ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第114号『 アジアの経済力 レジェンドと実際 』
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★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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★目次 3月16日版
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▽市場を読み解く [ アジアの経済力 レジェンドと実際 ]
▽トップニュース [ Standard Chartered:ベトナムのインフレ再発を警鐘 ]
[ 大手ビール企業が民営化できない理由 ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融,ファンド・VN企業・外国企業・政府方針,規則 ]
▽ショートニュース
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///// 市場を読み解く //////////////////////// http://www.bcc-jp.com/member/analysis/
『 アジアの経済力 レジェンドと実際 』
http://www.bcc-jp.com/member/analysis/20100311-044.html (全文)
アジアの経済力は発展したが、実際は思ったほどでもないのだろうか。
「世界経済中心部が東方に移転している」と以前から言われている。
多くの人によると、国際経済危機は間接的に世界経済力を、アメリカやヨーロッパから
アジアに移転させていた。
アジアの経済発展国は、世界の発展国より早期に危機を乗り越え、銀行システムと
ローン状況は、アメリカ、ヨーロッパなどより健全である。
2009年、中国はドイツを超えて世界の第2位の最大輸出国になった。中国は10年後に
世界の最大経済国になるとも予測されている。しかし「経済力」はどこまでアジアに
移転するのだろうか。
<中略>
2009年には世界中の投資総額の40%がアジアに投入され、その金額はアメリカと
ヨーロッパの資金に相当する。金融分野においても、アジア企業が世界のIPO案件
10件中8件を占めた。2009年、香港と中国で行われたIPOは調達資金がアメリカの
2倍に達した。
<中略>
これまで経過した時代の中で、18世紀はアジアが世界の生産量の半分を以上に
貢献した期間である。今後、アジアの役割はもっと重要になるだろう。
次の世紀には経済発展国の成長幅が縮小される可能性が高い。各家庭の負債も
多いため、今後の消費は減少する。政府の負債も危険な状態になった。
課税制度が働き、動力と投資に影響を与える。逆に、アジアの経済発展途上国が
引き続き強くなる。アジア企業は現在、ヨーロッパの大企業の売上と利益の
20%~25%だが、2020年には、その50%に相当する利益を生み出すだろう。
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 Standard Chartered:ベトナムのインフレ再発を警鐘 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20100315-2105.html (全文)
Standard Charteredは今後ベトナム経済が直面するであろうマクロ的な問題を
警告した。
Standard Chartered研究部によると、今年ベトナムのGDPが6.7%に達する可能性が
あるが、ベトナム経済がインフレの再発と貿易赤字の増加に直面する。
2009年12月と2010年1月、インフレが7%以上に戻り、今回、2008年半ばから
初めてインフレが2ヶ月連続1%以上上昇した。食品、土地、運賃がインフレの
急上昇を与える重要な要素である。(続)
『 大手ビール企業が民営化できない理由 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20100312-2302.html (全文)
業績が黒字、ネームバリューがあるにも関わらず、民営化を行った国営企業が、
未だに上場できないケースがある。その典型例は、ビール会社大手のSabecoと
Habecoだ。
Trinh Tuyet Minh-Sai Gonビール会社(Sabeco)は、上場が遅れる原因について、
以下のように語っている。
まず、政府に認可された民営化計画によれば、企業が上場するためには、新戦略
パートナーに株式を譲渡する必要がある。しかし、民営化が3年を経過した今も、
Sabecoはまだ戦略パートナーを見つけるに至っていない。原因の一部には
国際金融危機の影響もあるが、より深刻なのは、戦略パートナーへの譲渡株価が、
IPOの平均株価を下回らない、ということである。落札平均株価は70,003VNDだったが、
この株価で戦略パートナーと交渉することは、今の状況では困難である。(続)
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・2010年の海外直接投資先トップ10
国連貿易開発会議(UNCTAD)によると、2007年の全世界における海外直接投資
(FDI)額は過去最高の1兆9,800億米ドルになったが、2008年には14%減、
2009年には2007年比39%減まで落ち込んだとのこと。
・公務員の30%しか働かず
・宝くじ売上 GDPの2.1%
・海外企業3社協力のもと400kmのガスパイプ整備
・ベトナム人女性の平均収入 男性の87%
・南北高速鉄道 整備実施は急務
・コショウ輸出市場 需要は増加傾向
・2月の経済状況
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・ANZ Sacombankへの投資資金を換金
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・PVI 財政状況はB+ランク
3月11日、A.M.Bestによると、ベトナム石油保険株式会社(銘柄: PVI-HNX)は、
財政信用度B+ランク、発行信用度BBB-ランクとの評価を下された。
・Vietnam Airlines 格安航空合弁会社設立を反対
・BIDV ミャンマーで駐在事務所開設
・国際線 期間限定割引
[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
・日本の内装整備会社 ベトナムに進出
YKK AP Inc.は、今後製品輸出以外に、ベトナム、マレーシア、インドでの
工場建設を計画している。
[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/
・不法就労の外国人労働者 管理体制強化へ
///// ショートニュース /////////////////////////////////////////////////////////
■ 先ごろSacombank, Baoviet Bank 及びACBの3行が、クレジットカード決済
ネットワークSmartlinkに加盟したとのこと。(2010年3月9日 TuoiTre電子版)
■ 3月9日、在ホーチミン市日本国総領事館水城幾雄氏は、日本政府がベンチェ省の
チャウタン郡総合病院に対し10万米ドルの無償ODAを付与する予定と発表。
(2010年3月9日 TuoiTre電子版)
■ 3月8日、ベトナム輸出入銀行(Eximbank)は、ベトナムで初めてグローブ
パスネットワーク (日本、韓国、マレーシア、タイ、中国、インドネシア、
フィリピン、シンガポール、香港、台湾などの金融機関が加盟するクレジット
カード発行・決済サービス運営ネットワーク) の一員となった。
(2010年3月9日 TuoiTre電子版)
■ ベトナム自動車メーカ協会(VAMA)によると、2月の自動車販売台数は
前月比30%(1,931台)減の5,030台であった。(2010年3月10日 VnEconomy)
■ 3月9日、ソクソン郡にて、ハノイスポーツ・娯楽サービス投資株式会社は、
遊園地・ゴルフ場複合施設(投資総額1億米ドル、敷地面積284ヘクタール)の
着工式を行なった。(2010年3月10日 CafeF)
■ 3月9日、労働傷病兵社会福祉省は、2010年には労働者30万人の雇用を創出するほか、
8万5,000人を海外へ派遣することを計画している。
(2010年3月10日 VietNamPlus)
■ 3月9日、VietinbankはSai Gon Tiep Thi誌が開催した「2010年ベトナム製高品質賞」
のベストサービス賞を受賞した。(2010年3月10日 LaoDong電子版)
■ ベトナムACE生命保険有限会社は、2009年同社の保険金料による売上は
2008年の159%に相当する4,900億ドン(2億8,000万米ドル相当)であったとのこと。
(2010年3月10日 LaoDong電子版)
■ 3月9日、ベンチェ省ザオロン工業団地にてFurukawa Automotive Systems Inc.
(FASV)の自動車専用電線生産工場(投資総額1,600万米ドル、年間生産力
360万単位)が稼働開始。(2010年3月11日 LaoDong電子版)
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◎編集後記
景気がなかなか回復しない中、業績好調の企業もあり、消費者の動向にも注目が
集まるところですが、先日テレビCMを見ながら、ふと「このデータは、自分の
周りのデータとは違う」と感じたことがありました。日本全国の平均値を取った
数字であると思われるので、地域差があっての数字だったのでしょうが、その
『地域差』は、一部の消費に関しては、『人に流されやすい人が多いか少ないか
(そのような環境があるかないか)』の差でもあるような気がしました…。(佐藤)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 佐藤
■ 編集 森口 林 HIEN
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