ブルーチップ ベトナム投資ニュース

10月1日にハノイ市で行われた
「ベトナム国民の高齢化対策」セミナーにおいて、
Nguyen Ba Thuy保険省次官が「ベトナム国民は
裕福になる前に高齢化する」と発言した。

1989年の人口調査結果によると、
高年齢の人口は全体の7.2％であったが、
この割合は2007年に9.45％、
2008年に9.9％に増加した（800万人）。
国連はベトナムの高年齢の人口が
2050年に26％に達すると予測した。

また、国民の高齢化のスピードも、アジア地域や他の多くの国より早い。
20世紀の80年代にベトナムの高齢者は
93万人（平均増加率が年間0.23％）であったが、
90年代には155万人に増加し（平均増加率年0.33％）、
21世紀初頭（2000年～2008年）には
高年者が186万に増加（平均増加率年4.3％）、
今後も引き続き増加すると予測される。

Nguyen Quoc Anh博士-人口計画総局情報センター所長は
「以前の予測では、ベトナムは2015年に高齢化社会になるが、
実際には、現在、2010年から高齢化する。」と述べた。

Nguyen Dinh Cu博士-国家経済大学人口・社会問題学院所長は、
現在、高齢者の73％が農村に住んでいるが、
そのうちの21％が貧しい生活を過ごしているという
驚くべき数値を発表した。

高齢者の16％～17％が年金を受給、10％が国の貢献によって
約10％の手当てを受給している。
Cu博士は「高齢者が徐々に増加していることで、
ベトナム国民の健康、社会福祉の保護の問題に
対策を講じなければならない」とした。

Do Khanh Hy博士-国家老人学院所長によると、
若年層は1979年の84.2％から2007年には39.2％に半減。
同時期に、高齢者が13.8%から14.5％に増加した。
これは、国民の高齢化が、出生率より早いことを表す。
若い人材が社会に貢献し、科学技術を改善、
サービスや経済を発展させる。


高齢化は60歳以上の高齢者の割合が増加し、
人口の10％を占めることである。
又は65歳以上の人が人口の7％以上を占めることである。

ベトナムにおいては、高年齢者の法令において
60歳以上の人が高齢者と呼ばれる。