ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第98号『 国営企業の50%が業績低迷 』
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★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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★目次 11月10日版
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▽市場を読み解く [ 国営企業の50%が業績低迷 ]
[ Texas Pacific Group ベトナムでの2度目の投資 ]
▽トップニュース [ CPI7%以下達成はなるか ]
[ 世界銀行(WB) 越GDP5.5%維持と予測 ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融,ファンド・不動産・VN企業・外国企業 ]
▽ショートニュース
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///// 市場を読み解く ///////////////////////// http://www.bcc-jp.com/member/analysis/
『 国営企業の50%が業績低迷 』
http://www.bcc-jp.com/member/analysis/20091109-2036.html (全文)
45.05%の国営企業は、政府の手厚い支援を受けているにも関わらず、業績が低い。
これは2006年から2008年12月31日まで国営企業における国家資産の
管理政策実施状況に関する国会常務委員会の報告である。
<中略>
監査結果によると、数社が大量資金を金融分野に投資したが、国家の重要な
計画を投資開発するための資金力が不足している。
典型的な例は、ベトナム電力会社が、金融分野に2兆1460億VNDを投資したが、
2015年まで発電及び電気網の開発のための資金、382兆8840億VNDが
不足している状況である。金融分野に投資して大赤字になった企業もある。(続)
『 Texas Pacific Group ベトナムでの2度目の投資 』
http://www.bcc-jp.com/member/analysis/20091105-855.html (全文)
2000年から今まで、ベトナム証券市場に投資していた外国間接投資案件で、
Texas Pacific Group (TPG)のFPTグループへの2006年10月の投資が
最も成功した案件であり、今まで最大利益を与えたものである。
その「素晴らしい」取引の後、TPGは同程度規模の第2の投資案件で
ベトナムに戻ってきた。今回はMasanグループ(Masan Group)への投資である。
<中略>
なぜ、TPGがこのような「複雑なパートナーシップ」を認めるか。
ベトナムの消費の「ブーム」に参加するためにMasan Foodへ投資する方法しか
ないからである。また、今回の投資を通じてTPGがベトナムで
優れた発展を見せている民間商業銀行のTechcombankにも投資できるようになった。
この1年半で、20%の株式を保有している戦略株主のHSBCの支援により、
Techcombankはリスク管理を充実させ、技術応用により経費を
節約できるようになった。現在、同行は、民間商業銀行業界の
第1位、2位であるACB、Sacombankと直接的に競争している。(続)
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 CPI7%以下達成はなるか 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20091107-007.html (全文)
現在、ベトナムの主な経済指標の中で、最も予測できないもの、
達成しにくいものはインフレである。
現在、計画と実施の状況が常に逆になっている。
例えば、2008年にCPIが経済成長率(8.5~9%)より低いと指定されたが、
記録的に上昇し、19.89%を達した。2009年には15%以下と指定され、
2010年には10%以下に押さえると計画したが、実際7%でストップした。
ただ、ベトナム経済や国際経済の動きにより、2010年に今年同様に
物価上昇率を7%以下で指定すると、目標を達成できない可能性がある。(続)
『 世界銀行(WB) 越GDP5.5%維持と予測 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20091107-002.html (全文)
11月4日、世界銀行は、東南アジア・太平洋地域の経済報告書を発表した。
その中で、ベトナムのGDP成長見込みは5.5%維持する、との予測を明らかにした。
WBは、ベトナムの経済について、国際金融・経済危機の影響により、
成長速度は鈍化している、との評価を示した。
2008年第3四半期から、世界的にあらゆる商品の価格が下落傾向となり、
第4四半期には、繊維、工業製品の輸出額が激減している。
2009年第1四半期までは、経済危機の影響から、GDP成長率は3.1%に留まり、
前年同期に比べ4%も落ち込む結果となった。
ただ、政府の経済対策も功を奏し、すでに経済は回復し始めている。(続)
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・国債10億USD発行 2010年も引続き
ベトナム政府は、今年に引き続き2010年も、10億USDの国債を発行することを
決定した。
・証券会社のパートナー選択
銀行を戦略パートナーとして最優先に選択する会社は証券会社だけではない。
以前、多くの証券会社が戦略パートナーの選択する基準として最も高い株価で
株式を購入し、最も長い期間保有する投資家を優先していた。
・インド ベトナム米とタイ米を輸入か
・赤字続きの国営企業
・フィリピンへ米15万t輸出
・オンライン採用の要求が再び増加
・ベトナム人労働者の外国派遣 10カ月間で6万人弱
・アジア各国の都会化問題
・企業労働者の最低給与を引き上げ
・縫製品の輸出高がトップに
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・HNXオンライン取引 2010年に展開予定
ハノイ証券取引所(HNX)によると、同取引所は、2010年1月11日までに
オンライン取引を試験的に行う予定。同年2月から各証券会社との
オンライン取引を展開する予定である。
・4億USDの外貨国債 HNXに上場予定
・77の外国投資家 10月中に新たに取引を開始
[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
・ベトナム不動産市場 2010年に発展
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・ベトナム航空 第8の直行便を開設
[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
・シェア5.5%を目標とするNissan
2009年6月末、日本の自動車会社メーカー-Nissanがベトナムの
Hoa Binh自動車会社(VMC)と合弁会社を設立した。
///// ショートニュース /////////////////////////////////////////////////////////
■ 11月2日、ダナンにて、5つ星ホテル・高級アパートのRafflesの建設
(敷地面積15.4ヘクタール、投資総額1億米ドル)が着工された。
(2009年11月2日 VietNamNet)
■ 11月5日から6日にかけて、ホーチミン市にて「商品の商標登録による
ベトナムの海外事業活動保護」をテーマとしたセミナーが行われた。
(2009年11月3日 BaoDauTu電子版)
■ 11月3日、ハノイ市税務局は ウェブサイト http://kekhaithue.gdt.gov.vn を
通じて市内企業250社のオンライン税務申告を開始した。
(2009年11月4日 VietNamPlus)
■ 11月3日、ハノイ商工局は同市における工業地区43ヵ所、小規模な工業地区
63ヵ所が建設されているとのこと。(2009年11月4日 LaoDong電子版)
■ 11月4日に、Berjaya-D2D有限会社はアメリカのマリオットグループと、
ドンナイ省のBien Hoa City Squareホテル(投資総額1億米ドル)の管理
および運営に関する覚書を締結した。(2009年11月4日 SaiGonTimes電子版)
■ 1月4日、ドンナイ省人民委員会はマレーシアのBerjayaグループ傘下の
ニョンチャック新都市有限会社にニョンチャック新都市の建設
(投資総額20億米ドル)の投資許可書を発給した。
(2009年11月4日 VietNamPlus)
■ ホーチミン市人民委員会は、ニャー・べー郡におけるベトナムの最先端技術を
導入したヒエップフォック港湾都市区(総敷地面積3,912ヘクタール)の
建設を承認。(2009年11月4日 BaoDauTu電子版)
■ オーストラリアのカンタス航空はJetstar Airwaysを通じて
ベトナムJetstarPacific Airlinesにおける株保有率を現行の27%から30%へ
引き上げると発表。(2009年11月4日 BaoDauTu電子版)
■ 「2020年までのITパーク開発計画」草案によると、2020年までに全国に23ヵ所
(総面積1,758ヘクタール)のITパーク(内、新規ITパークは17ヶ所)が
建設される予定。(2009年11月5日 Bao DauTu電子版)
■ ズン首相は先頃、ハノイ市内における新都市区4ヶ所(ベット・ア新都市区、
CIRIアパート、南リン・ダム湖新都市区、マイチャイ・ギアフー新都市区)の
建設を承認。(2009年11月5日 VnEconomy)
■ ベトナム自動車メーカー協会(VAMA)によると、10月の自動車販売台数は
前年同期比103%増の1万1,762台を記録したとのこと。
(2009年11月6日 VietNamNet)
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◎編集後記
先日、高校の時の友人と久しぶりに再会した時のこと。学生時代は遊びや
勉強の話ばかりだったのが、さすがに互いに社会人になって十数年も経つと、
会話のレベルも少しは大人になったような気がします。そこで出たのが
ベトナムの話。全く違う分野で仕事をしていても、今はベトナム出張のある
企業も多く、友人達からも「ベトナムに…」という話が出てきて、
中国やインドに続いて(というか、迫る勢いで)注目されていることを
改めて感じました。 (佐藤)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 佐藤
■ 編集 森口 湯之上 HIEN
■ ベトナム投資ニュース http://www.bcc-jp.com/member/
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