ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第121号『 ベトナム財政市場は一本足経済 』
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★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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★目次 5月11日版
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▽トップニュース [ ベトナム財政市場は一本足経済 ]
[ VND 上昇する可能性は低い? ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融,ファンド・VN企業・外国企業
・政府方針,規則・不動産 ]
▽ショートニュース
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 ベトナム財政市場は一本足経済 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20100428-2339.html (全文)
銀行の責任負担を減らし、資本市場で資金力を最大限に発揮するには
どうすればよいのか。現在の難問課題である。
国家財政監査委員会によると、2009年まで経済全体(170万兆VND)の資金力の
80%が銀行に保管されている。
<中略>
Le Duc Thuy-国家財政監査委員会委員長によると、原則として銀行は企業に対して、
主に短期資金及び流動資金を供給する機関である。
投資と営業活動を拡大したい企業は自ら資金を出し、証券市場等で資金を調達する
必要がある。当然、長期投資のために銀行から資金を借り入れる場合がある。
そして銀行は、長期期限で資金を貸し出すこともあるが、その割合は高くない。
ベトナムにおいては、資本市場が近年開発されてきたので、銀行の主な役割として
余った資金を調達し、企業に貸し出すことが必要である。
証券市場が誕生して以来、経済に対する中長期の資金貸出への銀行負担が多少減ったが、
調達できる資金の割合は高くない。証券市場への投資には中長期の投資目的は少ない。
投資家はPERではなく、株価の上昇に注目している。(続)
『 VND 上昇する可能性は低い? 』
http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/20100506-2356.html (全文)
VNDの貸出金利及びVND/USDの為替レートの切り下げにより、為替レートの
変動に対する懸念が軽減され、資金源がVNDに移行している。
5月4日、VietcombankでVND/USDの為替レートが1USD=18,940~18,990VNDで
掲載された。自由市場では1USD18,940VND~18,980VNDで取引された。
しかし専門家によると、今後VNDが上昇する可能性は低い。
VNDの安定性は、輸出及びVNDに対する信用の回復状況によって維持されるとみられる。
<中略>
HSCによると、今年はVNDの切り下げのリスクが低い。12カ月の金利が上昇し、
VNDがやや切り下がったため、輸出額がGDPの70%近くを占めるベトナム経済が
為替レートの変動リスクを抱いている。
そのため、現在の為替レートの安定性がいつまで続くかは国際経済の回復状況と、
VNDの資産に対する信用の二つが鍵となる。(続)
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・投資信用指数 ベトナム市場を高評価
5月4日、17ヶ国を調査対象とする投資信用指数(TCI)の評価が、HSBCより
発表された。その中で、ベトナムは第3位に位置づけた。
・越企業 海外投資も好調キープ
Unitelは、在ラオスViettel国際投資株式会社の携帯電話会社である。この会社が
ラオス通信市場の第2位を占めるのに要した時間は、わずか約2年間であった。
・輸出増で赤字大に
・経済指標 達成状況
・2010年ベトナム携帯電話市場 大きく分化
・好調続く石油市場 技術発展に課題
・Tra魚 国際市場の100%近くを占める
・世銀最新報告 アジア人所得は増加傾向
・果物分野の競争力 弱い理由
・4月の消費者物価指数は引続き下落
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・ベトナム証券は一番安い証券市場
数百億USDの投資ファンド- Templetonは「ベトナムが世界で一番安い証券市場」
と評価した。そして、同ファンドはベトナムで様々な投資チャンスを見つけた。
・SCIC 353社の資本金売り切る
・外国投資家 口座新設が急増中
・ベトナム証券市場の時価総額 約750兆VND
・22の投資ファンドが設立
・ベトナムへのFDIの導入が加速
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・OceanGroupとPVC 10億USDのビル建設
[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
・ハノイ市で再びストライキ
[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/
・第2四半期のGDPが大きく増加
ベトナム計画投資省は、第2四半期のGDPが第1四半期より大幅に増加すると予測した。
・FDIセクターの給与 2年後に15%上昇
・2012年の地域別の最低賃金の統一困難
[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
・Tan Son Nhat国際空港に5つ星ホテルとゴルフ場建設
///// ショートニュース /////////////////////////////////////////////////////////
■ 第1四半期における縫製業の輸出高は前年同期比12.3%増の21億6,000万米ドルに
達し、輸出主要品目ランキング1位にランクインした。
(2010年4月26日 TinKinhTe)
■ 4月22日、ベトナム中央銀行総裁はベトナム投資開発銀行(BIDV)に対し
10兆ドン(5億2600万米ドル相当)に当たる長期有価証券を発行することを
承認した。(2010年4月26日 VnEconomy)
■ アジア開発銀行(ADB)は先ごろベトナムのホン川~タイビン川デルタにおける
かんがいシステム改造支援を目的に、1億米ドルの融資を承認した。
(2010年4月26日 VietNamPlus)
■ 統計総局によると、4月の自動車輸入台数は前月比1,000台減の3,000台であるものの、
輸出高は6,200万米ドルから6,500万米ドルに若干増加するとのこと。
(2010年4月27日 VnEconomy)
■ 4月27日、ベトナム国家銀行はベトナムANZ銀行に対し外貨に関するサービスの
提供を承認した。(2010年4月27日 VietNamPlus)
■ ハノイ商工局によると、4月の工業生産価値は前月比3.3%増の8兆1300億ドン
(4億2800万米ドル相当)であるとのこと。(2010年4月27日 LaoDong電子版)
■ 4月22日、ホーチミン市クーチー郡のホーチミン市ハイテク農業団地では、
リース農地全体の80%を占める投資プロジェクト9件(敷地面積44.65ヘクタール、
投資総額2920億ドン、1500万米ドル相当)が行われているとのこと。
(2010年4月27日 TinKinhTe)
■ ベトナム伝統工芸品輸出協会の副理事長によると、2010年末までに伝統工芸品の
設計とその人材を育成する為の会館が開館される予定。
(2010年4月27日 TuoiTre電子版)
■ 商工商業株式銀行(Vietinbank)は、同行の2010年第1四半期における
税引後利益が9585億ドン(5000万米ドル相当)であると発表。
(2010年4月28日 VnEconomy)
■ ベトナムプラスチック協会は、企業は生産原材料の35%~50%を
リサイクルプラスチックとすれば、年間プラスチック輸入高25億米ドルの内、
10億米ドル以上を節約でき、販売価格も15%減少できると推定した。
(2010年4月28日 TinKinhTe)
■ 農業農村開発省によると、年初4ヶ月間におけるゴム輸出量は前年同期比23.8%増の
17万3000トンであり、輸出高は同129.7%増の4億4500万米ドルである見込み
とのこと。(2010年4月28日 TuoiTre電子版)
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◎編集後記
最長11連休と言われた今年の大型連休も明け、日本列島はいよいよ梅雨の時期に
差し掛かっています。お休みが長かった方は、地域にもよりますが、寒暖の差があり、
調子を取り戻すのに少し時間がかかるかもしれませんね…。
今週のメールマガジンは、4月28日から5月10日までのニュースを掲載しています。
2週前のものでも、興味深い記事が多くありますので、ぜひ弊社ニュースサイトでも
ご覧ください。 (佐藤)
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■ 編集責任者 佐藤
■ 編集 森口 林 HIEN
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