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ホーム > ベトナム投資メールマガジン > 第55号 『皮を切らせて骨を絶つ ~急がれる国営企業民営化~』(2008/12/31)

ベトナム投資メールマガジン

ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた
「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。

第55号 『皮を切らせて骨を絶つ ~急がれる国営企業民営化~』

★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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 ★目次 12月31日版
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 ▽アジアミル経済研究所
     [ 皮を切らせて骨を絶つ ~急がれる国営企業民営化~ ]
          [ 野菜水耕栽培 ~食の安全への取り組み~ ]
▽市場を読み解く [ 08年 ベトナム10大ニュース ]
 ▽トップニュース [ 09年 中小企業の倒産相次ぐか? ]
 ▽ヘッドライン   [ 経済・金融・不動産・VIETNAM企業 ]
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///// アジアミル経済研究所 ///// http://www.bcc-jp.com/member/asia/
 
 『 皮を切らせて骨を絶つ ~急がれる国営企業民営化~ 』
   http://www.bcc-jp.com/member/asia/20081228-1225.html(全文)
  国営企業の株式化は、ベトナム経済の市場経済化のため、WTO公約の重要施策である。
  しかしながら、抵抗勢力の存在等、なかなか進まぬ側面もある。

  1992年に開始された国営企業株式化策実施から16年。
  年240社、計3,786社が株式化を終えた。
  しかし、年々減少傾向(2007年150社、2008年6月まで34社)で、1,700社が未だ株式化されていない。
  (「起業フォ-ラム」新聞より)
  2010年7月1日までに、全国営企業の株式化という目標は未逹となる可能性が高い。

  阻害要因)1.法整備の遅れ 2.証券市場の影響 3.煩雑な手続き 4.抵抗勢力の存在
  (中略)
  “皮を切らせて骨を絶つ”
   国営企業の株式化は、一時的に見れば、自国利益の海外流出とも受け取られる。
   しかし、経済や社会の発展には、資本はもちろん、技術やビジネスチャンスなど、
   外国からの投資や支援が不可欠だ。
   今の痛みは、必ず大きなメリットとして、ベトナムに還元される。
   目先の利益にとらわれず、長期的視野が必要である。
  (中略)
  監督=関係官庁、経営=企業経営陣といった、役割・権限・責任を明確にし、
  公共利益と経済利益を追求する体制への変革を目指す市場経済にとって、
  当たり前のことが、今、ベトナムに求められている。

  “当たり前のこと“ これが一番難しいのであるが(笑)
  (タン)

 『 野菜水耕栽培~食の安全への取り組み~ 』
   http://www.bcc-jp.com/member/asia/20081229-2233.html(全文)
  
  生活レベルの向上や、食品への異物混入などを背景に、
  ベトナムでも食に対する安全意識が高まりつつある。
  最近、中国から流入する野菜も多い。
  中国産野菜のすべてに問題があるわけではないが、
  乳製品への異物混入事件の影響もあり、その信頼性は揺らいでいる。

  安全な野菜の安定供給を目指す
  ベトナムでも、低農薬、無農薬野菜への試みは始まっている。
  農作物の栽培を畑(土)で行うのではなく、水を流したユニット上で栽培する水耕栽培もその一つだ。
  <見出し>
   メリット1)低農薬化
   メリット2)土壌の影響を受けない
   メリット3)省力・省コスト化
   問題1)初期コスト
   問題2)栽培技術の確立
   問題3)付加価値・ブランド性
   解決策1)企業力の投入
   解決策2)官の取り組み
   解決策3)海外からの支援

  「野菜」をはじめとした「食」
  日々欠かせないものだからこそ、ビジネスとしても社会としても、取り組む意義は大きい。
  (フオン)


///// 市場を読み解く!~経済・証券・分析レポート~ ///// http://www.bcc-jp.com/member/analysis/

  『 08年 ベトナム10大ニュース 』
   http://www.bcc-jp.com/member/analysis/20081224-2144.html(全文)
  ベトナム通信社とベトナム放送局は、2008年のベトナム国内での事件や出来事、
  イベントなどで注目された「10大ニュース」を発表した。

  ・インフレ抑制、マクロ経済の安定
   ベトナム経済は、今年も高い成長率(6.7%)を維持した。
   政府の政策も功を奏し、状況に合わせて常に調整しながら柔軟に実施された。

  ・ハノイ市の行政範囲拡大
   ハノイ市の行政範囲拡大は、ベトナムの首都機能の急速かつ安定的な発展を確保し、
  「国の中核、政治・行政のリーダーシップ、文化・教育・経済・国際交流の中心的役割」として
   機能を果たすためでもある。

  ・自然災害や伝染病の発生
   自然災害の損害総額は約11.5兆ドンであった。特に、ハノイ市を中心とした北部各地では
   10月末と11月上旬に大雨があり、ハノイ市内は1週間もの間、洪水状態であった。(続)   

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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////

『 09年 中小企業の倒産相次ぐか? 』
 http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20081224-038.html(全文)

  中小企業はベトナムの企業全体の95%を占めるが、大部分の企業が経営困難に陥っている。
  多くの経済専門家によると、各中小企業は2008年の経営困難を経て、
  来年、状況はさらに厳しくなり、多くの企業が生産活動を中止、倒産すると考えられるという。

  ベトナム伝統商品生産村(伝統村)協会の報告によると、
  現在1,000万世帯のうち500万世帯で仕事が見つからず、
  重点経済団地における生産活動を中止した企業、倒産企業の数も増加している。

///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
  
  ・USD/VNDレート 突如引き上げ
   国家銀行総裁はUSD/VNDの為替レートを3%引き上げた。
   これにより、12月25日の銀行間平均為替レートは1ドル16,988ドンと
   前日より322ドン(2%高)となった。また、これに伴い各商業銀行は為替売買のレートを見直した。
   国家銀行がUSD/VNDの為替レートを、直接引き上げるのは、6月11日に続き、今回が2回目である。
  
  ・大多数の上場企業 会計検査契約未締結
   各上場企業は2008年12月31日までに会計検査会社と会計検査契約を締結しなくてはならない。
   また、各証券会社は会計検査契約締結と共に、年末の在庫商品を集計する必要がある。
   2008年12月31日以降に会計検査契約を締結する場合、一般経費の20%が付加手数料として追加される。
   しかし、上場企業の多くは、まだ会計検査を依頼していない。
  
  ・ベトナム輸出総額 増加
  ・越資産番付 首位はHAG社株主
  ・最低貸出金利 年8.5%に
  ・各保険会社 08年支払総額6.4兆ドン
  ・資金調達に関する証券発行要件を厳格化

[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
  ・VNDirect 倒産の噂を否定
  ・Agribank資産管理会社のIPO 10,521ドン
  ・OCBC VPBankの所有率引き上げ予定
  ・銀行システム内の金利急減

[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
  ・海外不動産案件 着工相次ぐ ハノイ市

[[ VIETNAM企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
  ・FPT 新社長就任へ
  ・企業債券 市場暴落の暗い影
  ・追加3社 700万株式発行可

             ★ ★ ★ ★ ★

◎編集後記
  ベトナム10大ニュースにもありますが、
  金融危機や大洪水に始まり、状況の変化は驚くものでした。
  世界不況の折、成長鈍化に危機を募らせるベトナムですが、
  それでもGDP成長率6.2%。09年、景気急上昇は見込めないでしょうが、
  日本ほどの停滞感は感じるほどでは無いでしょう。
  全くの余談ですが、移転したハノイ社宅の冷蔵庫から、
  ゴキブリが大放出したことは、08年の良い思い出?です。
  今年一年御愛読まことにありがとうございました。(森口)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 原 湯之上 吉田 HIEN HUONG THANG
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■ ベトナム投資.com http://xn--fdke7b4a8598c15uc.com
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