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2010年12月22日

都市開発問題と住宅建設用資金


建設省は、2009年人口と住宅に関する
調査報告を発表した。


その中では、2015年から2020年までの、
都市開発問題と、住宅建設用資金の調達問題について、
強く言及されている。

2009年4月1日の時点で、
ベトナム人口全体のうち、都市部に住んでいるのは、29.6%であった。
さらに15省市では、都市人口が全体の30%以上を占めている。
中央直轄都市5市のうち、
ホーチミン市 83.2%、Da Nang市 86.9%、
Can Tho市 65.8%である一方、
Ha Noi市 40.8%、Hai Phong市 46.1%に留まった。

他のアジア諸国と比べると、ベトナムの都市人口の比率は、
東南アジア11カ国中8位と、決して高くはない
ミャンマーの31%、タイの36%、インドネシアの48%、
フィリピンの63%、マレーシアの68%、ブルネイの72%、
シンガポールの100%に次ぐ形となっている。
ただ、都市人口は急増中で、年間平均3.4%増加している状況だ。


エリア別 住宅の割合


農村(%)都市(%)全国(%)
30平米以下9.1514.2610.64
30~44平米21.4715.8819.83
45~59平米19.8213.7318.04
60~79平米23.7717.9422.07
80~99平米11.5311.5711.54
100~119平米6.688.587.23
120~149平米4.296.885.04
150平米以上
11.175.6

面積別 世帯の割合


農村(%)都市(%)全国(%)
15平米以下1.654.042.38
15~24平米4.916.925.53
25~34平米8.867.018.3
35~44平米14.5810.0313.19
45~59平米19.8213.0917.77
60~79平米23.9317.4821.96
80~99平米11.6211.6711.63
100平米以上14.6329.7519.24

上記調査によると、
60~80平米の住居が都市、農村に関わらず、
大きな割合を占めている(約22%)。
25平米以下の世帯は8%に留まる一方で、
100平米以上の割合が最も多く、19%以上に達している(都市では30%近)。
これは貧富格差の拡大を表していると言える。

住居の所有については、
100%所有が92.8%を占め、借家が6.5%となっている。
借家で生活する世帯は都市では13.6%、農村では3.3%。

人口・住宅調査に基づいた、
2020年までの住宅に対するニーズと、
住宅建設に対する投資資金の調達ニーズは、以下の通りである。


住宅に対するニーズ


2015年2020年
面積人口面積人口
(100万 m2)(100万人)(100万 m2)(100万人)
全国1966.691.52408.396.4
都市   891.834.31303.845
農村1303.857.21104.551.4
注意:人口の予測は1989年から2009年までの人口増加に基づき計算
住宅に対するニーズは、2015年と2020年の,全国の住宅面積の目標による
(2015年:一人当たり21.5平米、2020年:人当たり25平米)

住宅建設に対する投資資金のニーズ

目標2015年まで2020年まで
投資総額(兆VND)22051767



InfoTV.net  2010年12月22日

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