ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第187号『 外国ファンドがベトナムへの出資をシブる理由 』
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★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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★目次 10月25日版
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▽トップニュース [ 外国ファンドがベトナムへの出資をシブる理由 ]
[ 富裕層急増のベトナム ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融,ファンド・VN企業・外国企業・政府方針,規則 ]
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 外国ファンドがベトナムへの出資をシブる理由 』
http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/20111013-2043.html (全文)
ベトナムは中国、インド、ブラジルの次に世界で発展した市場と言われ、
多くの機関投資家が注目しているが、そのことで外国からの投資資金が
調達できるというわけではない。
スイスのRock Lake Associates会長兼Thunderbird民間投資機関所長を
兼任するJohn Cook 氏の話によれば、あるスイスの投資家が約20回も
ベトナムを訪問して複数のファンド管理会社と会ったが、投資の機会は
まだ見つかっていない。これはベトナムが外国からの投資資金調達を促し、
外国ファンドがベトナム市場の魅力として若い人口や賃金の安さに加え、
資金調達の需要が高いと評価している背景では考えられないことである。
<中略>
現在のベトナム資本市場では、規模の大きさが最も懸念されている。
Lexington Partner のKirk Beaton社長は「数億USDでは小さすぎる。
民間投資ファンドがこの規模だと小さなマーケットで投資のチャンスは
取りにくい。ここ数年間で投資に成功した民間投資ファンドもあったが、
数はまだ少ない」と述べた。
ベトナム証券市場はHoang Anh Gia Lai、Vinamilk、Masan等の
ブランド商品がまだ少ない。投資家は大きな国が運営する企業のIPOを
所有している。ある外国ファンドの代表者は「我々には成長の良い企業、
IPOの計画がある企業を支える用意がある。我々が持っている
およそ500万USDの投資資金は、これらの企業に対する投資のチャンスを
待っている。ベトナムのマーケットではこの資金の出資対象が
まだ見つかっていない」と述べた。(続)
『 富裕層急増のベトナム 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20111020-2134.html
三菱東京UFJ証券が行った最新の調査結果によると、ベトナム、
インド、インドネシアで富裕者が急増し、アジア・太平洋地域も
同じ傾向にある。
同社の調査では、2010年にアジア太平洋地域の富裕層が、
2009年と比較して、9.7%の増加を示し、その数は330万人を突破した。
また、富裕者の総資産が2009年と比べて12.1%増の10.8億USDに
達しており、北アメリカの11.6億USDに近づいている。
この調査の対象となっているのは不動産を除く資産が1,000万USD以上の
富裕者である。
調査結果によると、日本、中国、オーストラリアの3カ国での富裕者数は
アジア太平洋における人口の74.4%を占め、2008年より若干の減少を
示した。
アジア太平洋地域に関するMerrill Lynch の報告書によると、ベトナムは
アジア太平洋地域で最も発展している20カ国の中に含まれている。
ベトナムの他にインド、香港、スリランカ、インドネシア、シンガポール等の
アジア諸国もリストに掲載されている。
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・ベトナム営業環境 8ランクダウン
世界銀行の最新報告書によると、2012年に営業環境格付けで、
ベトナムは183カ国のうち98位となり、2011年より8ランク下がった。
納税は最も大きく下がり、151位となった。
・ノイバイ空港新ターミナル 11月に起工
新国際ターミナル整備計画(第1期)の投資総額は7500万円。
年間1000万人の利用者に対応することができる。
・アメリカの最重要貿易パートナーはベトナム ~HSBC
2025年までにベトナムはアメリカにとって大きなパートナーとなり、
貿易の総額は10億USD以上となる。
・高級人材の採用 ベトナム人か外国人か
・パーボイル米の輸出に積極的なベトナム
・2010年までの製造業開発戦略 失敗に終わる
・資本市場の不安定性
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・ベトナム銀行分野を「大改善」
国家銀行はここ数日間、連続して「2012年に金融ネットワーク全体を
整理する」というメッセージを伝えている。
・外国投資家がベトナム資本市場に寄せる3つの関心
Alan T. Pham氏によると、外国投資家はマクロ的要素、証券取引税金、
換金可能性に関する資本市場の3点に対して強い関心を持っている。
・SCB 2012年のベトナム経済成長率を6.3%に引き下げ
スタンダードチャータード銀行(SCB)によれば、超過輸出の減少や
外貨準備資金の増加、インフレの減少等の影響がない場合は、2012年に
VNDが若干の下降を示す。
・MB (軍隊銀行)株式 取引の参照株価は 1万3,800VND
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・2011年にベトナムで最も税金を納めた1,000社
・EVN Telecom Viettelと合併か?
・Viettel 電気機器生産
・PVGas 戦略株主見つからず
・FPT 2011年に30%の経済成長率達成か
[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
・ヨーロッパ企業のベトナム投資への信用下がる
ヨーロッパ企業の営業指数に関する第5回EuroCham調査結果によると、
ベトナムで活動しているヨーロッパ企業業界の営業展望に対する信用が、
引き続き下がっている。
・NPV ベトナム最初の工場を完工
・ベトナムでAdidas最大規模の店舗がオープン秒読み
[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/
・首相語る~2015年には国の借金をGDPの60~65%に~
今後、政府は経済を再構造し、2015年までに現在より低い成長目標を
立て、国家の借金をGDPの65%以下に抑えることを方針とする。
・大手通信関連5社に国有率50%超の確保を決定
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◎編集後記
タイの洪水に続き、トルコでは大規模な地震が発生しました。今や、
遠い国で起きた出来事も、我が事のように心を痛める方も多いのでは
ないでしょうか。ニュージーランドの大きな地震、日本の大震災からも
半年以上が過ぎ、怒涛の2011年もあと2ヶ月ほどとなりました。
今まで感じたことのないような、長い1年間となってしまいました。
自然災害とはいえ、世界中の平穏を、願わずにはいられません。(佐藤)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 佐藤
■ 編集 森口 斉賀 HIEN
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