ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第164号『 世界銀行 ベトナムマクロ経済政策を一定評価 』
|
★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★目次 3月29日版
----------------------------------------------------------------------
▽トップニュース [ 世界銀行 ベトナムマクロ経済政策を一定評価 ]
[ 証券会社M&Aが失敗する理由 ]
[ 日本のODA支援 懸念される震災の影響 ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融、ファンド・VN企業・外国企業・不動産 ]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 世界銀行 ベトナムマクロ経済政策を一定評価 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20110323-2333.html (全文)
先日世界銀行は、東アジア太平洋の経済調査報告書を発表した。
その中で同行は、最近ベトナム政府が適用した経済政策について、
重要な動きであるとし、経済成長の熱を冷まさせ、
外国投資家に対しては、アジア地域で魅力的投資先としての地位を
回復させた、と一定の評価を与えた。
世銀は今後の状況について、燃料と電気販売価格の問題や、
世界的な物価上昇などにより、VND引下げが、短期的には
インフレ上昇の圧力を高めることになるだろう、としている。
その他、日用品価格が、厳密な金融・財政政策により、
徐々に値下がりする見込みとなった。インフレ上昇率は基本的に安定し、
国際市場が安定していけば、ベトナム外貨市場は徐々に改善していくだろう。
(続)
『 証券会社M&Aが失敗する理由 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20110328-2241.html (全文)
昨今、市場では証券会社の買収先探しに関する情報が、溢れている。
ただ、取引が成功した案件は非常に少ない。
M&Aが成功するための最も重要な要素は、買収価格である。
現在、証券会社の買収を希望する者は、価格面での交渉に戸惑っている状況である。
売却側が、市場価格の2倍でオファーしているのだ。
(中略)
ベトナムでは、コンサルティングを通じて、M&Aを実施する習慣がない。
M&Aを希望する企業は紹介者を経て、直接に交渉を行っている。
この状態だと、コンサルティングの役割が見えない。
そのため、交渉が初回から失敗したケースが多かった。
また、ベトナム企業はM&Aの意味を、まだ良く理解していない。
大方の企業は買収後に、個人やグループの利益がなくなると考えている。
また、M&Aに関する法律面での整備も遅れている。
ただ、具体的な法整備についても、現在は意見収集の段階である。(続)
『 日本のODA支援 懸念される震災の影響 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20110323-2332.html (全文)
日本からの対越ODA支援について谷崎在ベトナム大使は、
今後の調整に関する情報は、まだ入っていない、としている。
日本からのODAとFDIは、震災による経済損失を受けて、減らされる恐れがある。
日本から戻ったばかりのTruong Gia BinhFPT会長は、
「震災に見舞われた日本の皆様に心からお見舞い申し上げます。
しかし、底力を持つ日本であれば、1~2年でこの危機を克服できるでしょう。」
と述べた。
現在、日本はベトナムにとって最大のODA支援国である。
2010年のODA実施額は、実に16億USDに達した。
2011年のODAについても、CG会合で発表された支援額は、17.6億USDである。
現在はODA支援に変化なし、とはいえ、状況の推移は、今後も注視すべきである。
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・コーヒー輸出 向こう10年成長戦略
2011年のベトナムコーヒー輸出額は、国際市場が現在のまま安定した場合、
20億USDに達すると予測されている。
このまま成長を続けた場合、10年後には、年200億USDに達する可能性もあるという。
そのためには、長期的開発戦略をしっかりと組み立てる必要がある。
・08~10年越クレジットカード 利用者倍増
ベトナムのカード市場は、まだ小さいものだが、今、世界で
最も活発な市場となっている。若年層が多く、それが増加傾向にあること、
電子売買の傾向が盛んになっていることなどが、
近年の急増に繋がっているようだ。
・証券会社M&Aが失敗する理由
・タイ繊維系企業5社 ベトナム参入予定
・お金の流れに関する予測
・世界銀行 ベトナムマクロ経済政策を一定評価
・日本のODA支援 懸念される震災の影響
・東日本大震災 越国内でも支援の動き活発
・海外投資盛んな中国
・1月、越米貿易総額 17億USD超
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・株価の支配行動は2~3億VND相当の処罰対象
株価支配を目的とする同じ株式の断続的で大量の購入には
2億~3億VNDに相当する処罰が予定されている。
・VietinBankが社債発行を予定、額面は50万~10億USD
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・「茹で米」を輸出するベトナム
米の輸出量全体と比較すると「茹で米」の輸出の量は小さな割合しか
占めていないが、この3ヶ月における「茹で米」の輸出状況を見ると
良い方向への進展を促している。
・FPT 先4年で目標利益4倍
[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
・中国からの超過輸入額は120億USD
[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
・販売に赤ランプ点灯の高級マンション
ハノイ市の高級マンションが、資金供給源の減少や市場における
購入需要の減少により、販売が困難になっている。
・借料値下げも空きの目立つ小売用スペース
★ ★ ★ ★ ★
◎編集後記
上記ニュースの中にもありましたが、ベトナムでは震災への支援を申し出る
一方で、ODA支援の滞りを心配する声も上がっている模様です。
被災地から遠く離れた地元でも、支援の一方でガソリンの高騰や、製薬工場
被災による、薬の在庫切れなど、被災者の方々には遠く及ばないとはいえ、
目に見える影響が出始めています。狭い国土と思いつつ、
こんなに綿密に繋がっていたのかと、改めて思い知らされた一週間でした。(森口)
-----------------------------------------------------------------------
■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 佐藤 斉賀 HIEN
■ ベトナム投資ニュース http://www.bcc-jp.com/member/
■ 本メールマガジンバックナンバー http://www.bcc-jp.com/mm/
※本資料に記載された情報の正確性・安全性を保証するものではなく、
万が一、本資料に記載された情報に基づいて皆さまに何らかの不利益を
もたらすようなことがあっても、一切の責任を負いません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C)2011 Blue Chip Consulting Co., Ltd. All rights reserved. |
|
|
|