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ホーム > ベトナム投資メールマガジン > 第204号『 ベトナムEU間のFTA その未来予想図は? 』(2012/07/10)

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ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた
「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。

第204号『 ベトナムEU間のFTA その未来予想図は? 』

★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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 ★目次 7月10日版
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 ▽トップニュース [ ベトナムEU間のFTA その未来予想図は? ]
          [ 最大FDI投資国 ニッポン ]
 ▽ヘッドライン  [ 経済・金融,ファンド・不動産・VN企業・外国企業・政府方針,規則 ]
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////

  『 ベトナムEU間のFTA その未来予想図は? 』
  http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20120702-2246.html(全文)
  
  ベトナム-EU間の自由貿易協定(FTA)の施行が、今年秋に迫ってきている。
  今後、ベトナムに対しては、90種類の商品に対する税金が
  7年に渡って免除されることになる。

  FTA締結によるベトナム企業の利益について、Jessen氏は以下のように強調している。

  (1)第一に、ベトナム企業がEU市場に接する機会が増える。

  (2)ベトナムが輸入するEU商品が増加する。
    これは、ベトナムにとって試練ともいえるが、消費者にとっては、
    より良い価格と品質の商品を手にする機会を得ることになる。

  (3)ベトナムへのEUのFDIの大幅増が見込める。
    PCA締結後、多くのEUの投資家がベトナム市場に理解を示すようになり、
    ベトナム市場への進出計画を立てるようになってきた。
    FTA締結後は、EU企業のベトナム進出が一層増えることになるだろう。

  (4)ベトナム経済が、国際基準に合わせて変化するための契機となる。

  こうした動きは、ベトナムの貿易促進に有効な事態と言える。
  今後は、EUだけではなく他の外国企業も、ベトナム商品の魅力を認識することになるだろう。

  『 最大FDI投資国 ニッポン 』
  http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20120702-2245.html(全文)

  今年上半期、日本の対越投資申請額は、41.6億USDに上り、ベトナムで第一位の
  FDI投資国となっている。日本のFDI申請額は、実に全体の65%を占めている。

  こうした流れを受けて先日、投資計画省はForvalグループとの間で、
  ベトナムへの日本企業の情報共有・投資活動促進に関する合意書を交わした。
  同書で両者は、大企業ではなく中小企業を優先的に誘致し、
  ベトナムの裾野産業開発に繋げたい、との意見も一致させている。
  このように日越両国とも、投資に対する姿勢は積極的だ。

  計画投資省外国投資管理局局長-Do Nhat Hoang氏は、
  「我々は、日本の中小企業からの投資を促進していきたい。
  彼らはいずれも、先進技術だけではなく、
  素晴らしい経営経験を持っている会社である。
  また、多くの日系大手企業がベトナムに参入してくる中、
  国内での部品調達先も探しているはずだ。」と述べた。(続)

///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////

[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/

  ・2012年企業経営 峠は越えたか?
   ベトナム経済状況について、多くの経済専門家は、
   2012年は企業にとって困難な年だが、
   一方で多くの潜在的なチャンスを内包している、と評価している。

  ・アジア諸国 2012年経済成長目標、達成困難
   ブルームバーグは、香港とベトナムが、2012年の経済成長目標を達成できない、
   と発表した。アジアの政策策定者は、
   停滞が続く国際経済のなかで、自国経済と金融市場を守るために、
   さまざまな努力を行っている。

  ・所得格差が拡大するベトナム
   2011年半ばのデータではベトナム全土において貧困家族が100万戸を超え、
   貧困者一人当たりの収入の基準は農村で月20万~40万VND、都会では26万~50万VNDとなった。
   最新の基準では貧困者が人口の20%を占めている。

  ・ベトナムEU間のFTA その未来予想図は?
  ・最大FDI投資国 ニッポン
  ・ベトナム米 輸出急減
  ・年初半年のFDI、大半が外資系の企業

[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
  ・統計で見る、ベトナムの銀行
   先日、銀行の歴史の中で初めて、国家銀行が以下の詳細財政情報を公開した。
   この動きは、政府決定No.35/2011に従ったものである。

  ・証券会社を襲う赤字の脅威
   中間機関の管理活動について、2012年は証券会社にとって苦しい年だったと分析できる。
   第1四半期だけで54社が赤字となり、第1四半期末の累計で赤字となった会社は66社だった。
   そのうち赤字累計が資本金の50%を上回った会社が12社あった。

  ・KKR 新たなアジア投資ファンド開設

[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
  ・不動産投資、真実はどこに?
   国家経済を支配している、不動産市場の状況に関する統計が曖昧である。
   国家財政監査委員会と、国家銀行は不動産分野への不良社債と貸付額の実情を
   把握できてないようだ。
   以前、国家銀行が2回ほど各銀行に不良社債と貸付状況の報告を求めたが、
   具体的な数字を明らかにした銀行はなかった。この件で警告の対象となった銀行はない。

[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/vn/vn/
  ・税金の高さが影響 ~外国投資資金導入~
   剰余金25%という税率は、ベトナムにおける外国投資家の換金比率に大きな影響を与える。
   この税率が維持されると、個人の外国投資家はベトナム企業への出資をためらうだろう。
   その結果、ベトナムの民間企業はインドや中国の企業より損をすることになる。

  ・M&A、起死回生は国営企業次第!?
   先頃、財務省は国営企業899社について367社を民営化し、532社は解体・倒産というスタイルで
   整理する、2011年~2015年の改善計画を発表した。
   また、この発表によれば93社が2012年中に民営化を申請した。
   そのうちの22社は各省庁に所属し、33社が国営経済グループ、38社は各地方自治体所属する。

  ・Dung Quat石油精製工場 完全復活
  ・VNPT、センシングへの投資で1.26億USDを借金

[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
  ・韓国企業 Dong Nai省でゴルフ場をオープン
  ・日本の投資、Thien Park住宅団地へ
  ・東急、Binh Duong省で交通インフラ整備に投資

[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/rule/
  ・首相、外貨準備資金の100億USD増を発表
   政府は今年後半もインフレ抑制、マクロ経済の安定化を優先し、順調な発展を図る。
   2012年のGDP成長率は5.5%のレベルに達する可能性が高く
   首相はこれが適正な数値として捉えているようだ。

  ・年初6ヶ月で54億USD 超 ~FDI実施額~


             ★ ★ ★ ★ ★


◎編集後記
  20年ほど通い続けている書道教室で、毎年子供たちがうちわ制作をするのですが、
  今年は突然白紙うちわが1.4倍に値上がりしたとかで、
  仕入れ先をあわてて変えたそうです。
  円高なのか、輸入元の国の人件費の値上がりなのか、理由は不明ですが、
  節電の夏を前に、うちわさえ値上がりするという話に接して、
  背筋の冷える思いのする梅雨の日でした。(森口)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 斉賀 HIEN
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