ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第91号『アジア経済脱欧米化理論は、実現可能か』
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★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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★目次 9月24日版
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▽市場を読み解く [ アジア経済脱欧米化理論は、実現可能か ]
[ ベトナム証券市場は変貌するのか ]
▽トップニュース [ 需要拡大へ資金追加投入 ]
[ 経済危機後のFDI アジア各国の明暗 ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融,ファンド・VN企業・政府方針、規則 ]
▽ショートニュース
▽今日のハノイ [ ベトナムフェスティバル@代々木公園 ]
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※今週は『(株)VN総務部』『アジアミル経済研究所』をお休みをさせて頂きます。
///// 市場を読み解く /////////////////////////http://www.bcc-jp.com/member/analysis/
『 アジア経済脱欧米化理論は、実現可能か 』
http://www.bcc-jp.com/member/analysis/20090923-1751.html (全文)
2008年9月まで、分離理論(decoupling)について活発な論議が行われていた。
これは、アジア新興国が西洋の金融システム破綻に接しても、
大きな影響を受けないということである。
(中略)
経済分離理論は、新興経済がG7各国の発展を上回ることのみを指しているわけではない。
新興経済が先進経済大国の発展周期に付随しないことを指す。
それは、現在のアジア経済の状況に果たして合っているだろうか。(続)
『 ベトナム証券市場は変貌するのか 』
http://www.bcc-jp.com/member/analysis/20090917-722.html (全文)
ベトナム証券市場は小規模ながら潜在力を有している。
そして、どの国の経済力も、証券市場に顕著に表れる。
(中略)
歴史が長い市場では、市場の変動にも慣れているが、ベトナムでは大きな話題となる。
その理由は、ただ単に市場の変動が経済全体に対する信用と失望を与えるからである。
専門家によると、大規模国営企業が上場した場合、ベトナム証券市場の時価総額は
4年後に240億USD達するとしている。
(中略)
証券市場を発展させるための重要なポイントは、政府による国営企業の民営化である。
これらの企業は優先権が高く、反面、透明性が低いのである。(続)
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 需要拡大へ資金追加投入 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20090917-719.html (全文)
アジア開発銀行(ADB)による、経済危機の影響克服に対する5億USDの支援交渉が間もなく完了する。
特別な変更がない場合、10月には双方が資金借款協定を締結し、締結の1カ月後に同資金が供給される。
これにより、ベトナムに対して、経済成長支援の重要な資金が追加供給される。
現時点まで、資金の実施計画はまだ発表されていないが、ADB借款の一部は、
投資資金の回収できる可能性のある交通インフラ整備計画(高速道路、港、空港等)、
企業などに貸し出される予定である。(続)
『 経済危機後のFDI アジア各国の明暗 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20090923-1749.html (全文)
UNCTADの2009年の世界投資報告書によると、各アジア地域へのFDI投資資金は2008年17%増となり、
2,980億USDに達した。しかし、2008年第4四半期からFDI導入には遅延が出始め、
2009年第1四半期にはFDI投資資金が2008年同期の3分の1を減らした。
(中略)
UNCTADの報告書は「アジア地域の経済は海外需要に大きく付随するため、
国際経済状況が改善されれば増加する。また、現在、アジア各国が対FDI用に有効な政策を作成、
法律を整備しており、外国企業がより活動しやすい方向へと動いている。」と掲載した。
(続)
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・インフレ 年内急上昇の恐れなし
09年第2四半期末、ベトナムでのインフレ急上昇の可能性が、
研究者、政策策定者、企業経営者の間で高い関心事となった。
ただ、現時点でマクロ的な要素は、インフレ上昇について心配する必要がないことを証明した。
各種商品の価格も多少上昇したものの、目を見張るほどではない。
・ハノイ市、アジア最良観光地上位10都市入り
香港に本部があるSmart Travel Asiaオンライン旅行会社は、アジアの最良観光地の
評価結果を発表した。ベトナムはハノイ市、ホーチミン市、Hoi An市等が
上位10都市の中に入った。調査はお祭、航空サービス、ホテル、
リゾート分野で毎年行われる。
・経済危機後のFDI アジア各国の明暗
・外貨市場に問題あり Le Duc Thuy元国家銀行総裁
・アジア市場へのFDI導入減速
・ベトナム、韓国における重要な水産物輸出国へ
・南北高速鉄道プロジェクト
・ベトナム企業と国外の輸入業者との取引を促進援助
・需要拡大へ資金追加投入
・09年8月の自動車販売1万台超
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・越企業へ投資するファンド一覧
・経済危機をものともしないベトナム銀行各行
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・Vietnam Airlines 航空料金70%値下げ
空路を利用した観光需要拡大を目的に、Vietnam Airlinesは、
10月中に、航空料金を60~70%引き下げる予定である。
・上場企業2社 初の合併へ
現在、第1Ha Tienセメント株式会社(HT1)と第2 Ha Tienセメント株式会社(HT2)は、
合併準備に向けた非公式株主総会の開催を検討中である。
合併の後の資本金は約2兆ドンで、上場銀行に次ぐ規模となる。
・Dung Quat石油精製工場 30日に再起動
・FPT Software 200万USDの対日投資案件スタート
・インドシナ航空に負債状況の報告を要求
[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/
・ 国家証券委員会 投資委託活動を抑制
///// ショートニュース /////////////////////////////////////////////////////////
■ 10月1日から3日にかけてホーチミン市で行われる2009年国際フード・ホテル展覧会で
コーヒー入れコンテストが開催される予定。(2009年9月11日 ThanhNien電子版)
■ ズン首相は先ごろ、クアンニン省におけるダムニャマックサービス・工業団地
(総面積3,710ヘクタール)の建設を承認。(2009年9月12日 VnEconomy)
■ 日本の三菱重工(MHI)のベトナム現地法人であるMHI Aerospace Vietnam Co., Ltd.(MHIVA)は
9月14日にタンロン工業団地における飛行機部品生産工場(敷地面積4,500平米)を稼動開始する予定。
(2009年9月12日 ThanhNien電子版)
■ 9月13日、ベトナム厚生省は、新型インフルエンザA/H1N1による死亡者が6人目になったと発表。
(2009年9月13日 VietNamPlus)
■ 9月12日、ポミナ・スチール、ベトナム商工銀行(Vietinbank)およびドイツのコンキャスト(Concast)
はバリア・ブンタウ省におけるフーミー工業団地にてインゴット生産工場
(年間生産能力100万トン、投資総額3億米ドル)の建設合意書を締結。
(2009年9月13日 ThanhNien電子版)
■ 「ビニール袋利用量削減プログラム」実施から2ヶ月で、Saigon Co.opスーパーチェーンは
消費者にエコバッグを30万枚以上贈与、3万枚販売したとのこと。
(2009年9月14日 SaiGonTimes電子版)
■ 9月14日、香港上海銀行(HSBC)はベトナムポスタルサービス総公社(VNPost)と、
提携合意書を締結、全国の郵便局1,600ヶ所で同銀行のサービスが利用可能となる予定。
(2009年9月14日 SaiGonTimes電子版)
■ ベトナム中央銀行総裁は100%外資銀行のDeutsche Bank AG(ホーチミン支店)および
みずほコーポレート銀行(ハノイ支店)に対し、新サービスの営業開始を承認。
(2009年9月14日 VietNamPlus)
■ 9月15日、情報通信省はベトナム郵政通信グループ(VNPT)に電子署名の公証サービス提供を承認。
(2009年9月15日 SaiGonTimes電子版)
■ 9月5日、ビンソン製油一人有限会社及び韓国のSK Energy社はズンクアット製油所の運営および
メンテナンスサービスの契約書を締結。(2009年9月15日 VietNamPlus)
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◎『 ベトナムフェスティバル@代々木公園 』
http://www.bcc-jp.com/member/column/20090921-1020.html (全文)
よほどのベトナム好きか、関係者でない限り、また行こうとは思えない内容。
フードのバラエティや雑貨店数などの規定(目安)を設け、
フォーやアオザイだけでない、様々なベトナム文化を紹介したほうが良い。
(中略)
ベトナム好きの心を満たし、ベトナム素人を魅了する情報があったであろうか?
コンセプトの明確化、それに沿った企画を作り上げて行くべき。
(中略)
日本と似た食や生活文化、日本の常識とはちょっと違った”面白い”文化、
南北文化の相違、避けてはならない苦い歴史、自然が織り成す豊かな生活、
ベトナムには伝えるに余る魅力がたくさん。その魅力を十分に伝える企画を!次回に期待。
(福田)
◎編集後記
テレビで、ロボコン(ロボットコンテスト)の特集をやっていました。今年で8年目を迎える
世界大会の初代チャンピオンは、ベトナムなんだそうです。意外に感じる一方で、
数学オリンピック強豪国のベトナムとしては、国の先進新興に関わらず、
純粋に技術とアイディアを競う大会であれば、こうした結果を残せるのは、
納得のことなのかな、とも思いました。技術大国ベトナム、将来そう言われる日が、
くるかもしれませんね。(森口)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 佐藤 原 福田 湯之上 HIEN
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