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ホーム > ベトナム投資メールマガジン > 第106号『 2009年 ベトナム経済10大ニュース 』(2010/01/12)

ベトナム投資メールマガジン

ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた
「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。

第106号『 2009年 ベトナム経済10大ニュース 』

★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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 ▽年頭挨拶
 ▽トップニュース [ 2009年 ベトナム経済10大ニュース ]
 ▽ヘッドライン  [ 経済・金融,ファンド・不動産 ]
 ▽ショートニュース
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◎年頭挨拶
  新年あけましておめでとうございます。 

  旧年、世界経済は、サブプライムに端を発し、様々な問題が露呈した年でありました。

  日本では、回復の見えぬ景気情勢が、国家の戦略欠如による問題で、根が深いことを
  多くの国民が知るところとなりましたが、政治の迷走はしばし続きそうです。

  ベトナムにて日本の情報を入手しにくい我々ですが、日本政府の資金や援助が、
  日本の国益と全くかけ離れ使われている現状は、
  日本国が弱ってゆくであろうことを容易に想像させます。

  昨年度、日本のODAは、1,000億円以上のお金をベトナムに投入しました。
  しかしながら、他国に先駆けて、日系企業の大型案件受託や権益の獲得等、
  目立った話は聞きません。

  我々が事務所を構えるハノイでは、郊外の大開発が急ピッチで行われています。
  ショッピングセンターや大型マンションの開発の現場では、
  地場と韓国の建設会社の横断幕を目にしますが、日系企業は見当たりません。

  ラオス援助NO1の日本政府ですが、鉱山、ダム開発の利権の多くは、
  日本企業ではなく、ベトナムや韓国、中国企業が持ってゆきます。

  09年はそんな事実を多く目のあたりにした年でありました。

  本年度の当社は、成長余力の大きい新興国への投資を通して、
  皆様の資金を増やすことで、少しでも日本の国益に貢献してゆきます。

  今年度もよろしくお願いします。

  株式会社ブルーチップ・コンサルティング
   代表取締役 大木健司

///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
  『 2009年 ベトナム経済十大ニュース 』
  http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20100107-401.html (全文)

  ・2009年、衰退期脱し回復基調で終了

   GDPは各四半期を渡って年間5.2%の成長率に達した。この成果のうち、
   農業農村分野の貢献は大きく、衰退時期にあった経済を支える堅実な柱となった。

  ・「ゴールド年」となった2009年
   金価格の変動とともに、一連の金取引所が開設され、2008年末の7カ所から、
   現在の17カ所に増加、受注代理店も数百店に上る。
   各金取引所は積極的に活動しているものの、法律面はまだ整備されていない。

  ・脆弱なインフラ整備
   専門家の評価によると、現時点から2020年までのインフラ整備に対する投資資金は
   GDPの10~11%を占めると予測されるが、政府はその半分程度しか対応できない状況である。

   12月上旬に行われたCG会合において、各国はベトナムに対して80億USDのODA援助を表明した。
   この数字は記録的なものであるが、最優先された分野はやはりインフラ整備であった。

  ・米輸出 600万トンと新記録
  ・金融、証券、不動産市場が急速に変動
  ・食品安全衛生違反が多発
  ・旧態依然とした資源・鉱山開発(続)
  

///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////

[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
  ・2010年 対経済政策の方針
   政府内閣会議について、Nguyen官房長官は
  「2010年政府は、中長期的問題を解決に向かわせるため、経済を柔軟に運営し、
   経済構造の変更を行う。今年の経済への国家投資額はGDPを42%上回り、
   前年より15%増となった。」と述べた。

  ・オンライン金売買 完全中止へ
   1月6日、国家銀行総裁は、外国の銀行口座での金売買活動に関する現行規定の廃止を
   決定した。この政府管理機関の動きにより、各銀行、企業は6月1日より、
   外国の銀行口座での金売買を中止しなくてはならなくなる。
   決算取引は3月30日までで中止し、口座を閉めなくてはならない。

  ・2010年 企業の95%が売上増?
  ・Vietcombank IPO失敗で投資家大損
  ・外国直接投資状況総論:質的変化
  ・2009年 ベトナム経済10大ニュース
  ・金取引所閉鎖に伴う投資資金の今後
  ・ハードウエアの売上 通信分野の75%を占める
  ・ベトナム経済に存在する三つの問題
  ・ラオス最大のベトナム投資案件起工
  ・Vietcombankの国有資金を管理するのは誰?
  ・外国投資家に選択されない債券
  ・2009年 FDIを支えた不動産
  ・09年 ベトナムへの外国観光客45万人減
  ・ベトナム カンボディアに約60億投資

[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
  ・HOSE 株式売買シェア発表

[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
  ・ CBRE ハノイ不動産市場の今後を占う
   2010年ベトナム不動産市場 CBREの予測:
   ・ベトナム投資家が圧倒的な位置を占める。
   ・外国投資家は高値の土地を避け、未開発地域に集中する。
   ・民間企業の財源が市場で圧倒的な位置を占める。
   ・企業の上場が相次ぐ。
   ・投資家が長期貸出案件を優先的に探す。


///// ショートニュース /////////////////////////////////////////////////////////

  ■富士重工業のスバル自動車は、ベトナムでの独占輸入販売代理店である
   モーターイメージ・ベトナム社(MIV)を通じてベトナム市場に参入した。
  (2010年1月2日 TinKinhTe)

  ■国会は2010年の輸入超過額を145億米ドルまで抑制することを目標にすると発表した。
  (2009年1月4日 TinKinhTe)

  ■2010年1月4日~7日の4日間で、ホーチミン市にて、失業保険料受給申請書類を提出した者は
   1,230人に上るとのこと。(2010年1月6日 VnExpress)

  ■ベトナム航空局によると、2009年における国内空運の成長率は2008年と比べ14%上昇した。
  (2010年1月6日 LaoDong電子版)

  ■ベトナム航空局はインドシナエアラインに対し、事業権の取得を再度許可する文書を交付した。
  (2010年1月7日 VnExpress)

  ■ベトナム社会保険庁によると、1月10日までに同機関により発行される新型医療保険カードは
   5,000万枚に上り、その内約3,500万枚は既に保険加入者に発給したとのこと。
  (2010年1月10 日 VietNamPlus)

  ■1月10日、ホーチミン市にて、21階建ての高級ショッピングセンター・オフィス複合施設
   Royal Tower(投資総額5,000万米ドル、敷地面積2,775平米)の建設が開始された。
  (2010年1月11日 CafeF)

             ★ ★ ★ ★ ★

◎編集後記
  ベトナムではボーナス支給の最盛期を迎え、ニュース紙面も浮き足立っている様子ですね。
  ボーナスと言われて思い出すのが、昨年のこと。
  スピード違反の罰金で、頂いた大半を失ってしまったことです。
  おかげで更なる安全運転を心がけるようにはなりましたが、ボーナス時期には、
  しばらく手痛い記憶がよみがえりそうです。(森口)

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■ 編集責任者 森口
■ 編集 佐藤 湯之上 HIEN
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