ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第190号『 ベトナム経済 翌年に持ち越される3課題 』
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★目次 12月13日版
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▽トップニュース [ ベトナム経済 翌年に持ち越される3課題 ]
[ 世界銀行、2011年のベトナム経済成長は5.8%と予測 ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融,ファンド・VN企業・外国企業・不動産
・政府方針,規則 ]
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 ベトナム経済 翌年に持ち越される3課題 』
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20111205-2334.html (全文)
2011年に入って、ベトナム経済は様々な課題に直面している。
インフレの上昇、マクロ経済の不安定等々。
その状況に踏まえて政府は、インフレ抑制・マクロ経済安定化・社会安全
保障に関する決定(決定No.11)を発布した。
これに続き、国家銀行は厳しい財政政策を実施、資金貸付成長率を減らし、
不動産や証券に対する資金貸付を制限した。これら対策の影響で、
銀行金利は高く引きあがり、企業、不動産市場、証券市場には消極的な
影響を与えることになった。
また政府は、インフレ抑制、マクロ経済安定化のため、対策にもかなり
力を入れたが、2011年の営業環境は良くないと評価された。
以下は2011年の国内営業環境に対する外国企業と国内企業の評価である。
各企業が別々の角度で評価することで、2011年のベトナム営業環境に
対する客観的な意見が表れている。
<中略>
営業環境は、経済の競争力の表れである。競争力こそ営業環境の現状を
反映するものだ。
世界経済フォーラム(WEF)の競争力に関する3指数、(基礎指数、効果
アップ指数、改善指数)を柱に、ベトナムの競争力を評価してみよう。
<中略>
それで見ると、2011年ベトナムの競争力は、前年比6ランクダウンとなる。
中でも、改善指数が最も大きく下がり、2010年の53位から今年は75位に
落ちている。この指数は、営業ネットワーク、裾野産業、営業能力、
営業戦略の質を反映している。その他、効果アップ指数に対する評価も
大きく落とし、57位から66位に下がった。(続)
『 世界銀行、2011年のベトナム経済成長は5.8%と予測 』
http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/20111201-2137.html (全文)
ベトナムの経済成長は停滞中だが、今年中に5.8%の達成が見込まれて
いる。 この情報は11月30日のCG会合において発表されたWBの
報告書の一部である。
WBの報告書によれば、産業・サービス分野が急速に成長し、ベトナム
経済全体の成長に大きく貢献した。年初9ヶ月で基礎分野が2.4%の
成長を見せ、品物と食品の価格が高騰したため、ベトナムの輸出活動を
強く支えた。支出超過額は越僑送金が増加したため3.8%に減少した。
<中略>
世界銀行の専門家はベトナム政府に対し、外国からの借金を注意する
ことを促した。ベトナムの借金は大きく膨らんでおり、2008年末の
国際経済危機後から徐々に悪化している。 2010年末の時点では
外国からの借金がGDPの42%を占めており、2007年末と比較して
10%増加した。
世銀専門家のDeepak Mishra氏は「外国からの借金と比較すれば
GDPの借金はまだ安全だが、他の経済先進国や発展途上国と同様に、
悪化が早まる可能性もある」と指摘した。(続)
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・GDPは一人当たり約2万USD~2050年ベトナム
このほど発表されたGoldman SachsのBRICSに関する報告書によると、
2050年にベトナムではGDPが一人当たり約2万USDに達すると
見込まれる。
・ベトナムへのODA支援金、来年は5億USDの減少
74億USDのODA支援金額は現在の世界経済不安定という背景に
あっては、ベトナムにとってメリットとなっている。
・ベトナムの就職問題
・ベトナム インターネット利用は主に男性
・好調ベトナム旅行分野 年次計画達成間近
・ベトナムは携帯電話の加入者だらけ
・オンラインゲーム売上、東南アジアNO.1はベトナム
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・BIDVに寄せられる投資家の関心とは
BIDVのIPOを目前にして、投資家らは、同行の不良社債やIPOの株価、
営業活動のリスク、配当の政策等に関心を寄せている。
・手堅くキープされるUSD/VNDのレート
USD/VNDのレートが5週間連続で維持されている。国家銀行の目標は
到達に近づいている。
・証券市場の暴落と、無関心な投資家
ベトナム証券市場は、株価が記録的な下落をしたものの、投資家は余り
関心を示していないようである。その原因は様々だ。
・IPOまで秒読みのBIDV
・5億USDの国際社債発行に認可~Vietinbank~
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
・2020年までに一連の国営企業が民営化の見通し
2015年から2020年までには27社の国営企業が民営化する。そのうち
国有率維持が65%もしくは75%以上の会社が11社あり、Vinashinも
含まれている。
・成長率は年間29%~ソフトウェア加工産業~
通信情報省IT局によると、ベトナムのソフトウェア産業の成長率は
年間平均29%、売上は年間10億USD近くに達し、35%が
ソフトウェア加工サービスによる売上となっている。
・中小企業、遂に倒産40%へ
中小企業協会によると、倒産したか市場から撤退した中小企業が
この年末に来て急増している。
・民間企業、ベトナム経済を楽観視せず~Grant Thornton~
今年の第2四半期には、調査対象となった民間企業の53%が
ベトナムの経済状況に積極的だったが、今では消極的な考え方の企業が
増えている。
・Jetstar Pacific Vietnam Airlinesに吸収合併
[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
・丸紅、ベトナムに法人設立
ベトナムで約20年間に渡って駐在事務所を置く丸紅は日本の
5大商業社のうちの1社であり、多様な分野で活動している。
同社は今後のベトナムで営業投資活動を促進すさせる目的で
このたび丸紅ベトナムを設立した。
[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
・住宅事情 in ハノイ
ハノイ市は不動産価格が世界で最も高い都市の一つであり、
その地価は先進国の大都市と余り変わらない。そのため、低収入の
ハノイ市民は環境が良いとは言えない土地で生活している。
・Cotecland、外国投資家に株式を販売
[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/
・今後5年間の電気不足が懸念されるベトナム
現在、ベトナムの電気供給源としては、主として原子力発電所が
全体の37%を占め、輸入電力と他で調達した電力が32%を占めている。
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◎編集後記
今週は、多岐に渡って興味深い記事が多かったように思います。一時期
好調と思われたベトナム社会・ベトナム経済にも、最近では陰りが
見られる記事が多いのも事実です。長くはありませんが、この仕事を
続けていると、ベトナムには、かつての日本がそうだったように、
底力があると感じらることが度々あります。不況を乗り越え、着実に
発展していく国となることを期待しています。 (佐藤)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 佐藤
■ 編集 森口 斉賀 HIEN
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