ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第74号『 ベトナム役所の実態とその対応策 』
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★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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★目次 5月19日版
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▽(株)VN総務部
[ ベトナム役所の実態とその対応策 ]
▽市場を読み解く [ ベトナム証券市場PERは果たしていくらか ]
▽トップニュース [ 現状の GDP成長率予測 当初計画を下回る ]
[ 外貨購入危機 ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融,ファンド・VN企業ニュース ]
▽今日のハノイ [ 大雨・洪水・仕事 注意報! ]
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///// (株)VN総務部 /////http://www.bcc-jp.com/member/bccvn/
『 ベトナム役所の実態とその対応策 』
http://www.bcc-jp.com/member/bccvn/20090517-1649.html(全文)
ベトナムでの役所対応に苦労する日系企業は少なくない。
当社の業務の1つに役所対応があります。労働許可書発行手続きの対応時、
ベトナム外務省 領事局での出来事を記すと共に、役所対応のコツを伝授します!
目次
(1)背景
・領事局に行く目的
・領事局に来る人たち
・役所の対応とその現状
・不親切な対応=賄賂の発生
領事局の担当者の態度に対して、多くの人は不満を持っている。
「何でこんな小さい作業でやり直しさせたか」とか「必要な書類が揃っており、
対応可能なはずでは…」などの苦情は後を絶たない。外国人だけではなく、
ベトナム人であっても一揆触発といった状況も良くある。
これが、ベトナムの役所である。それが賄賂を発生させる。
政府決定事項通りでは、あれこれ理由を付けられ、ライセンス発給等に多大な時間が掛かる。
この時、少し賄賂(お礼)を出すとスムーズに事が進む。
これが積もり積もって、今では“役所文化“になってしまった。
(2)解決策と対応策
・事前準備
・窓口業務留意点
・賄賂の渡し方
(3)まとめ
・急がば回れ
・役所文化を理解する
1.ベトナム役所の現状を正しく把握し、対処してください。少なくとも、私は、
役所から公表されている掲示ルールを読む込むことで、数々の役所対応を処理できました。
2.賄賂を貰うために、役人は小さいミスでも見落さない。
“いちゃもん”を付け書類を返却。役所は説明責任を果たさない事、理解すべきです。
・理不尽さは無くならない
ただし、役所特有の理不尽さは残るので、くれぐれも上記が全てでない事もお知りおきください。
(Hong)
///// 市場を読み解く!~経済・証券・分析レポート~ ///// http://www.bcc-jp.com/member/analysis/
『 ベトナム証券市場PERは果たしていくらか 』
http://www.bcc-jp.com/member/analysis/20090512-515.html(全文)
HOSEは、2009年5月7日のニュースレターで、市場の最大時価総額を持つ50社のPERの平均は15.47倍としたが
ほかの計算方式ではPERは24.9倍である。
(中略)
ベトナムのPERは中国やタイ、その他のアジア新開発市場とよく比較される。しかし、
市場のPERの計算方式には様々な方式があり、調整する項目も多く、方式が統一されずに計算されたPERは
比較してもその結果に説得力はない。
また、外国機関もベトナムのPERについて発表するが、計算方式を明示しないため、
発表した数字の持つ意味はさほど重くない。そして、それらの機関の顧客および投資家を
「迷子」にしてしまう可能性すらある。(続)
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 現状の GDP成長率予測 当初計画を下回る 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20090515-2324.html(全文)
CIEMの発表では、09年のベトナム経済発展に関して、最も楽観的な予測をした場合、
GDP成長率は5.56%になる、としている。これは、国際経済がこれ以上悪化しないことと、
国内の投資環境が、外国投資家にとってまだ魅力的であることが、必要な条件となってくる。
具体的には、ベトナムの主力貿易先であるアメリカ、日本、中国、アセアン各国のGDPの成長率が、
1%以上を達成することが求められる。加えて、世界中の原油価格が-45%、
資材価格が-20%、農産物価格が-15%以上となることも必要となる。
(中略)
これらの予測は、国際経済の状況や国内経済に対して非常に楽観的に見た場合であるが、
それでもGDP成長率は計画を下回る、と見られている。
(中略)
CIEMは、これらの予測を基に、国会、政府がGDP成長目標を慎重に検討した上で、
2009年の経済社会開発計画を調整する必要があるとの考えを示した。
特に、前年に比べ今年も続くインフレの高騰、依然高い輸入超過額、
これらの状況が短期間で改善することは困難である。(続)
『 外貨購入危機 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20090515-2333.html(全文)
多くの企業が外貨購入に、平均7日~14日待たされる状況となっており、
企業によっては、社員からUSDを購入せざるを得ない状況も発生している。
(中略)
外貨の購入が断られた唯一の理由は、銀行の供給源不足である。
各銀行は外貨供給が困難な状況になっている。多くの企業や一般客は銀行に外貨を売却せず、
VNDを借入するためにUSDを担保にした。VNDの借入は、金利支援制度を受けられるためである。
年初4ヶ月で経済全体の資金貸出成長率は11.6%。その中で、外貨の貸出成長率は2.5%減となったため、
外貨の購入需要は急速に増加した。
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・ベトナム米 直接アフリカに輸出予定
計画が実現した場合、ベトナム産お米は高い価格で輸出できる一方、
アフリカの消費者はそれを安く購入することもできる。
アフリカの市場に流通する米の20%~25%はベトナム産の米を輸入したものである。
・4,400MW規模の電力センター工事開始
外国企業がベトナムに投資する理由の一つとして電気代が安いことが挙げられる。
ただし、時に電力不足が発生し、生産に影響が出ることもある。特に、気温が高く降水量が
少ない夏季は、電力使用量もピークを迎え、電気不足のシーズンだとも言える。
この時期になると、PVNが電力をいくら提供しても不足する状態である。
・課題多きベトナム旅行事業政策
・外貨購入危機
・インドの対越投資 依然攻勢
・米大企業 不況でもベトナム進出意欲旺盛
・現状の GDP成長率予測 当初計画を下回る
・VNPT売上、45兆ドン以上
・現在旬な業種は小売分野?
・国際貿易開発連盟会議(UNCTAD)報告書
・ハノイ 需要拡大に10億USDを拠出予定
・2兆VNDの国債入札 間もなく実施予定
・公衆証券会社にUPCoM取引所への上場呼びかけ
・課題を抱えるハノイの交通事情
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・最低20社の上場企業、上場場所を変更
HOSEに上場している177銘柄中、44社は800億ドンの資本金を満たさない為、
引き続きHOSEで上場する事ができなくなる。 各会社の株主総会の情報によると、
20社は上場場所を変更することを決定し、18社は増資計画を立案した。
・対越投資ファンド 回復傾向強まる
・証券会社における人材入れ替え
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・ EVN Telecom 09年民営化予定
・Thien Long文房具株式会社 対日輸出開始
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◎『 大雨・洪水・仕事 注意報! 』
http://www.bcc-jp.com/member/column/20090518-2157.html(全文)
スコール、洪水、街中をボート…イメージ オブ 東南アジアの雨季。
ハノイは今月から9月までが雨季。先日も突然の大雨で、主要通りの所々が水没。
即席の池を前に立ち往生するタクシーやバイク。
商談に遅れそうな私たちは故障をしたら弁償すると、いやらしくも札束を見せ「池への直進!」
運転手を説得。
いつもなら10分で行ける市街地へも、小一時間かかる始末。
数件の商談はこなせたもののキャンセルせざるを得ない件も。
オフィスへ戻ると、カーペットが変色。そう、雨水。雨漏りではなく、壁から染み出ている様子。
幸い電気器具や書類はなかったので実質的な被害はなかったものの、大家を呼び修理を依頼。
興味深々に集まってくるベトナム人スタッフ。数回に渡り、約1時間を要した「水浸しチェック」に
仕事も一次中断。
キャンセルせざるを得ない商談の数々、故障する車やバイク、高い”水浸し”リスクのオフィス、
かかる時間と経費…
大雨、JR停止で騒いでいた東京OLとしては、
文句よりも先に、始めての状況下”サバイバル”に必死。
風が吹いて儲かる桶屋もいるであろうが、そんな悠長なことを言っている場合ではない。
都市部のインフラ未整備、国の成長の足かせになっているのは否めない。
不慮の事態、ハノイ雨季初体験の皆様、ご注意あれ。(福田)
◎編集後記
実家が車を買い替えるというので、興味本位で同行してきました。
やはり不況の煽りをまともに受けて、つらい状況にあるようで、
あまり出回らない車種の試乗車両などは、削減する傾向にあるのだと、
担当さんが言っていました。販売促進目的の車両まで手放さざるを得ないとは…
新聞紙面には出ない、不況の一端を肌で感じた休日でした。(森口)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 原 福田 湯之上 HIEN HONG
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