ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第170号『 EU企業の期待感 一時的に減少 』
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★目次 5月17日版
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▽トップニュース [ EU企業の期待感 一時的に減少 ]
[ ADB 金利優遇支援終了へ ]
▽ヘッドライン [ 経済・VN企業・外国企業・不動産・政府方針,規則 ]
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 EU企業の期待感 一時的に減少 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20110511-1938.html (全文)
5月9日、ホーチミン市で、駐越EU企業協会は、4月末
EuroCham(駐越EU商工会)が行った2011年第2四半期「営業指数」
調査の結果を公表した。
この第2四半期、ベトナムで活動しているEU企業の営業展望は、
先期から9ポイントを減少し、79ポイントから70ポイントに下がった。
調査対象となった企業のうち、大半が営業状況は良し、と回答した。
しかし活動状況を3段階に分けた場合、Cランクで活動している
企業の比率が、19%から28%に増加した。また、A、Bランクで
活動している企業の比率は、64%から56%に減少した。
ただ、今回の調査は、EuroCham構成員の51%しか参加しないものだったが、
第1四半期の調査には72%の企業が参加していた。
この結果を見ると、EU企業のベトナムに対する期待感が薄まっている
と言える。営業展望を悲観視する指数は、第1四半期の8%から16%に
アップした。(続)
『 ADB 金利優遇支援終了へ 』
http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/20110511-1941.html (全文)
ベトナムが豊かになりつつある証拠として、資金借款に対する
優遇措置が、徐々に減少してきている。ベトナムに対する
アジア開発銀行(ADB)からの支援計画が、約10年後に終了予定となった。
以下はAyumi Konishi-ADBベトナム担当社長に対する
インタービューである。
Q:ADBは、2025年までベトナムに対する支援活動の全てを
終了するとのことだが、それについて詳しく教えてほしい。
A:この情報についてADBは、まだ正式な発表を行っていない。
ただ、過去(20年前)ADBが支援を行ってきたシンガポール、台湾、
香港、韓国等の多くの国が、ある程度の豊かさを確保した後、
現在では、ADBではなく、独自に国際市場からの支援を受けている。
<中略>
現在のベトナムは、簡単に国際市場からの支援を受けることが
できる状態となっている。そのため、私から冗談まじりではあるものの、
2020年を以って、最後のADB支援としてはどうか、との提案を行った。
これが現実となった場合、この計画が完了する5年後の2025年には、
ベトナムでのADB案件が0となる。これが、2025年にADB支援が
終了する、という情報の正体だ。
Q:ベトナムの今後の発展を、どのように見通しているか。
A:ひとつ面白い研究結果がでている。40年後、各国が自国の
発展潜在力を存分に発揮できた場合、ベトナムは世界12位の
大規模経済国となる、というものだ。
ベトナムの発展潜在力を疑うことはないが、ベトナムが、自国の
潜在力を最大限発揮させるためには、今、この時からやらなくては
ならないことが山積している。それは主に政策、経済システム、
投資などに関連する問題だ。(続)
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・韓国からの輸入超過に懸念
ベトナム税関総局の情報によると、2010年のベトナムに輸入された
自動車5万4000台うち、2万8000台超が韓国車だった。
・EUがGSP優遇課税制度を来週にも修正
EUへのベトナム輸出商品の40%はGSP課税制度を受けることが
可能だが、タイでは60%の輸出商品がこの課税制度を利用できる。
・オーストラリアが来年にかけてベトナムへのODA支援拡大
オーストラリア政府は2011年~2012年にかけて、1億3,790万
オーストラリアドルの支援をベトナムに対して行うことを決定した。
この支援資金は2010年~2011年より8.2%の増加となった。
・2011年コーヒー輸出額 130万トン超の可能性
・ベトナムの果物 多くの国で輸入許可
・中国からの電気購入価格 13%上昇
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・Vietcombank 国有16億株式上場
・5年期限の国債 入札に成功
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・HAGが国際市場の成功で社債9,000万USD発行の快挙!
この社債は5年期限のものであり、3年後には一部の元投資資金が
返済される予定となっている(five-year non-call-three)。金利は
年間9.875%で確定され、Credit Suisseが唯一の発行保証機関。
[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
・中国企業とのビジネス展開は損害に要注意
ベトナム企業には病的ともいえる「他人信用」の傾向が見受けられ、
ビジネス上では中国企業のずるい方法で大きな損害を被っている。
[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
・ハノイ市の不動産 暴落
ハノイ市の不動産市場が暴落している。この1ヶ月間で人気物件の
価格が急速に下がり、1平米当たり700万ドン~900万ドン下落。
売れ行き不調となっている。
・ハノイ中心地に高級マンション建設
[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/
・トップは韓国 ~ベトナム労働者の受け入れ~
2年連続でベトナム労働者の受け入れ市場で1位だった台湾は、
2011年4月の時点で韓国にトップを譲って第2位となった。
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◎編集後記
今日の気温は然程ではありませんが、関東では徐々に暑くなってきて
います。今年は猛暑になる可能性は低いようですが、もう既に半袖を
着ることもあり、冷房をかけたくなる日も近いのでは…と思っています。
エアコンの使用は極力控えたいものですが、まだ家庭での節電対策も
できておらず、本格的な暑さが来てからの駆け込み節電になりそうです…。
(佐藤)
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■ 編集責任者 佐藤
■ 編集 森口 斉賀 HIEN
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