ベトナム投資メールマガジン
ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた 「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。
第215号『 関税0まであと5年 どうなる?ベトナム自動車産業 』
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★ブルーチップベトナム投資・分析情報★ 12月25日版 第215号 http://www.bcc-jp.com/member
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▽トップニュース [ 関税0まであと5年 どうなる?ベトナム自動車産業 ]
[ アメリカ銀行を凌ぐベトナム銀行の規模 ]
▽ヘッドライン [ 経済・金融,ファンド・VN企業・外国企業・政府方針,規則 ]
▽お知らせ
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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 関税0まであと5年 どうなる?ベトナム自動車産業 』
http://www.bcc-jp.com/member/rule/rule/20121217-2055.html(全文)
2012年もそろそろ終り、2018年までは残り5年となる。
AFTAの取り決めでは、2018年にアセアンで自動車の輸入税が0%~5%まで減る。
このプレッシャーに対して、外国からの直接投資に関係のある自動車会社は
ベトナム政府による今後の自動車産業開発政策が良く分からないと述べている。
ベトナム政府が自動車産業の今後について、どの方向で開発を行うかについて
はっきり公開しないため、外国投資家たちは動き出すことが出来ず、
不安を持ったままの状態にある。
先頃行われたベトナムフォーラムで商工省のTran Tuan Anh次官は、
新たな計画は国内の需要が最優先され、
市場に対応する製品の生産・販売計画を実施するべきだと述べた。
しかし、新しい政策の決定には、依然かなりの時間がかかりそうである。
2014年の時点でアセアン地域内では自動車輸入税が50%に減り、
その後は毎年少しずつ減少して2018年には0%~5%となる。
輸入税が2014年に50%減るだけで、ベトナムの自動車産業は非常に困窮し、
企業の投資状況に大きな影響が及ぼされる。
自動車産業は政府のハイテク投資支援対策の対象にはなっていない。
ベトナムではそのため自動車産業に対する優先的な対策が存在しない。
自動車産業がハイテクと認められた場合、土地使用料、人材育成、
技術移転等で大きなサポートを得ることが出来る。
ベトナムの人口は約9,000万人であり、比GDP一人当たりの所得増加が自動車を
使用する習慣に影響を与える。
現在、ベトナムは自動車使用者数の比率がまだ低く、人1,000名に対して車は2台である。
そのため、車に対する需要はまだ高い。
『 アメリカ銀行を凌ぐベトナム銀行の規模 』
http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/20121220-2316.html(全文)
FDICの計算によると、ベトナム商業銀行一社の平均総資産は
アメリカの商業銀行より2.5倍も大きいという。
ベトナムには銀行が多過ぎるのだろうか?
アメリカの商業銀行は一社で平均5万500人の顧客にサービスを提供しているが、
ベトナムでは何と225万人である。
ベトナム銀行の規模は決して小さくない。
FDIC(連邦預金保険会社)によればベトナム商業銀行一社の平均資産は
アメリカの商業銀行の2.5倍に相当する。
世界銀行の統計では2010年に人口10万人当たりの商業銀行の支店と代理店数は3.3だが、
アメリカでは35.7となっている。
この結果を見ると、ベトナムでは商業銀行の数と規模が思いのほか多くなく、
そして小さくもない。少なくとも経済と人口規模の比較において、ベトナム銀行は
アメリカに負けていない。
だが、一人当たりの所得ではアメリカはベトナムの34倍だ。
製品とサービスの質についても両国のギャップは非常に大きい。
しかし、財政・銀行サービスに対するベトナム人とベトナム企業の需要に関して、
ベトナム銀行の規模はより縮小されるべきだといわれている。(続)
///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
・一旦停止したIT技術者の養成
近年、IT分野の魅力が失われつつある原因は、政府が適切な政策を実行せず、
要請品質がまだ低いことに加え、卒業生への職業アドバイスがないことだ。
また、企業と教育機関の繋がりも弱い。
・通販取引、GDPの2.5%相当に
通販取引はベトナムでブームのように発展している。
だが、品質と規則違反に対する管理がきちんと行われているとは言えず、
法律も十分ではない。貿易紛争の多くは通販活動によって発生するが、
政府が管理する機関の役割は明確に規定されていない状態だ。
・2013年ベトナム経済成長 鍵は日本経済
ベトナムにとって最重要の輸出相手国はアメリカと日本だ。アメリカ経済は
今年より若干好転する見込みだが、日本経済は翌年以降厳しさを増すとの見方も強く、
そうなれば、ベトナムの輸出にも大きな影響がでる。
・中国がベトナム米を大量輸入する理由とは?
中国が今年になって輸入した米は、230万トン~240万トンで、2011年の約4倍となった。
米の供給源不足はないが、中国では価格が輸入米より数段高い。
現在、中国はベトナム以外にパキスタン、ラオス、ミャンマー等、7ヶ国から米を輸入している。
・アセアンのベトナム投資は465億USD
計画投資省外国投資局の報告によると、アセアン諸国は2012年末までに
2,046の案件でベトナムに投資を行った。
これはベトナムにおけるFDIの14.3%に相当する。
投資申請額は約465億USDで、全体の22.3%を占めている。
・外国投資家、五ツ星ホテルを大量譲渡
VinaCapitalはHanoi Metropoleを除く一部の譲渡を決定した。
対象となっているのはMovenpickとSheraton Nha Trangで、
既にNovotel Phan Thiet株式の譲渡が8月中に行われている。
[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
・日本の銀行がVietinBank株式の20%を購入予定
三菱東京UFJ銀行は、2013年前半にVietinBankの株式が相対取引で
購入可能となることに期待している。同行は、
ベトナムで活動する日系企業に対し、サービスを拡大させる計画がある。
・アメリカ銀行を凌ぐベトナム銀行の規模
[[ VN企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/vn/vn/
・Bao Vietの新たな戦略投資家に与えられるチャンスとは?
ズン首相は年初に「2011年~2020年ベトナム保険市場開発戦略」を認可した。
この中では保険市への参入が奨励されており、企業間で平等な競争環境を整え、
国際社会加盟能力を高めるとしてある。これらの対策は新たに市場参入する
投資家を支援するものと言える。
・Phan Vu会社 日本に建設資材輸出
[[ 外国企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/foreign/
・日本人好みのBinh Duong省
Binh Duong省のPCIは昨年10位まで落ちたが、市場参入経費、土地使用権確保等
投資調達の重要部分で高ポイントを挙げた。これにより、Binh Duong省では
日本企業をはじめとするFDI企業を足止めできている。
特に日本企業は長期的なBinh Duong省への残留で、投資規模を拡大している。
・海外ブランド、ベトナムに続々
経済の急激な変化によって、多くの国営・民間企業が業績不振に追い込まれ、
不安定な銀行ネットワークや不動産市場の停滞、給与・ボーナスも減少化の
状況にあって、ベトナムはブランド商品にとって格好の進出先と見られている。
[[ 政府方針・規則 ]] http://www.bcc-jp.com/member/rule/rule/
・ODA、2013年は前年比9億USDのマイナス
各支援国と支援機関は計画実施の進行速度について懸念している。
その理由は各地方が対応資金を用意できず、自分たちの経済力を
きちんと見極めることなく中央政府の支援を待っているからだ。
さらに、計画の実現に必須となる土地の立ち退きが遅れており
ODA実施委員会の能力不足は否めない。
・関税0まであと5年 どうなる?ベトナム自動車産業
///// お知らせ ////////////////////////////////////////////////////////////////
効率的な事業運営のため、当メールマガジンは、
今回を以て発行を終了させていただくことになりました。
長い間、ご愛読ありがとうございました。
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◎編集後記
北欧の国では、家庭のクリスマス飾りを1ヶ月かけてだんだん仕上げていく
習慣がある、という話を聞いて、
日本は今、クリスマスにしろお正月にしろ購入したものを一瞬で広げて、
終われば一瞬で片づける、そんな情緒のない国になりつつあるな、と感じました。
当メールマガジンは今回を以て、発行は終了させていただきますが、
これからも弊社事業の展開を見守っていただければ幸いです。
長い間、ありがとうございました。(森口)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 斉賀 HIEN
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