ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた
「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第169号『 FDI導入のタイミングは 』
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★目次 5月10日版
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▽トップニュース [ FDI導入のタイミングは ]
[ Barclays Capital 年半ばにインフレ約22％上昇と予測 ]
▽ヘッドライン [ 経済・VN企業・外国企業・不動産・政府方針,規則 ]
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 FDI導入のタイミングは 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20110506-2230.html （全文）
ベトナムのFDI調達目的は付加価値がある産業分野、
ハイテク産業分野を中心に開発するためだが、近年はFDIが短期的で
単純な投資の傾向にある。
時間をかけて調査研究を行ったTran Dinh Thienベトナム経済学院所長は、
最近の宿泊・飲食、不動産投資分野がFDIにとって優先的に
投資された分野で、この二つへの投資比率は40.9％と35.4％だと述べた。
Thien所長はさらに「この投資傾向の移転はベトナムが
WTOに加盟した後で発生する。これこそが短期的で投機性の高い
投資への方向である。付加価値の高い産業に対する投資が減っている」
と続けた。
Thien院長の研究結果によると、飲食・宿泊サービス分野への
FDI案件の規模は、1件当たりで平均1.6億USDとなっており、
不動産分野への投資規模が同じく1件あたり1.5億USD、
鉱山採掘分野への投資規模は7,00万USDという内容だが、
加工産業・製造産業への投資規模は1件当たり1,00万USDしかなく、
科学研究、教育、技術分野に対する投資の規模が非常に小さい。
このような投資傾向は無視することができない。2008年における
FDI実施額の115億USD中で80億USDが外国からの送金であり、
残りはベトナム側の投資（土地等の財産）である。（続）
『 Barclays Capital 年半ばにインフレ約22％上昇と予測 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20110428-915.html （全文）
Barclays Capitalは、 報告書の中で、「世界的に物価上昇が続く中で、
越政府が基本給与の引き上げを決定した場合、今年半ばには、
国内のインフレが21～22％に上昇するだろう。ただ年後半、
厳しい資金貸付政策を実施することで、物価上昇の圧力は
減じることを期待している。」と発表した。
Barclays Capitalは、2011年のベトナムインフレ上昇率について、
17.5％に達するとの予測を行っている。（以前は15％だった）
インフレ上昇に対応するため、ベトナム国家銀行は、公式市場の
担保金利を、今の13％から14％に引き上げることを計画している。
同社はまた、USD/VNDの為替レートについても、VNDは短期的には
安定するものの、今後、更なる引き下げがあると、予測している。
同社はUSD貸付を厳しく管理すること、ブラックマーケットでの
取引を安定化させること、USDよりVNDの確保権利を高めること等、
政府の対策が効果を発揮することに期待を寄せた。（続）
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・ベトナムは低所得水準均衡のトラップから抜け出せるか
ADBベトナム代表取締役社長は「ベトナムは、早期に強い対策を
実施すれば、低所得水準均衡のトラップから抜き出せる」と述べた。
・カンボジアのドル化 最悪の状況に
カンボジア経済は、アジアの中でも最悪のドル化状況となっている。
・40億USD目前！中国発の超過輸入額
ベトナム全国での超過輸入額は年初の4ヶ月で49億USDと
なっており、輸出総額の18.2％に相当している。そのうち、
中国からの超過輸入額は40億USD近くにまで達している。
・FDI企業 年初4ヶ月輸入超過と報告
年初4ヶ月、FDI企業の輸出額は127億USDとなり、前年同期比
36％増となったが、輸入額が輸出額を上回り、139億USDとなった。
・携帯電話市場 改善策は増資か
・旅行ライセンス失効の旅行社 全国９３社
・大王製紙、DBJ 越製紙企業に戦略投資
・神戸牛使用の高級フォー 国内外から注目
・Dang Thanh Tam氏 持ち会社２社を上場廃止
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・ベトナム旅行会社、日本の観光市場に熱視線
日本旅行専門会社であるSamurai Tourは、5月30日から
6月6日まで、3月起きた歴史的な大地震と津波の後に、
日本へのツアーを再開するため、東京、大阪、名古屋に向けて
ツアーの調査団を派遣した。
・AIA Vietnamのベトナム国債大量購入
[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
・Coca-Colaがベトナムに2億USDの追加投資
・Saudi Arabian Airlines Cargoにベトナム便開設
[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
・不動産取引には人脈が重要
ベトナムでビジネス展開するためには、人脈が極めて重要な
要素である。
・世界一高いベトナムでのオフィス借料
[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/
・2020年までに追加で5万MW ～ベトナムの電力需要～
Pham Hung商工省エネルギー局次長は第44回アジア開発銀行
年次総会で、ベトナムの電力需要が今から2020年までに
11.3～16％まで増加するため、ベトナム政府は発電所建設に向けた
投資を勧めていると発表した。
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◎編集後記
焼肉チェーン店での事故で食の安全が問われている最中、某大手の
外食チェーン店で食事をしたところ、生焼けの鶏肉が出てきました。
まさかそんなことがあろうとは思わず、口に入れて噛み切った時に
気付いたため、のみ込まずには済みましたが、日本国内とはいえ、
今や身近な外食も、安全とは限らないということを、改めて、
二重の衝撃で知らされました…。 （佐藤）
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■ 編集責任者 佐藤
■ 編集 森口 斉賀 HIEN
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