ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第102号『 他国と逆行 矛盾する越経済対策 』
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★目次 12月8日版
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▽市場を読み解く [ 他国と逆行 矛盾する越経済対策 ]
[ 2010年 世界経済による問題とは ]
▽トップニュース [ ベトナム経済 適切な成長は6.5%以下 ]
[ 2010年 成長原動力は内需 ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融,ファンド・VN企業・政府方針,規則 ]
▽ショートニュース
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///// 市場を読み解く //////////////////////// http://www.bcc-jp.com/member/analysis/
『 他国と逆行 矛盾する越経済対策 』
http://www.bcc-jp.com/member/analysis/20091204-2331.html (全文)
現在、ベトナム経済の動きは、他の国と逆さになっている。そのため、
適用されていた政策が、矛盾する疑いもでてきた。来年、ベトナム政府が
優先問題を確定させない場合、これらの矛盾は避けられないだろう。
まず、殆どの国の通貨が、対USDで上昇しているのに対し、VNDは連続的に
切り下げとなっている。日本円を始め、オーストラリアドル、タイバーツは
上昇を続けており、USDは次第に弱まっていっている。これらの国の場合、
輸出を支えるため、通貨上昇を抑制するための対策を実施しなくてならないが、
ベトナム国家銀行は先週、1日の内でUSD/VND為替レートを
5.44%上げなくてはならなかった。
また、各国が経済回復を促進するため、低い金利を維持しているのに対し、
ベトナムは先日、公定歩合を7%(←既に他国より高)から8%に引き上げた。
この様な金利制度で、なぜ外国財政投資家から資金調達できないのか。
ベトナムへの間接投資資金は、逆に減少傾向にある。(続)
『 2010年 世界経済による問題とは 』
http://www.bcc-jp.com/member/analysis/20091203-754.html (全文)
ベトナム財務省は2010年の国際経済・金融状況およびベトナム経済・金融に対する
影響の分析、評価、予測に関する報告書を発表した。その中には、
注意すべき予測が いくつか掲載された。
<中略>
財務省の報告書によると、2010年には国際経済が回復傾向となり、
楽観的な成績を得られるとしている。国際通貨基金(IMF)の予測によると、
2010年には国際経済が3.1%以上成長、前年の-1.1%より高いとしているが、
2006年、2007年の5%、2004年、2005年の4.9%、4.5%より
かなり低い見通しである。
経済成長の回復とともに、国際貿易も活発化が予想される。
IMFは国際貿易が2.5%増加を予測(2009年は11.9%減)する一方、
所得増加の停滞と高い失業率により消費需要はまだ弱いとしている。
また、一般消費商品と日常生活での必需品においての需要が
高級商品より早く増加するとしている。(続)
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 ベトナム経済 適切な成長は6.5%以下 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20091203-750.html (全文)
多くの経済専門家によると、ベトナムは長期開発戦略において安定性を
最優先するべきとしている。
2009年11月30日午前に行われたベトナム資本市場・金融市場セミナーにおいて、
Nguyen Dang Binh-財務省総務局次長は、政府が2011-15年にGDP成長率を
年間平均7.8%で計画、国会も2010年の計画を6.5%で批准したと発表した。(続)
『 2010年 成長原動力は内需 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20091204-2329.html (全文)
Standard Chartered Bankは、「2010年世界経済報告書」の中で、
ベトナムは来年、輸出成長率が鈍化する一方で、外国投資資金は急増し、
2008年と同様の金額になる、との予測を示した。
<中略>
Standard Chartered Bankによると、国内需要、特に国内消費が、2010年の
ベトナム経済成長の主な原動力となる、との予測を示した。ベトナム政府は、
2010年インフラ整備への投資を促進し、経済成長の原動力を強化する狙いだ。
ただ、政府は国家予算の支出を厳密に管理するため、インフラ整備への投資も
制限されることが懸念される。
2010年は、ベトナムの主な輸出市場の回復が遅れることが懸念されており、
輸出増加率が低迷することが予測される。2010年に輸出額が増加する商品は、
主に農業商品となるだろう。(続)
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・VND預金金利 一斉に引き上げ
多くの商業銀行はVNDの預金金利を年間10.49%に引き上げ、
国家銀行の上限の年間10.5%と近くになった。
・100%外資系証券会社の設立が可能に
国家証券委員会は先ごろ、ベトナム証券市場への外資誘致を強化するため、
多くの新政策を打ち出す予定と発表した。
・ベトナム経済全般-12月7日
・Goldman Sachs: 越GDP 2010年に8.2%に成長
・日本、ADB 36億USDのODA支援を確約
・AANZFTA貿易減税 2010年スタートへ
・偽情報飛び交う金融市場
・企業が見る2010年の経済展望
・民営化企業 外国戦略投資家の選択容易に
・証券取引口座の開設数 73万口座に
・2020年 ベトナムのゴルフ場89カ所になる予定
・外国投資家の所有率 49%に引き上げ
・2010年 ホーチミン市28万人の雇用創出
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・銀行株式 急上昇の可能性低まる
・越大手銀行8社 外貨需要への対応協議
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・MobiFone 民営化再始動
[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/
・11ヶ月で140万人が就職
///// ショートニュース /////////////////////////////////////////////////////////
■ 11月27日、Vietjet Air航空は2010年5月に就航開始予定と発表。
(2009年11月28日 LaoDong電子版)
■ 11月29日、南北高速道路の一部であるチュンルオン~ミートゥアン高速道路が
建設開始。(2009年11月29日 VnExpress)
■ 情報通信省情報技術局局長によると、2009年におけるベトナムソフトウェア産業の
成長率は30%であり、8億8,000万米ドルに達する見込み。
(2009年11月30日 VnExpress)
■ 11月30日、アジア株式商業銀行(ACB)は英国の国際金融情報専門誌である
「Euromoney」誌より「2009年のベトナムにおけるベストバンク」賞を受賞。
(2009年12月1日 VietNamPlus)
■ 12月1日、アメリカのAvnet Inc.はホンクアン商業株式会社(Sunshine JSC)の
買収(不動産を除く)を開始したと発表。(2009年12月1日 BaoDauTu電子版)
■ ズンクアット経済区管理委員会は、同経済区への投資案件は28件、
登録資本総額43兆2,300億ドン(27億米ドル相当)を承認した。
(2009年12月1日 CafeF)
■ ドンナイ省計画投資局によると、同省に年初からの11ヶ月間における
FDI案件(新規・増資合わせて)は28件であり、投資総額は前年同期比6.7%増の
27億800万米ドルであるとのこと。(2009年12月1日 XaLoTinTuc)
■ 計画投資省によると、年初から11月20日までのODA実行額は年間計画を5%
上回る19億9000万に達したとのこと。(2009年12月2日 VietNamPlus)
■ 12月2日、ハノイにて、ベトナム石油・ガスグループ(PVN)は
スタンダードチャータード銀行を通じて外国銀行との融資契約
(契約額2億5,000万米ドル)を締結した。(2009年12月2日 VietNamPlus)
■ ベトナム観光総局の局長によると、2015年のベトナムにおける観光業の売上は
100~110億米ドルとなる見込みとのこと(2008年は35億米ドル)。
(2009年12月2日 SaiGonTimes電子版)
■ 計画投資省によると、年初からこれまでに新設を登録した企業は2008年比
28.3%増の7万6,500社になるとのこと。(2009年12月3日 VnEconomy)
■ 12月4日、日本のハウス食品(House Foods Corporation)はベトナムの
マサングループに2,000万米ドルを支払い、900万株を取得した。
(2009年12月3日 VietNamPlus)
■ サイゴン商信株式銀行(Sacombank)は先ごろ、定款資本引き上げ
(5兆8,830億ドンから6兆7,000億ドンへ)を完了したと発表。
(2009年12月4日 ThanhNien電子版)
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◎編集後記
つい先日、日本経団連がベトナムを訪問したとのニュースがありました。
内容を見ると、ベトナムや周辺国の経済、成長力について、かなりの注目を
寄せていることが分かります。今後のアジア経済の動きに、良い流れを
期待したいです。 (佐藤)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 佐藤
■ 編集 森口 湯之上 HIEN
■ ベトナム投資ニュース http://www.bcc-jp.com/member/
■ 本メールマガジンバックナンバー http://www.bcc-jp.com/mm/
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