ブルーチップ ベトナム投資ニュース

2003年の統計によると、ハノイ市民の30％が一人当たり3平米以下の
スペースで生活し、中心部の住民はさらに厳しい環境で生活している。
政府は市民に生活用の場所を提供できておらず、30％の公務員のみ
政府からアパートを提供されている。

伝統的な文化と生活する場所の確保が困難な状況のため、ハノイ市では
3世代・4世代が一カ所で暮らすのが一般的となっている。
毎年、ハノイ市では数百万平米のアパートメントが提供されているが、
販売価格は市民の収入をはるかに超えている。若年層家族の100％が
家を持っておらず、レンタルハウスか両親と同居している状態である。


多くの高層住宅マンションが沢山建設されているが、市民の重要にまだ対応できない状況である

分譲マンションについては一つのアパートメントが5億VND～15億VNDで
販売されており、中流階級でも長期にわたって貯金しないと購入できない。
新しく建てられた分譲マンションの隣で一部の市民が老朽化したアパートに
住んでいる。特にHong川沿いでは数十年前から竹で作られた家に暮らす
家族も少なくない。

International人材コンサルティング会社のECAが明らかにした最新報告書で
ハノイ市はアジアで41位、世界では217番目に土地の高い都市である。

現在の公務員用分譲マンションは1960年代と1970年代に建設された。
これらは強度の低い鉄筋が利用されているため、非常に老朽化している。
現在、これらのマンションは新たな分譲マンションに代わっている。


この様なアパートがハノイ市で沢山見かけられる

ハノイ市の主な道路は1990年および2000年に拡大されている。
ホテルや高層ビルが相次いで建設され、Thang Long団地、Ho Tay団地、
Dinh Cong団地、Bac Linh Dam団地などの大規模な団地が出現している。

最近、My Dinh地区では高層ビルが非常に早い速度で建設されている。
しかし、これらの新団地には公共のスペースや公共施設が不足している。
2008年に起きた大洪水ではMy Dinh地区が一番大きな被害に見舞われた。


多くの新住宅団地が誕生したが、高すぎるので多くの人が買えない

建設省の統計では1999年から現在までに、ハノイ市では164の住宅を
建設する計画が展開しており、使用する土地の面積は1,572ヘクタールと
なっている。低所得者対象のマンションも建設されたが、若い夫婦は買えない。
理由はこれらがまだ高価過ぎるからである。

アパートの価格は5億VND～15億USDで販売されている。月500万VND以上の
収入を得ている人が月200万VNDを節約できても、最も低価格なアパートを
買うためには節約を20年続けなくてはならない。