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ホーム > ベトナム投資メールマガジン > 第188号『 ベトナムEU間FTA 希望と課題 』(2011/11/15)

ベトナム投資メールマガジン

ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた
「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。

第188号『 ベトナムEU間FTA 希望と課題 』

★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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 ★目次 11月15日版
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 ▽トップニュース [ ベトナムEU間FTA 希望と課題 ]
          [ 頭痛の種は需要を超える供給 ~ベトナムバイク産業の今~ ]
          [ ベトナム大型不動産 外国投資家に安く買叩かれる ]
 ▽ヘッドライン  [ 経済・金融,ファンド・不動産・VN企業・外国企業・政府方針,規則 ]
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////

  『 ベトナムEU間FTA 希望と課題 』
  http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20111031-2326.html (全文)
  
  国内企業の実に97%が、早期にEUとのFTAを締結すべきである、と考えている。
  ベトナム-EU間でFTAが締結されると、輸出商品の約90%が免税され、
  5億人を有するEU27カ国へ、ベトナム商品の輸出が活性化されることになる。

  EUは、現在もベトナムにとって大規模な輸出市場で、現在、平均4.1%の関税がかかっている。
  繊維製品に対する税率は11.7%、水産物で10.8%、靴類で12.4%となっている。
  この税率は、EU市場におけるベトナム商品の競争力に大きな影響を与えている。
  EUとのFTAが締結されれば、該当分野にとって大きな飛躍となるだろう。
  <中略>
  大半のベトナム企業がEUとのFTA締結を歓迎しているものの、
  実際その恩恵にあずかれるのは、繊維分野、靴加工分野、農産加工分野だけに留まる。
  ベトナム製品は現地市場では競争力がまだ弱く、企業としての競争力も
  まだ不十分であるため、FTA締結後、EUからは工業製品やサービス業の輸入が
  増加する可能性が高い。(続)


  『 頭痛の種は需要を超える供給 ~ベトナムバイク産業の今~ 』
  http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/20111103-2112.html (全文)

  統計総局のデータによると、年初の10ヶ月でベトナム現地において生産された
  バイクの台数は337万台を超え、前年同期と比較して20.2%の増となった。
  ただし、生産成長率は大きく増加したが、バイクの販売業績は18%にとどまっている。
  統計総局によれば、2011年10月1日の時点でバイク産業の在庫比率は前年同期より
  49.5%増加している。
  <中略>
  最も懸念されることはベトナムのバイク市場が予想より早く飽和状態になることだ。
  計算上でベトナムバイク市場が飽和状態となる時期は2017年~2020年である。
  だが、ベトナム交通省の統計によると、2011年8月の時点で登録バイクの台数は
  3,340万台に達した。実際上は現時点でベトナムバイク市場が飽和状態となっている。

  ここで発生する問題は、市場が飽和状態となっているにも関わらず供給源が急増すると、
  バイク産業の今後がどのようになるかということである。 (続)

  『 ベトナム大型不動産 外国投資家に安く買叩かれる 』
  http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/20111107-2324.html (全文)

  借入金の返済期限が近付くにつれて、多くの国内企業が、外国投資家、
  外国投資ファンドに不動産を安く買い叩かれる状況となっている。

  この2年で、不動産市場が急速に冷え込み、企業の動きもかなり鈍くなっている。
  企業としては、物件が売れなくても、返済はしなければならず、
  しかし、銀行からさらなる借入はできない、という状況である。

  そのため現時点で最良の方法は、不動産を売却することしかない。
  ただ、誰が・いくらで買収してくれるか、というのが、難しい課題となっている。
  主に外国投資ファンドが意欲的に買収を申し出てきているものの、
  外国投資家事態も、自身の財政的苦境に直面していることが多く、
  売買交渉は、まとまりにくいことが多い。
  <中略>
  2012年は、借入金返済や高金利、市場の悪化といった財政的圧力を受け、
  多くの不動産案件で、その所有者が変わることが予測される。
  Savillsベトナム副社長-Neil MacGregor 氏は、
  「法律面の整備は遅れているし、市場の透明性も低い。
   投資許可発給に関する手続きも複雑で、売買時の両者の希望額の落差も大きいが、
   それでも今後は、不動産分野でのM&A案件が増加するだろう。」
  との考えを示した。

///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////

[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
  ・世界の天災を背景に 果物・野菜輸出急上昇
   世界各地域で天災が相次ぎ、果物・野菜の生産量が急減している。
   年末に向けて、これらの商品に対するニーズは通常増加するため、
   ベトナムにとっては、輸出の大きなチャンスである。

  ・巨額要するインフラ整備 計画性に疑問
   インフラ整備計画は場当たり的に実施されることになり、
   長期的な効果が考えられていないため、活用性が制限されてしまうことが多い。

  ・ハノイ市で急増 ~失業給付の申請者~
   ここ数ヶ月、ハノイ市では失業給付の申請者が急増している。
   原因は財政状況の困窮で企業が生産規模を減らしたことである。

  ・11月CPI 急落続く
   価格管理局は、市場の変動に影響を与えている原因を、主に2つ挙げている。
   (1)購買力の減退(2)日用品供給量の増加
   
  ・ハロン湾 新・世界7不思議に選出
  ・販売危機にさらされる工業分野
  ・超過輸入額 2011年に16%以下へ
  ・ベトナム企業 人材養成に消極的との評価
  ・9ヶ月・18社で赤字総額1.352兆VNDの上場証券会社
  ・ベトナムEU間FTA 希望と課題
  ・日本の医療機関 越看護師と介護士を受け入れへ
  ・対ラオス投資案件 ベトナム最大規模に

[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
  ・投資ファンドの大幅下落 今後の展望は
   投資ファンドの証券の後退が進んでいる。現在、証券は額面以下で取引され、
   当初の発行価格の1/3にまで落ち込んでいる。 しかし…

  ・証券取引所合併計画 投資家の思惑
   投資家たちは、今回の合併について概ね歓迎しており、国家証券委員会の傘下機関として、
   証券取引所は統一させ、取引活動をコントロールするべきである、
   との意見を示している。
 
  ・MB (ミリタリーバンク)と Viettelの共同作戦
  ・M&A規模 ‘11年に30億USD以上に

[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
  ・ベトナム大型不動産 外国投資家に安く買叩かれる
  ・跳ね上がる都市の不動産価格
  ・オフィス借料最高値は香港のAレベルが世界一

[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
  ・EVN Telecom買収 通信各社の思惑錯綜
   Hanoi Telecomは、EVN Telecomの持つ3G回線を買収したい。
   しかしViettelはそれに激しく抵抗している。

  ・国営企業の案件数、設立より解体が上
   この10年間で260社の国営企業が解体され、560社が合併された。
   中でも多いのは証券、財政等のリスクが高い分野で設立された会社だ。

  ・自動車部品生産工場に1,000万USDを投資 ~Da Nang~
  ・Vinashin、ロンドン裁判所に訴えられる
  ・国内製最大のオイルタンカー進水
  ・10ヶ月間で生まれた4万7,000社、未だ活動を開始せず
  ・頭痛の種は需要を超える供給 ~ベトナムバイク産業の今~
  ・日本人客が欲しいVietnam Airlines
  ・ベトナムの民間企業 ジェット機を4機調達
  ・EVN Telecomが所有しているものとは?
  ・輸出しにくい「特殊」商品

[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
  ・外国の大手旅行50社がベトナムを訪問予定
  ・日本の大手小売企業にベトナム政府から投資営業許可発給

[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/
  ・ベトナムの人材開発は187カ国中、128位
  ・日本がベトナム農水産物の安全監査計画に3.5億円を支援
  ・日本がベトナムに12億USDの追加ODA支援を貸出
  ・高給待遇の国営企業 給与はFDI企業の3倍


             ★ ★ ★ ★ ★


◎編集後記
  ケータイを買い替える機会を逸してはや一年、使用している機体は
  既に5年目を迎え、不具合もずいぶん出てきている。
  でも、1年前「スマホにはしないぞ」と思って買替を控えた手前、
  今更、スマホへの機種変更も嫌だと意地を張ってしまう。
  早く終わらないかしら、スマホブーム。(森口)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 佐藤 斉賀 HIEN
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■ 本メールマガジンバックナンバー http://www.bcc-jp.com/mm/

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