ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第60号『 今、銀行に求められるもの~経済の支え手として~ 』
|
★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★目次 2月3日版
----------------------------------------------------------------------
▽アジアミル経済研究所
[ 今、銀行に求められるもの~経済の支え手として~ ]
[ 潜むターゲットに攻撃を~オンラインゲーム市場~ ]
▽市場を読み解く [ 対越FDI 大幅成長の影に問題山積 ]
▽トップニュース [ 公定歩合 更に7%へ引き下げ ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融ニュース]
▽今日のハノイ [ ベトナムの一風景~私の過ごしたテト~ ]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
///// アジアミル経済研究所 ///// http://www.bcc-jp.com/member/asia/
『 今、銀行に求められるもの~経済の支え手として~ 』
http://xn--fdke7b4a8598c15uc.com/asia/20090202-1957.html(全文)
2008年前半の通貨引締対策は、インフレ抑制を成功に導いた反面、
不動産バブル崩壊の崩壊と、経済発展の停滞も同時に招いた。
「通貨流動性低下=貯蓄率が高まる」の構図は、銀行の収益を悪化させ、
中小企業を中心に資金調達が困難となる。
不動産バブル崩壊の危機感から、2007年後半ころから、商業銀行の多くは、
企業の信用保証枠融資枠の見直しや融資規定を強化するなど、リスク軽減に努めている。
だが、経済の血液ともいえる通貨の流通の担い手として、引締め一方では、ベトナム経済にとって、
特に中長期的には決して得策とはいえない。
銀行に必要なもの…(1)管理&能力(2)競争力の強化
政府に求められるもの…(1)法の整備と見直し(2)合理的な政策
(中略)
当然のことではあるが、当然のことをしっかり行いないと、金融の安定は見込めない。
パフォーマンスではなく、地道でコツコツとした努力が必要だ。
(調査分析部 ホア)
『 潜むターゲットに攻撃を~オンラインゲーム市場~ 』
http://xn--fdke7b4a8598c15uc.com/asia/20090202-2001.html(全文)
総人口の7割近くが15~64歳という若い国、ベトナム。
そんなベトナムの新たな娯楽として広まりつつあるゲーム市場は、
特に、若年層をターゲットとした、潜在的大規模市場として注目されつつある。
(中略)
インターネットの普及や教育現場への導入に期待が高まる一方で、
浪費癖を助長したり、生活リズムを乱すなど悪影響も懸念されている。
(中略)
(1)適切な管理…オンラインゲームの歴史は浅く、
現在、管理や規制のガイドラインはほとんどない。
企業は社会的責任を認識し、関係する行政機関は問題を把握し、
周囲の人々の理解と協力のもと、対策が必要だ。
(2)開発環境と人材の育成…ベトナムでは、ゲームコンテンツの多くは、
海外からの供給に依存している。ベトナム内では、開発側の人材も不足している
(中略)
市場も拡大傾向にあり、海外からの技術・投資の両面での支援も十分期待できる。
ややもすると、敵視しがちなゲームだが、敵(デメリット)と見方(メリット)を見極め、
問題を撃破したい。(調査分析部 フオン)
///// 市場を読み解く!~経済・証券・分析レポート~ ///// http://www.bcc-jp.com/member/analysis/
『 対越FDI 大幅成長の影に問題山積 』
http://xn--fdke7b4a8598c15uc.com/analysis/20090130-2244.html(全文)
2008年、外国からベトナムへの直接投資(FDI)が引き続き大幅に増加した。
2008年のFDI投資申請は総額640億ドル以上(2008年12月10日現在)に達した。
FDIは、外国投資法施行の1987年以降記録的に増加しているが、2008年は2007年の3倍をマークした。
こうしたFDIの急増は、結果的にベトナムの投資環境の不整備を明らかにしている。
また、こうした投資環境不整備が、新たな問題を引き起こす。それは、投資環境整備に対して
ベトナムが消極的であるという印象を外国に与え、翻ってそれがベトナムの投資資金調達力、
並びに投資資金の有効活用力を阻害する、ということである。(続)
※閲覧ID、パスワードは当社メールマガジンに掲載されています。
当社メールマガジンは、下記リンクよりお申し込み下さい。
https://f.msgs.jp/webapp/form/11192_moq_1/index.do
///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 公定歩合 更に7%へ引き下げ 』
http://xn--fdke7b4a8598c15uc.com/rule/20090130-1820.html(全文)
旧正月直前、国家銀行はベトナムドンの公定歩合を8.5%から7%に引き下げた。
これにより、市場の最高貸出金利は10.5%と昨年中頃の半分になった。
この1.5%引き下げ政策はインターバンク(銀行、ブローカー、通貨当局取引)の供給金利、
ディスカウントレート、貸出金利にも適用される。
結果、インターバンクの供給金利は年9.5%から8%、
ディスカウントレートが年7.5%から6%、貸出金利が年9.5%から8%にそれぞれ下がり、
預金準備率は、一年間で8.5%から3.6%に下がった。
上記公定歩合は2009年2月1日より実施される。(続)
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・外国人から見た2008年のベトナム経済
在ベトナム外国企業は、物価上昇や取引減少という問題に直面している。
専門家によると、2008年は経済状況が変動した節目の年となった。
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・銀行各社 債券取引活発
2008年は債券取引にとって大成功の年、と言われる。ただ、これは異常な年の特別なことである。
2009年には市場金利が調整され、低下傾向になるため金利が安定し、必然的に金利差も縮小する。
従って、債券取引は容易ではないだろう。
多くの銀行は今年の債券取引の利益目標を昨年の70%に置いている。
「金の卵が毎年あるわけではなく、物価も毎年20%上昇するわけではない。」
★ ★ ★ ★ ★
◎つれづれなるままにハノイ『 ベトナムの一風景~私の過ごしたテト~ 』
http://www.bcc-jp.com/member/column/20090202-1956.html(全文)
新春を出迎え、人々が集う、旧暦正月「テト」最大のイベントとも言える
このテトの雰囲気や習慣を、私のお正月生活を交えてお伝えしたい。
民族大移動
ベトナム人の多くは、テト(旧正月)期間を実家で過ごす。都会に住む人はもちろん
海外在住ベトナム人の“帰省”も、決して少なくない。
韓国や中華圏なども含めたアジアを中心とした、「民族大移動」というわけだ。
そこには、先祖も“参加”する。旧暦12月30日に簡単な儀式(法要)を営み先祖を迎える。
古くから今に伝わる、ベトナムの文化だ。
(中略)
ベトナムのお正月にバインチュンやお餅は欠かせない。
バインチュンとは北部の家庭で作られるベトナム式チマキのこと。
(中略)
言い伝えによるとバインチュンやお餅の形は「丸い天、四角い地」を示すという。
そんなことを思い出しながら、バインチュンを先祖を迎えた祭壇に供えた。
(中略)
子供にとっての大きな楽しみはなんといってもお年玉だ
お年玉には「幸運をあげる」という意味もある。
私も、父と母から貰った。いくつになっても子供・・・ということだ。
ベトナムの諺に“木には根があり、川には源がある”というのがある。
テトを家族と共に過ごして、その諺の意味する、古くから伝わる文化や習慣の大切さや
家族や人々の暖かさと大切さを、しみじみ感じた。(翻訳部 ハン)
◎編集後記
このメルマガ発行はもちろん、当社の業務のほとんどは、
ベトナムと日本との合同で行われている。
そんな私たちの業務は、インターネットやメール、無料通話サービス等、
ITシステムにバックアップされ、成り立っている。
しかし、それらはあくまで「ツール」であり、本当に力を発揮するのは、
なんといっても、日ごろのコミュニケーション&チームワークだ。
本日、編集長ダウンため、いろいろな方、ITインフラに助けられ、
代打の私が仕上げました。
人、インフラの大切さをしみじみ感じた編集作業でした。(湯之上)
-----------------------------------------------------------------------
■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 入道 湯之上 吉田 HIEN HOA PHUONG
■ ベトナム投資ニュース http://www.bcc-jp.com/member
■ ベトナム投資.com http://xn--fdke7b4a8598c15uc.com
■ 本メールマガジンバックナンバー http://www.bcc-jp.com/mm/
※本資料に記載された情報の正確性・安全性を保証するものではなく、
万が一、本資料に記載された情報に基づいて皆さまに何らかの不利益を
もたらすようなことがあっても、一切の責任を負いません。
※このメルマガの送信元アドレスは配信専用です(返信できません)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C)2008 Blue Chip Consulting Co., Ltd. All rights reserved. |
|
|
|