ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第183号『 アジア最高のインフレ上昇率が継続するベトナム 』
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★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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★目次 8月30日版
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▽トップニュース [ アジア最高のインフレ上昇率が継続するベトナム ]
[ 3,000万~5,000万USDクラスの投資ファンド
ベトナムに参入 ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融,ファンド・VN企業・外国企業・
政府方針,規則 ]
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 アジア最高のインフレ上昇率が継続するベトナム 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20110825-2126.html(全文)
ベトナムのインフレは最近の12ヶ月で連続の上昇を示しており、
上昇率はアジアで最も高い。
物価上昇率(CPI)は前年より23.02%の上昇を記録した。
8月のCPIは7月より22.16% 上昇し、2008年11月の24.22%に次ぐ数値。
統計総局の説明では食品、教育サービス、交通、宿泊、建材等の価格が
急激に上昇しており、ベトナム政府ではインフレが上昇する背景を受けて
資金貸付活動の抑制対策実施を継続している。
Capital Economicsのアジア経済専門家であるVishnu Varathan氏は
ベトナムの物価変動が全世界の経済状況によるものと見ている。
<中略>
The Wall Street Journalは、この3年間でベトナムのインフレが
記録的な上昇を示すと掲載したが、政府の電子新聞は「8月のCPI上昇率は
年初から最も低くなった」と掲載した。
国内の報道機関は政府の「指導」を受けているようで、先月または
前年同期のCPIと比較することも指示されている。また、年初8ヶ月の
統計データしか掲載しないことで上昇率は低く見える。
ベトナムの報道機関はハノイ市とホーチミン市のような大都市の
CPI統計しか掲載しないため、読者はベトナム全体のインフレ状況を
正確に把握できない。(続)
『 3,000万~5,000万USDクラスの投資ファンド ベトナムに参入 』
http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/20110826-1516.html (全文)
銀行の貸付金利が高く、証券市場を通じての資金調達が
困難な背景を受けて、企業では投資資金不足の状況が激化している。
しかし、そんな中にあって3,000万~5,000万USD規模の
投資ファンドが続々とベトナムに参入している。
<中略>
最近になって3,000万~5,000万USD規模の投資ファンドがベトナムに
参入する傾向があるが、営業が良好な状況で活動資金不足の
未状況企業に注目している。
今の経済状況では外国間接投資資金の調達が困難だが、小規模の
投資ファンドが市場調査の目的で導入されている。外国投資家は、
これを小規模の投資案件がベトナム民間企業セクターに参入する
チャンスだと考えている。
イギリス投資会社のある東南アジア戦略担当社長は「新たに発展した
市場の衰退期間は常に6年~7年で、その後はブームの時期に入る。
我々はブーム時期の前にベトナムに参入したい」と述べた。
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・EIU 2011年経済成長率6%に引き下げ
Economist経済分析コンサルティング部(EIU)8月の報告によると、
2011年のベトナム経済成長は6%と予測され、6月予測の6.3%より
さらに低い数値となった。EICは、インフレ高騰と、厳しい財政政策が、
ベトナムの経済成長を止めるだろう、との見方を示した。
・ベトナム人 財政リスクを恐がる傾向
スイスの保険会社(Swiss Re)の調査によると、ベトナムは
アジア太平洋地域の中でも、第2位の財政的リスクを恐れる国である、
とのこと。
・SCB:金利引き下げ 為替レートへの影響なし
・7ヶ月間の海老最大輸出10社
・ベトナム国家予算支出超過 8ヶ月で39兆VND超
・東南アジア人に影響力絶大のオンライン広告
・7月まで国内ガソリン調達状況
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・M&A市場への信用 依然低迷
M&Aの外国専門家は、ベトナム市場の発展潜在力に対し高く
評価しているが、ベトナム市場に対する信用は依然低く、今年
実行されるM&Aの件数が期待通りになっていない。
・不動産へのFDI導入資金 記録的な落ち込み
計画投資省外国投資管理局の統計によると、年初6ヶ月でベトナム
全国へのFDI申請額が46億9000万USD、実施額が53億USDに達した。
・返済できるの? 越海外融資急増の実態
ベトナムでの2010年末までの海外融資に関する報告が遅れ、
8月に入って、正式に発表された。
・ベトナムインフラ整備 構造不十分
・IFC、ベトナムの銀行とインフラ整備分野に投資続行
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・競争力不足のベトナム企業
2011年ベトナム企業信用指数に関する報告は、CRV(ベトナム企業
信用評価株式会社)によりVCCI(国家主席事務局及びベトナム商工会)
の指導の下で実行された。同報告書によると、ほとんどの分野で
ベトナム企業の株主資本がまだ不足している。
[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
・MU(マンチェスター・ユナイテッド)がベトナムに協力を表明
・GE 越風力発電開発に積極的
[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/
・カジノ活動 法律のガイドライン待ち
・出入国時 現金持参に関する規定
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◎編集後記
昨日の民主党代表選の報道を見て、代表選出後の壇上で、立候補者と
菅さんが、前回の代表選と違い、清々しい表情で握手をしていたのが
何となく印象的でした。国内の現状に腹立たしさを覚える半面、この
選挙で何かが良い方向に進むだろうかという期待も、僅かながら
芽生えました。その期待がどうなるかは兎も角として、日本における
様々な事態の回復・改善への希望は、持ち続けたいものです。(佐藤)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 佐藤
■ 編集 森口 斉賀 HIEN
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