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ホーム > ベトナム投資メールマガジン > 第191号『 2011年 ベトナムの貿易を振り返る 』(2011/12/27)

ベトナム投資メールマガジン

ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた
「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。

第191号『 2011年 ベトナムの貿易を振り返る 』

★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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 ★目次 12月27日版
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 ▽トップニュース [ 2011年 ベトナムの貿易を振り返る ]
          [ 2012年ベトナム小売市場  困難な状況に ]
 ▽ヘッドライン  [ 経済・金融,ファンド・VN企業・不動産・政府方針,規則 ]
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////

  『 2011年 ベトナムの貿易を振り返る 』
  http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20111226-2234.html (全文)
  
  2011年も残りわずかだが、ここにきて、貿易額が増加傾向となっており、
  超過輸入額が減少しつつある状況となっている。

  ベトナムの貿易の好調さは、国際経済が低迷し続けるのに比例しているのだろうか。
  実際、この2年でベトナムの貿易業績が好調を維持しているのは事実である。

  ・アジアの中でも成長株
   12月も下旬に入って、貿易額は2,000億USDを超え、
   前年のGDPの約2倍という結果となった。それによってベトナムは、
   東南アジアの中ではフィリピンを超え、第5位の貿易国となった。

  ・組立オンリー脱却ならず
   残念なことに、貿易品目の改善は、2011年にはあまりみられなかった。
   基本的にベトナムは、繊維、靴加工用の材料、電化製品の部品を主に輸入し、
   加工するのが一般的で、国内生産活動の殆どが加工産業であり、
   外国企業に大きく依存した形となっている。

  ・相手国開発の充実化
   今年の貿易の成長について、相手国の開発や品目の充実化も大きな要因となった。
   1.アフリカ市場の開発
   2.主力貿易先との関係充実化

  ・金価格に振り回される貿易総額
   金売買について、国家銀行は逆の行動をとった。
   国家銀行は、企業に対し、自由に金輸出できる許可を発給、その一方で金輸入の許可も
   直ぐに発給したため、特定の期間で、金価格の変動が貿易収支に大きく影響する結果となった。

  ・政府の抑制政策の成果は…
   政府が政策として行ったのは、超過輸入の抑制目的で、
   輸出活動を支え輸入活動を制限するものだった。
   結果は年末に輸入抑制商品(日用品、9人乗り以下の車両、バイク)の輸入額は2.55%増に留まり、
   全体の増加率25%よりかなり低い結果となった。(続)


  『 2012年ベトナム小売市場  困難な状況に 』
  http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20111219-2301.html (全文)

  2011年も終わろうとしているが、サービスと商品の小売総額が急減している。
  物価上昇の要素を除くと、2010年の小売総額は前年より14%増となったが、
  2011年の小売総額はこれより4%しか増加しなかった。
  成長率の低さは、2011年のベトナム小売市場が困難な状況にあることの現れで、
  2012年も好調とは言えないことが予測される。
  <中略>
  長年の間、ベトナム企業は輸出活動を重視してきたが、現在、国内市場に注目している。
  ただ、多くの企業が品質の低いもの、輸出できないものを
  国内市場に流通している傾向がある。
  そのため、ベトナム人にとっての、ベトナム製品の品質に対する評価が低くなった。
  「ベトナム人はベトナム製品を使用せよ」という運動があったが、
  期待通りの結果にはまだなっていない。

  また、品質の低さとともに、商品の種類が消費者のニーズにまだ対応できていない。
  2012年のベトナム小売市場は、規模と容量の面で大きく変わらないと見られている。
  外国企業の競争が徐々に激しくなっているため、
  ベトナム小売市場は充分に注意しなくてはならない。(続)


///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////

[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
  ・2011年 ベトナムの貿易を振り返る
  ・年末までの公的債務 GDPの54.6%
  ・来年水産物輸出額 65億USDの見込み
   農業農村開発省は、2012年の水産物加工力を535万トン達成と位置付け、
   その中で、水産物開拓能力は220万トン、養殖能力が315万トン、
   貿易総額は65億USDという予測を打ち立てている。

  ・32%の企業が2012年に営業活動拡大を計画
   調査によると、ベトナムの経済状況は非常に低迷しているため、
   32%の企業が2012年の生産営業活動を拡大する計画を持っている。

  ・2012年ベトナム小売市場  困難な状況に
  ・2015年までに3~5つの石油精製工場の整備完了
  ・ホーチミンへの外国人観光客 350万人を突破
  ・ベトナム証券市場の「ビッグバン(BigBang)」は2012年1月12日以降?
   金融業会の意見によれば、ベトナムがWTOに加盟する5年前にベトナムの
   証券市場で「BigBang」が発生したが、同じことが2012年1月12日に起きるのか?


[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
  ・借金が株主資本の数倍に膨れ上がっている企業
  ・ベトナムで偽カード ~銀行から百万USD引き出し~
   ベトナムで偽のVisa CardとMaster Cardの使用によって
   それぞれ190万USDと約120万USDが引き出された。
   ベトナムにおける銀行犯罪活動は急速に増加の傾向を示しており、
   現金の引き出し方法も現代化してきている。

  ・BIDV株式は魅力的か?
   IPOが成功すれば市場から、現在の証券市場の取引総額の約3倍にあたる、
   1兆5670億VNDが調達できる。これらはBIDVのIPOのとって大きな挑戦である。

  ・FPT 利益の5%をR&Dに投資
   現在、世界中で、サービス企業がR&D活動に一部の利益を投資している。
   R&D活動への投資が、企業の存在と将来にとって不可欠となっている。

  ・49%を外国が所有する証券会社の動きとは?
  ・国家銀行、為替レートを引き上げ
   最近の40日間でVND/USDの為替レートは安定的したが、12月14日に国家銀行が
   銀行ネットワーク内のVND/USDのレートを急遽0.05%まで引き上げた。

  ・外国投資資金25兆VND相当、2012年中に撤退か?

[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
  ・EVN 100VND投資でも利益は1VND
   EVNは赤字となり、電力以外の分野に投資した金額は数兆VNDに達したが、投資効果はなかった。
   燃料価格、為替レート変動、発電所の活動開始遅延などで、
   オイルを高く調達しなくてならないことが、赤字の原因となっている。

[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
  ・ハノイ市 マンション供給量全国一
   建設省の最新統計によると、ベトナムの都市部では、住宅マンションは、
   住宅全体の4%程度だが、ハノイ市はマンション比率が最も高い都市となっており、
   その比率は全体の16.64%を占めている。

[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/
  ・政府がコンテナ港への投資を誘致
   計画によると、2020年の時点で北部に5カ所、
   中部で5カ所、南部では3カ所の計13カ所にコンテナ港を建設する。



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◎編集後記
  今月初めの頃は、遅れた紅葉がちょうど見ごろで、「遅くても秋はくるんだな」
  などと感心していたのが、2週間後には雪景色。
  今年は、季節の移ろいの変則さに悩まされた1年だったように思います。
  さて、弊社は、12/28(水)~1/4(水)まで冬季休業とさせていただきます。
  次回のニュース更新は、1/5(木)、メールマガジン配信は10日(火)となります。
  思うところの多い1年となりましたが、皆様がよいお年を迎えられますように。
  (森口)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 佐藤 斉賀 HIEN
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■ 本メールマガジンバックナンバー http://www.bcc-jp.com/mm/

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