ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第61号『 流通インフラを確保せよ 』
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★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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★目次 2月10日版
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▽アジアミル経済研究所
[ 流通インフラを確保せよ ]
▽市場を読み解く [ 2008年 注目のM&A案件 ]
[ VND/USDレート 年末の行方 ]
▽トップニュース [ ベトナム経済 経済目標いずれも黄信号 ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融ニュース]
▽今日のハノイ [ 大家さん、家に入らないでください ]
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///// アジアミル経済研究所 ///// http://www.bcc-jp.com/member/asia/
『 流通インフラを確保せよ 』
http://www.bcc-jp.com/member/asia/20090209-2219.html(全文)
世界一の潜在的規模を持つ、と言われるベトナム小売マーケット。(出典:AT Kearney・米)
消費者所得が向上し、消費拡大が続く中に、問題とビジネスチャンスが存在する。
最近では、高級ブランドや人気の高い海外アイテムたちが、
経済的余裕を持ちつつあるベトナム人の、消費意欲をくすぐり始めている。
だが、国内で入手できる品数は限られ、価格もかなり高価だ。
消費者はインターネットを通じて、海外ブランドの購入を検討するのだが、
そこで、いくつかの問題に直面することになる。
ひとつは、ベトナムではクレジットカードがあまりメジャーでないということ。
もうひとつは運送・流通の問題だ。
(中略)
ベトナム内の物流システムは、十分に整備されているとは言いがたい。
商品到着の遅れといった時間のロスや、商品の紛失といったリスクがかなりの高確率で存在する。
(中略)
ビジネスの実現には(1)消費者へのサービスPR(2)商品の受発注処理や決済システムの構築
(3)商品の物流ネットワークの確保といった、多岐にわたるリソースが必要であり、
資金力はもちろんノウハウが要求される。
後は、資金調達はもちろん、顧客獲得には、一企業としてはもちろん、
業界全体としての「信用力」が大事である。
もちろん、社会全体になじみの無いビジネスだけに、「信用」と一口にいっても、一朝一夕には無理だ。
だが、ベトナムという流通の未発達な国で、そのイニシアチブが取れれば、
未来は輝きに満ちていることだろう。
(調査・分析部 タン)
///// 市場を読み解く!~経済・証券・分析レポート~ ///// http://www.bcc-jp.com/member/analysis/
『 2008年 注目のM&A案件 』
http://www.bcc-jp.com/member/analysis/20090204-2311.html(全文)
1月19日に発表されたPricewaterhouseCoopers (PwC)の最新報告によると、
2008年のベトナムでのM&Aは146 案件で、2007年から26%増加した。
ただし、取引総額は10.09億ドルで、2007年の17.19億ドルより低い。
Stephen Gaskill-PwCホーチミン支店サービスコンサルティング社長によると、
2008年は大規模の案件の成長率が低く、国営企業の民営化が消極的であったことと、
2007年の大規模案件が全て民営化されたばかりであったことが関連しているのだという。
(中略)
最新の規定の変更によると、多くの分野ではM&A活動を通じて、外国所有率が100%になると予想される。
Gaskill氏は、小売分野がM&Aの中で一番活発に行われると予測している。(続)
『 VND/USDレート 年末の行方 』
http://www.bcc-jp.com/member/analysis/20090207-237.html(全文)
VND/USDレートは現在、上昇傾向にあるが、今後どのように変動するであろうか。
(中略)
ベトナム経済を支えるのは輸出である。輸出はGDPの70%を占め、また、アメリカが
ベトナムの最大輸出市場である。
しかし、2009年輸出額増加率は昨年より急減すると予想される。(昨年:29.5%増、今年:13%増)
アジア各国からの輸入額は急速に増加するだろう。これによる貿易赤字を抑制するため、
為替レートの調整が一つの手段として使われる可能性がある。(続)
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 ベトナム経済 経済目標いずれも黄信号 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20090204-2316.html(全文)
ベトナム経済は1月も複雑に変動した。波乱が予想される一年間を前に、
安定した発展目標を維持するためには、かなり尽力する必要がある。
(中略)
2009年1月の工業生産価値が大きく減少したことにより、この危機はより明確となった。
この18年間、ベトナム工業生産価値は急速に発展し、常に10%以上の成長率を維持していた。
ここにきて、工業生産価値が前年同期比‐4.4%となり、去年12月から‐8.6%となった。
これは急成長終了を告げる危険信号であり、今年の工業生産衰退を警告している。
長年、工業生産の大幅成長は、経済の中でも大きな割合を占めていたため、
工業生産の衰退は経済全体の成長の引き下げに直結する。その他、工業生産分野は
大人数の労働者を雇用していたため、失業率が増加し、安定的な発展と社会福祉にも
影響を与えることが懸念される。(続)
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・ ベトナムドン 切り下げ不要
ズン首相は政府会議(2月4日開催)で、ベトナム政府は市場原理に則って為替レートを運営し、
まだベトナムドンを切り下げる必要はないと確認した。
・1月 対越外国直接投資申請額 前年比-88%
今年1月の外国投資申請総額は2億ドルに留まり、去年1月の17億ドルをかなり下回った。
その他、新期外国投資申請総額も前年同期比‐82%、多数の案件は、小規模のものに留まっている。
・問題山積 ベトナム海運分野
近年、ベトナム海運分野は大きく発展した。船舶の種類や数、品質の面で急速に上昇し、
北アメリカ、南アメリカ、欧州、西ヨーロッパ、西アフリカ等の新市場を開発した。
しかし、目前にはまだ様々な問題がある。
・ベトナム経済 経済目標いずれも黄信号
・下げ止まり見えない ベトナム証券市場
・ベトナム証券市場 大規模ファンドの注目を惹くには?
・カンボジア・ベトナム国境間 特別経済地区開設
・分野別 世界的経済危機の影響
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・ 3証券取引所 2008年企業の営業成績
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◎今日のハノイ 『 大家さん、家に入らないでください 』
http://www.bcc-jp.com/member/column/20090210-1124.html(全文)
ハノイの新居(アパート)のベランダにはベトナム特有の祭壇?があり、
水、花、線香がいつも供えられている。
今日は、その花がいつも生き生きしていることから始まった一騒動。
私: 家に入らないでください
大家: 契約書にスペアキーを持つと書いてある
私: ~確認(10分)~ そんなこと、書いてない… 書いてないですよ!
大家: 家の中のトラブルを監視するのは大家の仕事
私: トラブルとは?
大家: 火事、水漏れ、漏電、その他…
大家: ベトナム信仰とその意義に関して(30分超)
…その後の経緯…
鍵の変更:契約書の変更(火災や漏電は、我々の責任を明記)
契約期間(1年)後には、退出してもらう
感想:ただ、家に入って欲しく無かっただけなのに。
大家の力が強いとは知っていたが、この件に限らず、不条理が多すぎる。
結論:ベトナムですから… (大木)
◎編集後記
毎年、2月になると大きな風邪を引いてしまいます。
もうここ5年くらい同じパターンなのですが、今年もその罠にはまってしまいました。
こうなってくると、自分が「2月に風邪を引く」という暗示にかかっている気もしてきます。
世間では暖冬が叫ばれていますが、決して「暖かい」わけではないので、
気を引き締めて、乗り切っていきたいところですね。 (森口)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 入道 原 湯之上 吉田 HIEN THANG
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