ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第153号『 2010年ベトナム経済を振り返る 』
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★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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★目次 1月11日版
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▽年頭挨拶
▽トップニュース [ 2010年ベトナム経済を振り返る ]
[ 2011年為替レート問題 国家銀行の働きに期待 ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融,ファンド・VN企業・外国企業・不動産・政府方針、規則 ]
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◎年頭挨拶
新年明けましておめでとうございます。
2011年は、引き続き激動の年となるでしょうが、
世界経済の主役が、先進国で無くなった事を
確実に実感する年となるでしょう。
先進国成長の行き詰まりは、
投資資金の行き先を迷わせ、
世界的な金余りはマネーの新たな潮流を生もうとしています。
当社は価値の創造と、新興国への進出を
創業時より行ってきました。
昨年は、当社出資先のMFIC社(米)のKDDI社との資本を含めた提携や、
TVSC社(越)に至っては、国際機関が転換社債を引き受けてくれるなど、
徐々にではありますが、投資先が実績を出しつつあります。
本年度は卯年。
大きく変化してゆく現状を
我々はスピード感を持って対応し、
そして跳躍してゆきます。
本年度も宜しくお願いしたします。
株式会社ブルーチップ・コンサルティング
代表取締役 大木健司
///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 2010年ベトナム経済を振り返る 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20110105-2040.html (全文)
2010年のベトナム経済に関する10大事件について、下記のとおり記す。
1. ASEAN議長国としてイニシアチブを発揮
2. 輸出、工業分野の成長率好調
GDP、輸出、工業分野の成長率は、2010年ベトナム経済の中でも、
明るいものとなった。国際経済の混乱が続く中、国内GDP成長率は6.7%
(目標6.5%を上回る)、輸出総額は25.5%増(目標6%)、
工業生産総額は14%増となった。
3. インフレ・金高騰・VND引き下げ
4. Vinashinグループの巨額負債
5. 金利競争の激化
この3年で、銀行間の金利競争が最も激化している。
一時期、調達金利が年17%に達することもあった。
6. 自然災害による経済損失
7. 電力不足 深刻化
8. 南北高速鉄道建設計画
9. 韓国味の素の賠償問題
10. 規定の延期相次ぐ
規定の適用期間の延期が相次ぎ、施行日前の修正が相次いだ。
典型的な例は、口座経由の金売買中止の期限が2度延期され、
金融機関の安全活動確保に関する通達No.13が、2010年10月1日より有効となる予定が、
2010年9月25日に通達No.19で変更された。
こうした延期が続くことで、企業は大きな影響を受けており、
政府政策をアップデートできない状況にある。
『 2011年為替レート問題 国家銀行の働きに期待 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20110110-2211.html (全文)
現在、自由市場でのUSD/VNDの為替レートは、銀行の公式レートより約8%高い状態にある。
この状況は、4ヶ月に渡って続いており、それにより様々な影響が出ている。
為替レート急変の原因は、主に国民の心理状況にある。
VNDに対する信用が下がったため、国民は競って外国通貨を買い、
保管するようになっている。その証拠に、ベトナム経済のUSD化が激化しており、
昨年のUSDの貸付成長率はVNDより大幅に増加した。
その他の原因には、2010年の国家予算が、引き続き支出超過の状態であったこともある。
VNDが他の貨幣より急速に下がったため、国内輸出製品の競争力は高まっているが、
ベトナムの債務、特にJPY債務はさらに重さを増している。
また、VNDがUSDより下がった一方で、他のアジア諸国では貨幣がUSDより上がったことから、
ベトナム経済の不安定さが浮き彫りとなっている。(続)
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・米新規定 揺れる米越貿易市場
アメリカ国会は、アメリカ消費者情報収集委員会の設立計画認可後、
管理対象となるメーカーへの風当たりが、非常に厳格化すると見られており、
輸出活動に与える影響は、計り知れない。最新情報によると、違反した企業には、
1件当たり1,500万USDの支払いが課せられるという。
・外国ブランド志向強まるベトナム 携帯は例外
ベトナムサービス分野では、外国ブランド志向が強まっており、
特に、技術に関連するサービスに強く表れている。
ただ上記理論は、携帯電話サービス分野には該当しない。
ベトナムでは国内携帯電話会社が一番人気である。
・2011年為替レート問題 国家銀行の働きに期待
・2011年は上場ラッシュ?
・Dung Quat経済工業団地 目標資金調達額150億USD
・2011年越繊維輸出額 127~130億USDの見込み
・2011年経済を楽観視するベトナム企業:Grant Thornton
・2010年ベトナム経済を振り返る
・年末までの国家負債 GDPの56.6%相当
・2010年 GDP1,000億USD超
・ハノイ市 国内製品消費促進運動
・2010年の超過輸入額、124億USDに到達
・2010年のインフレ、11.75%に上昇!
・機関投資家、OTC市場に注目
・農村は都市より快適? 住宅設備の地域格差
・韓国 意外と主要貿易相手国
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・チャンスを失った?小規模銀行
ベトナムの銀行と外国の銀行の優位性を比べると
ベトナムの銀行には「現地」の優位性がなくなり、弱点が現れてきている。
ただ、政府の政策を見ると小規模銀行への「退路となる狭い道」がまだある。
・TLS 2010年最大仲介マーケットシェア
・オンライン取引サービスに登録証券会社数56
・2011年FDI実施額 115億USDと予測
・Standard & Poor’s、ベトナム国家借金の信用格付けを失墜
・外国銀行 続々大幅増資
・外国投資ファンド 短期投資活発化
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・Vietnam Airlines、為替レート変動で1兆VNDを損失
Vietnam Airlinesは12月23日に2010年の営業成績を発表し
その影響を受けたVNAには、運営資金確保のために
1兆VNDの為替レート変動防止準備資金が充当された。
・PVNがDung Quat石油精製工場民営化を予定
・ベトナムの通信分野、2010年売上約60億USDを達成
・2010年PetroVietnam売上 GDPの24%相当
・Petrovietnam 国際社債発行を中止
[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
・ベトナムへの投資に関心示すOman企業
・PepsiCo ベトナムに5件目の工場
[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
・都市開発問題と住宅建設用資金
[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/
・「能力の余地」と人材の発展性
UNDPは2010年人間開発報告書を発表し、その中で新しいHDI(人間開発指数)と
計算方式を使用したことを明らかにした。
従来との比較でベトナムのHDIは
ランクを21落とし169カ国中92位から113位に下がった。
また、ベトナムの教育指数も同様に101位から122位へと後退した。
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◎編集後記
成人式も明け、今日は鏡開きとのことで、いよいよ2011年本格始動、といった
気分になります。先日引いたおみくじは「末吉」。しかし、後半に期待し、
粘り強く取り組むこと、とのことでした。どんなことでも、先が良い
と思えれば乗り切っていけることでしょう。
読者の皆さまの、今年一年の健康とご多幸をお祈りいたします。(森口)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 佐藤 斉賀 HIEN
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