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ホーム > ベトナム投資メールマガジン > 第65号『 状況証拠と数字の“まやかし”~懐浅い経済構造~ 』(2009/03/17)

ベトナム投資メールマガジン

ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた
「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。

第65号『 状況証拠と数字の“まやかし”~懐浅い経済構造~ 』

★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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 ★目次 3月17日版
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 ▽アジアミル経済研究所
           [ 状況証拠と数字の“まやかし”~懐浅い経済構造~ ]
           [ VN人との働き方~VN人が評するVN国民気質 ]
▽市場を読み解く [ 証券市場 引き続き下落傾向 ]
 ▽トップニュース  [ 貸出金利優遇制度 手続き順次開始 ]
           [ 2009年ベトナム貿易政策 ]
 ▽ヘッドライン   [ 経済・不動産・金融,ファンド・VN企業ニュース ]
 ▽今日のハノイ  [ ベトナム セレブの条件ベスト10 ]
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///// アジアミル経済研究所 ///// http://www.bcc-jp.com/member/asia/

  『 状況証拠と数字の“まやかし”~懐浅い経済構造~ 』
   http://www.bcc-jp.com/member/asia/20090317-754.html(全文)

  政府の景気刺激策を受け、2月末から一部の銀行金利が上昇を始めたが、
  企業側に劇的な変化が起こったようには見受けられない。
  ・不動産賃貸と需給関係
  ハノイでは2年前に比べて家賃が15~20%下がっているにも関わらず、
  オフィスの空室が10%を超えた。しかし、大企業が借用スペースを縮小、
  中小企業は家賃の安い郊外へ移る中、
  更に建設計画だけは着々と進み、供給量は今後も増え続ける予定だという。
  (中略)
  ・実質大幅な貿易赤字
  09年1~2月輸出 9億1,800万ドル(2億9,400万ドル貿易黒字)
  理由 好調すぎる金輸出が作り出した“まやかしの数字”
  実質 金輸出除外後 6億4,500万ドル貿易赤字
  (中略)
  ・懐の浅さ
  中長期的な経済発展には、人材育成、裾野産業開発は必須である。
  バイク関連以外の製品の国内生産が極端に少ない“ベトナム”。
  高度な工業基幹製品を輸入せざるを得ないならまだしも、
  製品を包装するビンや缶まで輸入している現状には、閉口する。

  ベトナムが国際的な競争力を持てる分野、持ち続ける事ができる分野はそう多くはない。
  人件費の安さ、若年労働力がメリットとされる今のうちに、工業技術・経験を積み上げ、
  人材と裾野産業の育成。産業集積地としての機能を持ち、輸入赤字を減少させる。
  “敵(国際社会)を知り己(自国の強みと弱み)を知る“ことが、
  安定した経済発展を見込める礎となるだろう。(森口)

  『 VN人との働き方~VN人が評するVN国民気質 』
  http://www.bcc-jp.com/member/asia/20090317-800.html(全文)
  
  海外で働いていると、その国の国民性について思うところが多々あるが、
  それでは自国として、ベトナム人自身は彼らの国民性をどう見ているのか。
  現地社員のアンケートを基に、彼らと共に働くポイントを探してみたい。
   
  ・勤勉な姿勢に潜むプライドの高さと頑固さ
  上司からの指示や担当セクションの仕事に対して真摯に取組む姿は「勤勉」というに相応しい。
  しかし、自分の能力以上の仕事に対しても「できません」という態度は見せずに引き受け、
  相談・報告なしに、結果できなかった、という事態は珍しいことではない。
  能力不足を認めない「プライドの高さ」があるので、「勤勉」を過信してはいけない。
  また、自分の価値に相当しない仕事(買出しや掃除)はやらない「頑固」さがある。
  「いいからやれ」「上司の言うことを聞け」という日本のやり方は、反感を買うだけである。
  ・学習能力・理解力の高さの裏にある受身体質と個人プレー
  ・「本音か建前」か、見極めるべき「親切」さ
  ・法律を守るよりも自分の身を守ること
  ・ベトナム人と働く留意点
   (1)SCOPE OF WORK(仕事の範囲)明確化
   (2)標準化
   (3)敬意

  自分の利が害されると、常識では考えられない理不尽な要求をしてくるので、
  確固とした文書での証拠(口約束も効力を発する例があるので、完全防御ができる
  ベトナム語訳された契約書)が不可欠。「法律を無視する」国民といえども、最後の頼りは法的証拠である。
  海外での仕事はハプニングがつき物。マニュアルよりもアドバイスよりも、最も大切なのが、
  度重なるカルチャーショックに“負けない心”であることは言うまでもない。
  (福田)

///// 市場を読み解く!~経済・証券・分析レポート~ ///// http://www.bcc-jp.com/member/analysis/

  『 証券市場 引き続き下落傾向 』
   http://www.bcc-jp.com/member/analysis/20090310-727.html(全文)

  市場が良くならない原因は、先週、世界中の証券会社が一挙に下落したことに加え、
  外国投資家が引き続き大量の株式を売却しており、先々週末、株式購入した多くの投資家が
  利益を実現化するために大量に株式を売却したためである。

  株式売却した投資家は、株価のさらなる下落を待つため、市場への資金と購入需要を減少させている。
  今後市場が変動し、VN-Indexが250ポイントに上がれば、多くの投資家が株式を売り出し始める。
  (中略)
  市場の暴落は不透明さも原因であり、リスクの高さから、投資家は積極的に市場に参加しなくなっている。
  さらに、外国投資家の換金も国家証券委員会の管理能力を超えてきている。

  取引量を大きく減らすことにより、市場の流動性が更に弱まる可能性が高く、
  状況の悪化は避けられそうにない。


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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////

  『 貸出金利優遇制度 手続き順次開始 』
   http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/20090305-008.html(全文)

  現時点で、ベトナム信用機関80社のうち、22社(約27.5%)が
  ベトナム開発銀行(VDB)と資金貸出・信用保証契約を結んだ。
  (中略)
  ベトナム開発銀行Can Tho-Hau Giang支店は、資金貸出優遇制度の実施を始めた。
  貸出規定を各企業、労働組合に通知し、15社の商業銀行と契約を結んだ。
  現在までに、31社の企業と労働組合に対して、手続きの案内を通知したが、
  申請書類が受理されたのはそのうちの4社のみ。しかもそれらの書類も不備が見つかり全て返送された。
  この主な原因は、多くの信用機関がVDBと具体的な資金貸出条項に関しての
  交渉が終了していないためである。(続)

  『 2009年ベトナム貿易政策 』
   http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20090312-015.html(全文)

  今後、ベトナムの貿易促進政策は国際社会により広く深く参入していくため、
  また安定した発展を確保するため、様々な変更の必要に迫られている。
  (中略)
  ・WTO加盟に基づく輸入税引き下げ
   ベトナムは輸出入税の減税を行い、輸出需要や国内の需要に結びつけたいと考えている。
   ベトナムは今後5年から7年後の間に、輸入税の平均税率を17.5%から13.4%に下げる予定だ。
  ・税関の壁を撤廃
   ベトナム貿易促進政策によって、輸入量の制限、輸入許可の発給等の税関手続きを排除する予定。
  ・管理能力の向上
   また、人間や家畜などの健康と環境を保護するため、WTO規定に基づいた衛生管理の向上に努める。(続)

///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
  ・年初2か月 国内消費は増加
   国際経済危機の影響でベトナムの輸出製品に対する需要が減少しているため、
   輸出製品の製造企業は、労働者解雇、或いは倒産の危機に直面する。
   ただ、ベトナム国内の消費需要はさほど減っておらず、国内は経済危機というほどではない。
   これは、投資のバランスが取れていないことを示している。

  ・米 越産ドラゴンフルーツ輸入停止
   アメリカは、ベトナム産ドラゴンフルーツの輸入を停止した。
   原因はアメリカの輸入基準を、十分に満たしていなかったことによるもの。
   (中略)今後、アメリカ側は企業代表団をベトナムに派遣し、
   ドラゴンフルーツの衛生安全、放射、検閲について監査、管理を行う予定。

  ・FDI 急減の恐れ和らぐ
   年初45日間で新しく申請したFDI総額は60億ドルであり、
   それによりベトナムへのFDIの急速減少の可能性に対する恐れが多少緩和した。
   計画投資省外国投資局長は、「現在まで、我々は外国側からベトナムへの
   FDI実施の中止、延期に関する連絡は受けていない。彼らは今もベトナムへの
   投資チャンスを探している大規模投資家は徐々に増えているはずだ。」と話した。
 
  ・国債3億ドル 月内発行へ
  ・2009年ベトナム貿易政策
  ・アジア 金融危機で50兆ドル損失
  ・公衆会社職員 自社株購入流行か
  ・観賞魚 輸出総額1,000万ドル
  ・ホーチミン市にICチップ工場建設へ
  ・北部湾岸の経済団地開発費 2020年迄に500億ドル
  ・ベトナムコカ・コーラ 広告予算3倍に
  ・減り続ける外国観光客
  ・急がれる裾野産業開発
  ・2月の工業生産総額 1月比21.6%増
  ・金鉱山の開拓許可発給で観光分野への投資呼びかけ
  ・アセアン 経済連携コミュニティーへ

[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
  ・Da Nang市 年内に6か所のリゾート開発
  ・Cam Ranh観光地へ投資呼びかけ

[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
  ・銀行株式 未上場市場で一部大人気
   未上場市場の長い経験を持つ投資家によると、今年2月末からKien Long Bankの株式を
   大量購入しているが、1週間を費やしても予定数が買えない状況となっている。
   (中略)銀行株式は「今が買い時である」というのが、大半の考えである。
   Eximbank株式に関しては、今年中に同行が余剰資金を配分した場合、
   投資家はかなりの利益を得られることになる。
  ・公衆投資ファンド 赤字続き
  ・債券売買 静かなブーム
  ・短期預金金利 引き上げ傾向強まる
  ・貸出金利優遇制度 手続き順次開始

[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
  ・Vietnam Airlinesのアメリカ直行便開設 再度延期
  ・企業サーベイ:  25%が倒産危機に直面
  ・Petro Vietnam 財政投資ファンド設立申請
  ・ベトナム企業 ラオスで10億ドルのゴルフ場建設

             ★ ★ ★ ★ ★

◎『 ベトナム セレブの条件ベスト10 』
  http://www.bcc-jp.com/member/column/20090317-751.html(全文)
  
  女性社員5名による、ベトナム・セレブの条件ベスト10

  1、3階建て以上の家を持っている
  2、車を持っている
  3、電化製品がそろっている
  4、毎日エステ
  5、マナーが良い
  6、服装
  7、別荘を持っている
  8、毎日ご馳走
  9、よく旅行をする
  10、ブランド品を持っている

  日本だと、住居の場所や車種があげられるかも知れませんが
  毎日エステやブランド品などは女性ならでは、国を問わないのかも知れません。
  2、3あたりは昭和の匂いを感じますね。

  カムリやレクサスをよけながら、野菜を担いで売り歩いている女性たち。
  貧富の差は大きいですが、活き活きとした彼女たちにベトナムの活力を見ます。
 (福田)

  
◎編集後記
  星占いで思わしくない順位だったとき、いつもより注意を払うようにしています。
  運が悪いから何が起きるか分からないぞ、というふうに。
  でも気をつけていても失敗するのが運の悪さというものです。
  今日はシュレッダーを倒してしまい、足の甲を強か打ちました…。
  幸いだったのは、怪我をしなかったことか、事務所に他の人がいなかったことか。
  いずれにしても、せっかく予告してもらってるわけですから、
  できるだけ危険は回避していきたいものですね。(森口)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 入道 原 湯之上 吉田 HIEN HA
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