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2011年07月15日

FDI調達状況が抱える問題


最近の半年間におけるベトナムへのFDI申請額は、前年の同じ時期を
割り込んで昨年の72.9%相当となっている。


計画投資省は投資環境の改善、投資活動の促進、外国会社のハイテク、
技術インフラ整備、教育、科学技術分野などへのFDI調達を見据えて
様々な計画を実施している。これから年末までの注意点は以下の通り。

①今年の6月末時点で実施されていないFDI投資額は1,300億USD。
そのうち、数10億USDに相当するFDI案件の実施が延期された。

2011年2月24日、Phu Yen省人民委員会はSama Dubai(UAE)グループの
巨大な投資計画に対する許可を取り消した。

工業団地、経済団地では面積の50%が空いている状況であり、投資案件が
少ない問題を早期に整理すべきである。

②2010年における省レベルの競争能力に関するUSAID(アメリカ開発機構)の
調査結果では、ベトナムで活動しているFDI企業21%相当の1,155社に対する
調査によると、「ベトナムで活動するFDI企業の規模が小さく利益も低い上、
外国企業の請負者が主なため、製品加工プロセスの中で価値が一番低い部分に
入ることしかできない。約5%のFDI企業が現代技術の分野で活動し、3.5%の
企業が財政サービス、高度な技能サービス分野などで活動している。

③USAIDの報告とVNCIの調査研究によると、66%のFDI企業が今後の2年間で
活動規模拡大の計画を持っている。それは年初6ヶ月の増資申請額に表れた。
70%の企業は市場拡大が決定的要素であると考えている。

これに対し、52%のFDI企業が他の国に投資することを検討した。その30%は
中国、10%がタイ、8%がカンボジアを選んでいる。FDI企業はWTOに加盟した後、
2007年以来ベトナムにおける投資環境と営業環境が積極的に改善されてきたが、
FDI企業とベトナム企業の差別について抗議している。これは輸出入手続きの
複雑性や賄賂の問題などが主である。


InfoTV.net  2011年7月15日

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