ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第105号『 2009年 ベトナム経済総括 』
|
★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▽市場を読み解く [ 2009年 ベトナム経済総括 ]
▽トップニュース [ 激化する小規模銀行上場競争 ]
[ 日本企業 ベトナム技術者不足に不安 ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融,ファンド・VN企業 ]
▽ショートニュース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
///// 市場を読み解く /////////////////////////http://www.bcc-jp.com/member/analysis/
『 2009年 ベトナム経済総括 』
http://www.bcc-jp.com/member/analysis/20091225-2338.html(全文)
前年に比べ、輸出額や在外送金が減っているにも関わらず、年初から実施された
景気刺激策も受けて、2009年のベトナムGDP成長率は楽観的数値となった。
その、主な経済的要因とはどのようなものがあったのだろうか。
・景気刺激策の成功
経済危機の影響から、ベトナム経済成長も急減、2009年第1四半期は最悪の状況になった。
しかし、年初から実施された経済対策が効を奏し、第2四半期末からは回復傾向に。
その間政府は金利支援制度、税金減免等の対策を実施してきた。
(中略)
・日本のODA再開
対越ODAに関する汚職事件発覚後、今年2月になって、日本はODA援助を再開した。
さらに、2009年はベトナムが大きなODA資金を得た年でもあった。
今年のODA締結額は58億USD、実施額は約30億USDを達すると予測されている。
(続)
※閲覧ID、パスワードは当社メールマガジンに掲載されています。
当社メールマガジンは、下記リンクよりお申し込み下さい。
https://f.msgs.jp/webapp/form/11192_moq_1/index.do
///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 激化する小規模銀行上場競争 』
http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/20091223-1550.html (全文)
従来、上場を検討するのは大規模銀行だけであったが、
現在、多くの小規模銀行が競い合うように上場申請しており、
来年中に、約10行が上場すると推定されている。
今年11月以降、小規模銀行の上場に向けた動きが相次いで活発化している。
このように、上場を急ぐ大きな理由は、上場を通じて投資家から資金を調達し、
2010年末まで3兆VNDに増資したいとする思惑からだと考えられる。
議定No.141/2006/ND-CPの規定によると、2010年末までに各商業銀行株式会社は
最低3兆VNDの資本金を有する必要であるとされているからである。
だが、今後、多くの銀行が上場することで、証券市場は、財政・銀行分野の株式を
吸収できない可能性がある。実際、最近、株式を発行したものの、
投資家に注目されなかった民間商業銀行が少なくはない。
『 日本企業 ベトナム技術者不足に不安 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20091225-2331.html (全文)
IT人材の不足は、ベトナムに進出する日本企業にとって、懸念の一つである。
100%日本出資のソフトウェア加工専門会社、ImLink Vietnamは、
去年インターネットを通じ、JavaとDatabaseの知識を有するIT技術者を公募した。
150人の候補者が現れたが、雇用条件を満たしたのはわずか2名であった。
ImLink社長、小出氏によると、ベトナムは、人材は豊富にあるものの、
条件を高く設定すると、それを満たす人材が雇用できないという。
氏は、ベトナムで一流とされる2つの大学へ人材確保に訪れたが、
理論教育が主で、実務知識が不足していると感じた。
(中略)
現在、ベトナムには1,000万人の労働者がいるとされている。
しかし、その中で技術レベルが高いとされる人材は約10%に留まる。
今後、2012年にはその人材を20%に、2020年には40%まで引き上げることを目標としている。
現在、ベトナムでは160万人の労働者が外国関係企業で働いているのだ。
(続)
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・09年 ベトナムのスト70%減
社会福祉傷病兵労働者によると、2009年に発生したストライキは前年の30%相当という。
全216件で過激な行動もなく、多くが短期間であった。
専門家は、経済危機が労働の需給に影響を与え、ストライキの件数が減っていることは
当然のことであるとしている。
・ベトナムの繊維分野競争力 徐々に弱体化
繊維分野の労働者賃金が徐々に高くなっていることや、生産能力の減少、
法律的なプロセスに従わないことなどの影響なより、
競争力が弱くなりつつあると指摘された。米関連企業は、
「国際取引は安定性が最も需要な要素である。ベトナムが安定性に欠ける限り
ベトナムへの外国投資も影響を受けざる得ない」と強調した。
・中国GDP成長 日本超す勢い
・安定続く USD/VND為替レート
・ベトナム人口増加率 50年で最低
・公定歩合 2010年も8%で維持
・日本企業 ベトナム技術者不足に不安
・2010年対アジア不動産FDI 850億USDを超えるか
・12月の消費者物価指数(CPI)、ハノイ,ホーチミンで著しく上昇
・ICC回復 ベトナムが世界一
・急速に減少するホーチミンへのFDI
・日本への派遣労働者からの保証金徴収禁止か
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・小規模銀行 上場申請を競い合う
・VCB 増資計画保留
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・PVN 10年も民営化と上場を促進
///// ショートニュース /////////////////////////////////////////////////////////
■12月23日、ダナン市では初めてのCrowne International カジノが営業開始。
(2009年12月21日 SaiGonTimes電子版)
■12月18日、ハードン区バンフー都市区において、高級マンションCLEVE
(投資総額6億6,000万米ドル;敷地面積2万5,875平米)が建設開始。
(2009年12月21日 VietNamNet)
■12月21日、ベトナム初のサイゴン商信鉄鋼取引所(STE)が稼動開始。
(2009年12月21日 ThanhNien電子版)
■12月22日までで、ホーチミン市証券取引所(HOSE)の上場企業は220社に上ったとのこと。
(2009年12月22日 VietNamPlus)
■12月22日、農業農村開発省は、2010年1月に国営の水産公社3社を統合し、
ベトナム水産総公社とする予定を発表。(2009年12月22日 SaiGonTimes)
■ベトナムシンガポール工業団地有限会社によると、12月22日までで、
今年のバクニン省のVSIP工業団地への投資案件は19件、投資総額4億米ドルに達したとのこと。
(2009年12月22日 TinKinhTe)
■マレーシアの大手デパートパークソン(百盛)は、ホーチミン市11区にて市内4ヵ所目となる
商業施設「パークソンフレミントン」を12月25日にオープン予定。
(2009年12月24日 VnEconomy)
■ハノイ市計画投資局によると、2009年における同市への投資案件は340件、
資本総額(登録ベース)は5億米ドルであったとのこと。
(2009年12月24日 LaoDong電子版)
★ ★ ★ ★ ★
◎編集後記
毎年大掃除をするたびに、「ここまで汚れてしまう前に、こまめに掃除せねば…」
と思いつつ、年末を迎えてしまいます。家の中にしても世の中にしても、
来年に持ち越す問題は多そうです。
ホームページでもお知らせしております通り、弊社では、
12月30日(水)~1月5日(火)までを年末年始休業とさせて頂き、ニュースの更新・
メールマガジンの配信をお休みさせて頂きます。
次回のメールマガジンの発行は、12日(火)の予定です。
今年も1年ご購読いただき、誠にありがとうございました。(森口)
-----------------------------------------------------------------------
■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 佐藤 湯之上 HIEN
■ ベトナム投資ニュース http://www.bcc-jp.com/member/
■ 本メールマガジンバックナンバー http://www.bcc-jp.com/mm/
※本資料に記載された情報の正確性・安全性を保証するものではなく、
万が一、本資料に記載された情報に基づいて皆さまに何らかの不利益を
もたらすようなことがあっても、一切の責任を負いません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C)2009 Blue Chip Consulting Co., Ltd. All rights reserved. |
|
|
|