ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第84号『 “ECO”から見る“仕組み化”を~仕向けることでの日系企業の現地化~ 』
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★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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★目次 7月28日版
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▽(株)VN総務部 [ “ECO”から見る“仕組み化”を~仕向けることでの日系企業の現地化~ ]
▽トップニュース [ 2018年までのベトナム経済展望 ]
[ 国営企業の土地利用は無駄だらけ! ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融,ファンド・VN企業・外国企業 ]
▽今日のハノイ [ ドラゴンフルーツ輸入間近 ]
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///// (株)VN総務部 ///// http://www.bcc-jp.com/member/bccvn/
『 “ECO”から見る“仕組み化”を~仕向けることでの日系企業の現地化~ 』
http://www.bcc-jp.com/member/bccvn/vn_04/20090728-753.html (全文)
経済成長著しいベトナム。かつての日本がどうであったように環境よりも開発、成長最優先。
当然、汚染も顕著。先進国の援助もあり、環境への対策は大きく報道されているが
国家の取組みと日々目にする庶民のくらしには相当な差が感じられる。
(中略)
ごみ埋立地約70%の埋立量は全国基準10倍、先日も購入した土地をごみ埋立地として利用、
不法に商売をしていたベトナム人夫婦が警察の捜査を受けた。
(中略)
・倫理と知識、そして国民性
(1)ゴミの分別や節電等、エコに対する知識がない。
(2)活動ごともイベント的で、意義が浸透していない。
(3)幼いころからの環境ゆえ、それを問題視する価値観がない。
・“公共の福祉”意識の絶対的不足、道徳観の欠如
小学校では毎日掃除の時間があり、公共トイレには「きれいに使いましょう」と張り紙がしてある、日本。
汚してはいけない、という道徳観が昔から知らずに養われているのに対し、ベトナムでは
その倫理が欠如しているに加え、適切な知識がない。加え、個人主義が強いという国民性、
公共への意識は乏しい。
・効果的な環境改善へむけた仕組み化を
道徳教育、知識形成の為の、3R活動(リデュース、リユース、リサイクル)。
法整備による不正罰則強化。しかしながら、これだけでの環境対策では問題改善は不可能である。
(続...)(福田)
///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 2018年までのベトナム経済展望 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20090725-804.html (全文)
Bussiness Monitor International -BMI(イギリス)は
「2009年第3四半期のベトナム状況及び2018年までの発展展望」の報告を発表した。
■法律面
現在、ベトナムは各関係法律の改善を図っているが、ベトナムの法律はまだ複雑で透明性が不足、
独立性に関する懸念があると言われている。裁判の体制はビジネスの紛争を解決できる力
(取引契約の片方が外国側である場合は特に)を充分に持っていない。
■知的所有権
2006年にベトナムは新しい知的所有権法を発行した。その中では政府関係機関が
知的所有権と関係する活動を管理する責任を有すると規定したが、
ベトナムにおける知的所有権法の実施の有効に対する懸念がある。
■汚職と行政手続きの複雑さ
2008年の国際透明性評価機関の評価によると、ベトナムは調査対象の180カ国の中で121番。
汚職を抑えるための一番有効な方法は、民間及び外国投資家の投資申請に対する受付窓口を
「一つ」にすることである。(続)
『 国営企業の土地利用は無駄だらけ! 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20090720-2337.html (全文)
ホーチミン市が国営企業の土地利用状況を調査したところ、
数百ヘクタールの土地が使用されない、又は目的通り使用されていない状況であることが、
明らかになった。
(中略)
このムダの原因は土地の管理体制にある。まず、以前、国は国営企業に対して、土地を無料で提供していた。
このため、国営企業セクターが保有している土地面積は膨大だ。現在の規定では、企業側が
年間の土地使用料の規定価格の0.2%を国に納めることになっている。
(中略)
この浪費を解決するためには、政府は地方自治体に決定権を渡す必要がある。
例えば、中央政権により土地使用権を得た土地の回収権限等だ。
国営企業セクターは今後、自力で活動し、発展していくことが求められる。
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・外国への投資は多様的なチャンス
ベトナム企業は経済危機の中、柔軟な投資チャンスを利用している。
ベトナム企業の財政力も良いと評価されている。
特に、アメリカ市場はベトナム企業にとって一番の投資注目地になっている。
不動産、ホテル、観光、水産加工等の案件が多く出ている。
・世界で最も米ドルを使うベトナム
ホーチミン市銀行大学教授は「ベトナムは世界で米ドルを最も多く使っている国である。
米ドルの利用は全体の60~70%を占め、貨幣流通の運営にも混乱をきたしている。
米ドルの利用状況を適切にコントロールできないと、金融政策、投資政策、脱税の監査政策等の
国家管理手段が有効に機能しなくなる」と述べた。
・ベトナムへのアメリカFDI約50億ドル
・2018年までのベトナム経済展望
・予想されるM&A活動の急成長
・国会議事堂 10月に建設開始予定
・南北高速鉄道 土地収用に30兆VND
・国営企業の土地利用は無駄だらけ!
・ベトナム最大規模の鉄鋼工場 起工
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・ BIDV 2010年にIPOの予定
・VietinbankSc HNXへ上場承認
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・戦略的な経営技能及び人材養成を優先
ベトナム企業は利益を最大化すると共に、企業の活動と関係する人に対する責任感を
高めなければならない。また、市場の選択及び競争について、ベトナム企業は
直接中国企業と競争しないほうが良い。ベトナム企業が空いている市場を選択し、
営業戦略を立て、経営者の経営能力を高める。ベトナム企業は中小規模の柔軟性を利用して発展するべきだ。
・1500社以上の国営企業が改善中
・投資家関係(IR)未だ重要視されず
[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
・ AEONグループ、ホーチミン市で小売センターオープン
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◎『 ドラゴンフルーツ輸入間近 』
http://www.bcc-jp.com/member/column/20090726-1046.html (全文)
ベトナムにはライチ、リュウガン、マンゴスチン・・・
日本では容易く入手できない、美味しい果物がたくさん。
日本の人にもその美味しさを楽しんでいただきたいと
願っていたところ、ドラゴンフルーツの輸入解禁の記事を読んだ。
輸入に向け日本の弥栄社は、ベトナムで加工工場を開所。
今日のマンゴーのように、日本の食卓にドラゴンフルーツが並ぶ日も近いか。
日本の支援
ドラゴンフルーツには、日本に生存しない寄生虫が巣食うため、
輸入が禁止されていたそうなのだが、このたびJICAの協力もあり、
果物を蒸気で殺虫する方法が開発。解禁の流れとなったらしい。
以前、アメリカが同果物の輸入を停止したが、
この殺虫方法をもってベトナムの輸出促進は確実。
日本人に嬉しいだけでなく、ベトナムへの貢献度も高い。
もっと身近な「発展途上国支援」
ODAや技術支援、大きなニュースになるのは、資金の大きいインフラプロジェクト。
きれいに整備された道路やダム、日本の援助による経済効果は大きいのは確かだが
日本の一国民にその実感は薄い。
主婦がスーパーで手に取り、子供がおやつに頬張る果物。
身近だからこそ、日本の支援やベトナムとのかかわりを
しっかり伝えることが、グローバルへの関心のきっかけになるのでは。
ODAの不透明さや、是否が議論される中、国民一人ひとりがその意義を身近に感じられるような、
PRがなされることを望む。(福田)
◎編集後記
まだ学生の頃、人体の不思議展(本物の人体標本が展示されている)に行ったとき、
普通の肺に比べ、喫煙者の肺がいかに真っ黒か、ということに驚いたことがあった。
人間、悪いとは知りながらも目の当たりにしなければ、解決に動き出せない問題は
山ほどある。もし、体重計のような手軽さで内臓脂肪や皮下脂肪を撮影できる機械があったら、
ダイエットにかなりの効果を発揮するのではないか、と最近2kg太った私は思う…。
(森口)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 佐藤 原 福田 湯之上 HIEN
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