ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第135号『 USD/VND為替レート 上昇 』
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★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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★目次 8月24日版
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▽トップニュース [ 開発進まぬ農業保険 ]
[ ベトナム 「.com」の未来 ]
[ USD/VND為替レート 上昇との予測 ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融,ファンド・VN企業・政府方針,規則 ]
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 開発進まぬ農業保険 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20100823-2220.html (全文)
ベトナムは農業国家であり、人口の70%が農村で暮らしている。
しかし、農業保険の発展は未だ不十分な状況である。
<中略>
Q:現在、ベトナムは人口の70%が農業で生計を立てているが、
なぜ農業保険は発展しないのだろう?
(1)農業保険は生物を対象とする保険である。
生きているものは、気候、土地等の自然の要素に大きく左右される。
飼育、栽培分野が一定の生産能力を確保するためには、具体的な計画を立てる必要がある。
ただ、現在、農村部では飼育ひとつにも基準がない。
(2)リスクが高く、保険料も高いため、肝心の農家に支払い能力がない。
(3)保険会社の管理手数料が非常に高額である。
(4)農業保険実施に関する暴利がある。
例えば、フランスのGroupama保険会社は、2001年からベトナムに参入し、
メコンデルタでの家禽の飼育、海老養殖 に対して保険サービスを開始した。
この会社は、フランスから特定の目印を輸入し、保険対象となる鶏の足にそれをはめる、
と言う方法を採ったが、直ぐにホーチミン市で偽物が流通した。
<中略>
政府は、状況打開のため、保険料支援などの計画を検討している状況にある。
ただ、この計画を受け付けてくれる外国保険会社が、
見つかっていないのが大きな問題となっている。
『 ベトナムにおける「.com」の未来 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20100819-943.html (全文)
IT企業は数多いが、現在どのように存在して、
どの程度売上があるのか。将来の発展展望にはまだ大きな課題がある。
<中略>
オンライン清算は最も大きな問題である。
世界のB2B、B2C方式の電子売買会社の収入源は、販売側の広告料とオンライン取引収入である。
しかし、これまでのオンライン取引からの収入はまだ非常に低い。
これは電子売買の習慣がまだないからである。
2006年から2008年までの3年間で、オンライン清算を利用する企業は全体の約3%しかない。
銀行を通した現金清算が企業の70%に選択されている状況だ。
<中略>
企業だけでなく、ほとんどの消費者が、まだ安心して電子売買を利用していない。
ホーチミンの1千戸に対する調査結果によると、45%がサービス自体を信用せず、
37%がリスクの高さからオンライン清算のサービスを利用しないと答えている。(続)
『 USD/VND為替レート 上昇との予測 』
http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/20100821-019.html (全文)
統計によると、ベトナムの7月貿易赤字は、6月の7.42億USDから、9.8億USDに増加している。
年初7ヶ月の輸入額は、輸出額より72.6億USDを超え、
前年同期36.5億USDから、2倍にも上がっており、政府目標の120億USDに近づきつつある。
Bui Kien Thanh博士は、輸出製品は現地調達率が低くいことを指摘している。
例えば、縫製、靴などの製品は、輸入資材の利用率が70%にもしているため、
為替レートを上げても、輸入超過を抑制することには繋がらない。
野村證券の専門家、Euben Paracuelles氏とYougesh Khatri氏は、
現在の貿易赤字の状況を受けて、今後ベトナム政府が、USD/VNDを引き上げることを
検討する必要性について言及している。(続)
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・成長戦略 先10年見据え見直し必要
ベトナムは2020年までに工業国となる目標を立てているが、
このままでは、より人件費の安い貧困国や、
人材の質が高い先進国裕に、ビジネスチャンスを奪われる危険性があるという。
・越水産加工品輸出 対アジア好調
ベトナムの水産加工製品は、アジアでも非常に人気が高いという。
中でも、日本は軟体水産加工製品を最も多く輸入している国で、
その量は2,800万トン、1,700万USD以上に達している。
・開発進まぬ農業保険
・日本 アジアインフラ整備計画に投資予定
・8月CPI ハノイ市上昇・ホーチミン市激減
・BMI ベトナム成長率予測を6%に引き上げ
・ベトナムにおける「.com」の未来
・「良いシナリオ」 ベトナム経済分析
・日本企業2社がベトナムの宇宙センター建設計画に注目
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・銀行システム内のUSD/VND為替レートを引き上げ
ベトナム国家銀行は超過輸入を抑制する目的で
USD/VNDの為替レートを1USD=18,544VNDから1USD=18,932VND(2.1%増)に引き上げた。
為替レートの変動枠はそのまま+/-3%で維持される。
・USD/VND為替レート 上昇との予測
・PepsiCo 2.5億USDの投資計画を発表
・IFC Thien Viet証券に500万USDの融資
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・AAA 日本企業が株式公開購入
[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/
・速達輸入品 約100万VND免税
・国有資金 証券投資機関への出資禁止
・ベトナムと韓国 総額5100万USDの借款協定を締結
・証券市場の時価総額 GDPの110%までを目標に
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◎編集後記
家の近くに、都心部にも進出している有名パン屋の本店があり、田舎にもかかわらず、
週末ともなると駐車場には車が溢れ、レジは1時間待ちとなってしまう。
この盛況ぶりは、熟練の職人のなせる業なのか、と思って調べてみたら、
オーナーは自分と大して年齢差がなかった…。
スポーツや芸能以外でも、同年代の成功を発見すると、「負けててはいられない」
と思える。何に、とういうこともないのですが。(森口)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 佐藤 林 HIEN
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