限会社社長
（Ocean Villasの投資主）によると、
購入者は価格にあまり関心がないという。
場所が良いかどうか、海、ゴルフ場に向いているかどうか、
ということについての関心が強い。

場所が良くない別荘は余り相手にされない。
別荘はベトナム人の高級嗜好者達のステータスの1つになりつつある。

以前、ハノイ市にあるThe Manor、Pacific Palace等の
数十万USDのマンションは、外国人にしか利用されないと思っていたのが、
今は殆どベトナム人が住んでいる。
それらのマンションの1階にはRoll Royces Phantom、
Bentley等の高級車の姿もある。