2011年初、オフィス賃借料低下の恐れ
ハノイ、ホーチミン両市に関する最新研究によると、
オフィス賃借料が2011年の年初に切り下げられる可能性があるという。
Vneconomy.net 2010年12月1日
オフィス賃借料が2011年の年初に切り下げられる可能性があるという。
CBRE Vietnamによると、
ホーチミン市でのAランクのオフィスは、
Bランクオフィスとの激しい競争の末2.2%切下げした。
現在、Aランクの賃借料は月平均36.7USD/平米である。
ハノイ市でAランクのオフィス賃借料は
安定的に成長しており、1.9%増で、
1平米当たり月平均40.4USDとなっている。
Bランクのオフィス賃借料も、
第3四半期には6.7%急増し、1平米当たり月28.2USDとなった。
CBREの調査によると、
ハノイ市とホーチミン市には、
現在約6,510平米のAランクオフィスがある。
その中で、Diamond Plaza、Kumho Asiana Plaza 、
Centec Tower等のビルは、
ホーチミン市のオフィス市場の大半を占めている。
Diamond Plazaは、ホーチミン市にあるAランクの8棟のビルのうち、
空いているスペースがない唯一のビルである。
ハノイ市でもAランクのBIDV Towerと
BランクのCapital Towerで、空きスペースが殆どないという。
中心部のスペースが制限されているため、
ハノイ市のオフィス市場はさほど大きく変動しない。
A、B両ランクのオフィスは、
空きスペースの割合がそれぞれ1.9%と6%減となり、
5.6%と12.2%になった。
当然、この減少は短期的なもので、
今年末に完成されれば
市場に約51,150平米が供給される予定である。
また、ホーチミン市ではB、C両ランクのオフィスについて、
今年末までに約23,800平米が市場に供給できる予定であるという。
B、Cランクのオフィス面積は38,000平米に達し、
これらオフィスに対するニーズの高さを証明していると言える。
ハノイ市でも、2011年頭に中心部のAランクオフィスの投資案件があり、
市場に約214,000平米が供給予定となっている。
ホーチミン市では2010年に利用できるようになった面積は
約251,100平米あり、
今後3年間は引き続き増加傾向にあるという。
ただ、各ランクの賃借料は、競争が激く、
短期間で大きく変動はしないという。
CBREと同じ観点のKnight Frank ベトナムは、
2011年に新規活用されるようになったオフィス面積は、
約15~20万平米もあるため、
ハノイの西側のエリアや中心部の
賃借料値下げ競争も大きくなりそうだ。
また、Knight Frankによると、
ハノイの西側でじき完成予定の大規模の案件、
ショッピングセンターは、供給が需要を超える危機に直面している。
Keangnam Hanoi Landmark Towers、
Crown Plaza Complex、Handico Tower、EVN Towers等の
大規模の案件の完成後、市場は大きな供給を受けるため、
来年、オフィスビルの空きスペースの割合は、
20%以上に上がる可能性がある。
そのため、ハノイ市内のオフィスビルの賃借料は、
少なくてもこの18ヶ月は上昇しない、と考えられる。
また、現在の供給源が今後5年の需要に
充分に対応することができるかもしれない。
供給が余りすぎると、質の高い施設とサービスのあるオフィスを
選択する機会も増えることだろう。
賃借料が下がる一方で、
中心部のオフィスにはまだまだ高い人気がある。
ホーチミン市でのAランクのオフィスは、
Bランクオフィスとの激しい競争の末2.2%切下げした。
現在、Aランクの賃借料は月平均36.7USD/平米である。
ハノイ市でAランクのオフィス賃借料は
安定的に成長しており、1.9%増で、
1平米当たり月平均40.4USDとなっている。
Bランクのオフィス賃借料も、
第3四半期には6.7%急増し、1平米当たり月28.2USDとなった。
CBREの調査によると、
ハノイ市とホーチミン市には、
現在約6,510平米のAランクオフィスがある。
その中で、Diamond Plaza、Kumho Asiana Plaza 、
Centec Tower等のビルは、
ホーチミン市のオフィス市場の大半を占めている。
Diamond Plazaは、ホーチミン市にあるAランクの8棟のビルのうち、
空いているスペースがない唯一のビルである。
ハノイ市でもAランクのBIDV Towerと
BランクのCapital Towerで、空きスペースが殆どないという。
中心部のスペースが制限されているため、
ハノイ市のオフィス市場はさほど大きく変動しない。
A、B両ランクのオフィスは、
空きスペースの割合がそれぞれ1.9%と6%減となり、
5.6%と12.2%になった。
当然、この減少は短期的なもので、
今年末に完成されれば
市場に約51,150平米が供給される予定である。
また、ホーチミン市ではB、C両ランクのオフィスについて、
今年末までに約23,800平米が市場に供給できる予定であるという。
B、Cランクのオフィス面積は38,000平米に達し、
これらオフィスに対するニーズの高さを証明していると言える。
ハノイ市でも、2011年頭に中心部のAランクオフィスの投資案件があり、
市場に約214,000平米が供給予定となっている。
ホーチミン市では2010年に利用できるようになった面積は
約251,100平米あり、
今後3年間は引き続き増加傾向にあるという。
ただ、各ランクの賃借料は、競争が激く、
短期間で大きく変動はしないという。
CBREと同じ観点のKnight Frank ベトナムは、
2011年に新規活用されるようになったオフィス面積は、
約15~20万平米もあるため、
ハノイの西側のエリアや中心部の
賃借料値下げ競争も大きくなりそうだ。
また、Knight Frankによると、
ハノイの西側でじき完成予定の大規模の案件、
ショッピングセンターは、供給が需要を超える危機に直面している。
Keangnam Hanoi Landmark Towers、
Crown Plaza Complex、Handico Tower、EVN Towers等の
大規模の案件の完成後、市場は大きな供給を受けるため、
来年、オフィスビルの空きスペースの割合は、
20%以上に上がる可能性がある。
そのため、ハノイ市内のオフィスビルの賃借料は、
少なくてもこの18ヶ月は上昇しない、と考えられる。
また、現在の供給源が今後5年の需要に
充分に対応することができるかもしれない。
供給が余りすぎると、質の高い施設とサービスのあるオフィスを
選択する機会も増えることだろう。
賃借料が下がる一方で、
中心部のオフィスにはまだまだ高い人気がある。
Vneconomy.net 2010年12月1日