ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第104号『 2010年のベトナム経済 前向き・楽観的な観測 』
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★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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★目次 12月22日版
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▽トップニュース [ 2010年のベトナム経済 前向き・楽観的な観測 ]
[ 外貨価格上昇による企業の赤字増加懸念 ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融,ファンド・VN企業・外国企業・
政府方針,規則・不動産 ]
▽ショートニュース
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 2010年のベトナム経済 前向き・楽観的な観測 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20091217-354.html (全文)
ベトナムおよび外国経済専門家の多くは、2010年にベトナムのGDPが6.5%に
達することを期待している。これは2006-10年の政府計画と合致するものである。
同様に経済成長率が6%、投資開発資金がGDPの41.5%、CPIが7%以下、
新規就職者数が160万人を達するといった各目標が達成される可能性は高いという。
このように、来年はベトナム経済状況がさらに明るくなることが
大きく期待されている。
<中略>
経済専門家によると、2009年には、多くの企業が需要拡大政策により、
最も困難な時期を乗り越えられた。
また、労働者の新雇用者数も各四半期に渡ってだんだんと増加し、
労働者の所得も増し、国内の消費需要も回復している。
ただ、ベトナム経済は固有の弱点が存在している。特に、今年の工業生産の成長は
この10年間で最も低く、輸出も11.6%減少、輸入超過が大きく増加している。
そのほか、投資と資金貸出が積極的に行われることにより、外貨の需要が
高まっている。また、企業は、経済拡大政策での資金を利用し、資材や設備を
輸入したが、直ちに使う必要がないので、資金が滞留する状況になっている。
そのため、マクロ面で外貨需要の圧力が生じている反面、ミクロ面では
企業の生産活動の効果に対する圧力が生じているのである。
従って、2009年は政府がCPIをコントロールできたが、金利や為替レートの圧力が
非常に大きく、国際経済の変動や影響がまだ全体的に想定できない状況にある。(続)
『 外貨価格上昇による企業の赤字増加懸念 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20091217-356.html (全文)
企業は、為替レートの変動を財政計画や準備に考慮しなければ、赤字となる危機と
常に接することとなる。
財政力の不足により、多くの企業が機材、設備を調達するために、
外貨を借り入れることとなる。
この外貨借り入れは、借入金利がベトナムドンより低いものの、
外貨の価格が急上昇したことにより、大きな損失を被った企業も少なくない。
<中略>
電気は独占的な営業分野であり、その需要も急増する一方で、生産能力が消費需要に
対応できない状況にある。
そのため、電気生産事業は最も安定的な収入を得られる分野と評価される。
ただ、外国から大量の資金を借り入れたため、為替レートの大幅な変動により
黒字でベトナムドン切下げの埋め合わができず、営業成績が黒字から赤字になった
ケースがある。具体的には、Pha Lai熱力発電株式会社(PPC)の証券市場での
ケースが典型的な例である。(続)
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・USD不足 年末にかけて深刻化?
国家銀行は外貨市場安定のため、様々な政策を実施してきたが、実際には、
各商業銀行に需要に対応できるだけの外貨資金力が不足しがちな状況と
なっている。
・国家銀行 各商業銀行への大量の資金供給を否定
2009年12月14日午前、証券業界で「国家銀行が精算状況改善のため、
各商業銀行に約30兆VNDを供給した」といううわさが広がった。
このうわさは投資家の心理に大きく影響を与え、VN-Indexが明らかに上昇した。
特に、銀行の株価が最高値を記録、流動性が急速に増加した。
・労働者の需給バランス取れず
・ネット利用者の5割がオンラインゲーム加入
・マレーシア 越フランチャイズ展開促進を希望
・スペイン ホーチミン地下鉄整備に5億EUR
・ADB 越国営企業改善に6.3億USD支援
・Holiday Innブランド ベトナムへ進出
・ADB アジアの経済成長予測を上向きへ
・税関手続簡略化への動き
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・2009年 外国銀行は安定成長
国家銀行は、2009年にベトナムで活動する外国金融機関が、収益、総資産の増加、
資金調達、資金貸出について、良好な業績を上げたことを発表した。
・プロブローカーの育成目指す
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・2010年 VinaCapital DFJVファンドの全資金調達を実施
・ベトナムオイル公社 Shellラオス買収
・TVS 売上780億VND
[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
・10億USD規模ICチップ工場 活動開始へ
2010年7月から、Intelの投資により、10億USD規模のICチップ工場が活動を
開始する予定。Intelグループ代表者は、先日ホーチミン市で行われた
記者会見において、この内容についての発表を行った。
・日本企業 ベトナムにビール工場建設予定
[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/
・「国営経済グループ」に対する規定 正式に発効
[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
・ホーチミン市不動産市場の発展展望
アメリカのアーバンランド研究所(ULI)およびプライスウォーターハウス
クーパース(PWC)が共同作成したレポート「2010年のアジア・太平洋地域
における不動産市場動向」によると、ホーチミン市は不動産取引件数が
2009年よりも減るものの、変わらず不動産投資家にとって魅力的な市場である
とのこと。
・オフィス賃料 USDと共に上昇
///// ショートニュース /////////////////////////////////////////////////////////
■ 12月11日、パーキングシステム・運搬機械事業を取り扱うIHI運搬機械社(IUK)は
ローカル企業CFTD社と自動駐車システムの販売代理契約を締結した。
(2009年12月14日 TienPhong電子版)
■ 12月15日、携帯電話サービス会社大手のモビフォンはビナフォンに次いで、
全国的に第3世代携帯電話サービスの提供を開始。(2009年12月15日 VnEconomy)
■ ズン首相は先ごろ、キエンザン省における2010年度ベトナム支援国会合(CG)の
開催を承認。(2009年12月15日 VietNamPlus)
■ アジア開発銀行(ADB)はベトナム大手国営企業改革案に6億3,000万米ドルを
拠出することを発表。(2009年12月15日 VnExpress)
■ ズン首相は先ごろ、軍隊通信総公社を軍隊通信グループへ変更する計画を
承認した。(2009年12月16日 BaoDauTu電子版)
■ 12月15日、商工省次官によると、2009年の全国における米輸出量は600万トン、
輸出高は28億米ドルに達する見込みであるとのこと。
(2009年12月17日 XaLoTinTuc)
■ 12月17日、Superbrands社は消費者が選ぶベトナム大手商標ベスト10を発表、
Samsung, Sony, Vinamilk, Viettel, Big C, Toshiba, Honda, Nokia, LG ,KFCが
選出された。(2009年12月17日 CafeF)
■ 12月12日、ハノイ市商工局は、11月の「特別セール月間」における同市の
小売総売上高は前月比5,000億ドン(2,900万米ドル相当)増の13兆7,000億ドン
(8億588万米ドル相当)に達したと発表。(2009年12月17日 VietNamNet)
■ 12月17日、サコムバンク証券会社は新規株式公開(IPO)により株式会社となった。
(2009年12月18日 BaoDauTu電子版)
■ 2009年におけるカントー市チャノック工業団地の売上高はおよそ10億米ドルに
達する見込み。(2009年12月19日 VietNamPlus)
■ 12月のハノイ市における消費者物価指数(CPI)は1.31%増となった。
(2009年12月21日 DanTri)
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◎編集後記
年末にかけ、日越どちらも、ニュースの内容が大変濃いものになってきています。
来年のテトは2月14日ですので、ベトナムではまだもう少し様々なニュースが
飛び交いそうですね。ホームページでもお知らせしております通り、弊社では、
12月30日(水)~1月5日(火)までを年末年始休業とさせて頂き、ニュースの更新・
メールマガジンの配信をお休みさせて頂きます。年内の弊社へのご意見・
ご連絡等は、12月29日までに頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。(佐藤)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 佐藤
■ 編集 森口 湯之上 HIEN
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