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投資先ニュース

ブルーチップ・コンサルティングの投資先である
マイクロファイナンス社(MFIC)・AXIOM Mining Limited・テンベト証券の
最新ニュースをお届けます。

2008年06月19日

【MFIC】近況報告

A.営業関連


1.送金取引件数の目覚しい伸長

2008年度に入り、これまで開発してきた様々な商品やサービスの積極的な拡販に注力しております。
特に、4月に買収したエル・カミノ部門のチームと共同でセールス活動を展開し、
主に送金取引の積極的な取り込みを推進しておりますが、
ここにきて効果が見え始めてきました。

具体的な件数推移は添付のダッシュボード記載の内容をご参照頂ければと思いますが、
5月は単月で9,200件の送金件数増加となり、
合計で54,800件/月に到達しました。
MFICの1月の送金取引実績は9,700件でしたので、
4ヶ月で45,100件/月の増加を記録することになりました。

今後は、この実績に加えて、
支店、キオスク、サテライト・キオスク、エージェント、フランチャイズ、プリペイド
送金カード販売方式(コールセンターで受付)など、
様々なアプローチが追加されますので、
取引件数は引き続き上昇カーブを描いて伸びていくこととなります。

また、数ヵ月後には米国から
エチオピア、フィリピン、ベトナム、インド等への送金取扱が本格的に開始されること、
更にはスペインやイタリアからの南米向け送金取引の開始等の案件が稼動しますので、
取引高の伸びは加速されます。

これをサポートするために、
現在ではすでに米国内12州(DE,DC,VA,MD,GA,NJ,SC,CA,TX,WA,OR,NM、)と
カナダでのライセンスを取得しておりますが、
これを今後17州程度に拡大し、まずはエージェントの指名方式(プロセスはARIAS使用)で
さらなる営業拡大加速を行います。
(すでに、各州・地域担当のセールス要員の配置を終えています)


2.HSBC支店のエージェント化

先月末にHSBCの取締役会が開催され、HSBCが持つ、
旧Banco de Salvadorenoの米国内送金店舗(15店舗)を
MFICのエージェント化することが承認されました。

これは将来のMFICへの営業譲渡に含みを持たせたものですが、
とりあえずはCA,TX, NV,在の15店をMFICエージェントにするとの内容で、
数ヶ月後のシステム稼動後には月間15,000件以上の送金取引が
ARIAS経由で行われることになります。
現在のHSBCの同支店網での取引はエルサルバドル向けが殆どですが、
ARIASの導入により同店舗網から他の南米の国やアジア等への送金が可能になるので、
取引件数は飛躍的に伸びることが予想されます。


3.プリペイド送金カード、「マンダモニー」販売開始

アトランタ在の全米最大級のカード発行会社、InCommとの提携で開発してきました、
プリペイド送金カード、「マンダモニー」の販売が、
まずは南カリフォルニアの200以上のガソリンスタンドで6月1日から開始されました。
このパイロットプロジェクトを皮切りに、今後はMFICが営業ライセンスを持つ、
17州にある、InCommのリテールネットワークで販売されることとなります。
このボリュームについては、現時点では推し量ることは難しいですが、
将来的にはInCommの持つ全米10万以上のリテール網だけでなく、
MFICの開拓するネットワークでも販売されるようになりますので、
かなりの件数増が予想されます。


4.カナダからの送金取引開始

カナダからの事業開始を行うべく、5月20日に現地ライセンスを取得しました。
現在、取引銀行口座の開設の他、諸開業準備を進めておりますが、
7月1日より事業開始の予定です。
カナダにはアメリカよりも複合の移民コミュニテイーがあり、
送金取引はウェスタン・ユニオンとマネーグラム以外はあまり有力な送金会社が存在せず、
料金も高止まりしています。

弊社はまず、経験の豊富なセールス・マネージャーを採用し、
エージェント指名方式で軽量、迅速にネットワークの構築を図ります。
開始後一年以内に月間15,000件程度の取引ボリュームの構築を狙っています。
非常に多角化の進んでいるコミュニテイーですので、
ARIASの100カ国程度の送金配信ネットワークが効率的に活用でき、
ヒスパニックだけでなく、アジア系、アフリカ系、東欧系の移民顧客を同時に取り込むことを狙っています。


5.UAE EXCHANGEとのジョイント・マーケテイング開始

長らくの懸案であった、UAE EXCHANGEのシステムと
ARIASのシステムとの連結作業が漸く完了しました。
これを機に、UAE EXCHANGEの米国駐在セールス・チームとの
ジョイント・マーケテイングを開始します。
具体的には、相互の会社がライセンスを持っている州に
それぞれのセールス・マネージャーを一定期間配置し、従来のヒスパニックだけではなく、
アジア系、アフリカ系、中東系、東欧系の顧客を扱えるエージェントを発掘、
それをARIASで一括処理して送金ボリュームを一気に増加させることを狙っています。

手始めに、7月より、NJにあるMoneyDart(UAE Exchangeの米国子会社)から
ワシントンDCにセールスマネージャーが派遣され、
弊社のセールス要員と共同でMFICのライセンスのある州(DC,VA,MD)で
エージェントを50-60程度設置、
エージェント方式でアジア向け等の送金取引急拡大を目指す予定です。


6.エル・カミノ部門との協働で複数州でのエージェント発掘展開

新たに、NC,SC,GA担当のセールス要員、
TX,NV,AR担当のセールス要員の採用、配置が完了しました。

いずれも、まずはエージェント網の構築を行い、
2ヵ月後に予定されるARIASへの送金システム統合により、
すべてのエージェント経由の取引をARIASで一括処理するという方向で動いています。
今後のセールス・アプローチは上述のように、
支店、キオスク、サテライト・キオスク、エージェント、フランチャイズ、プリペイド送金カード販売方式という風に、
場所と市場状況により機動的に対応を変えて行きますが、
現段階では、一番ボリュームを取りに行くためのスピードの早いエージェント獲得方式で
まずアプローチし、それをコンプライアンス等を確実にするために
ARIASで集中処理することで処理の一元化を図ります。


7.国際開発プロジェクト・マンデート獲得

ここにきて、MFICは国際開発関連のプロジェクトを連続して3件獲得しました。
USAIDとはトランスナショナル・ローンプログラム推進プロジェクト、
国連の機関であるIFADとはアフリカ地域間相互送金取引インフラ構築プロジェクト、
米国政府機関MCC(Millenium Challenge Corporation)とは
南米における地域間送金インフラ整備プロジェクトです。
いずれも総額25万ドル程度のグラントが供与されます。

また、アフリカ開銀(西アフリカ地域での地域間送金インフラプロジェクト)、
EBRD(ルーマニアを中心とする東欧地域間送金インフラ構築プロジェクト)等の
プロポーザルもARIAS採用を前提にプロジェクト検討が進められております。

ポイントになる事項は、この種の国際開発プロジェクトで、
送金インフラ構築に資する高度の送金システム提供は
ARIASを有する弊社以外には競合者が不在ですので、
今後の同種案件ではARIASが標準システムとして採用される可能性が非常に高くなります。
これらの国際開発プロジェクトでの実績を梃子に、
今後は、開発関連事業に携わるNPO等にARIASを提供し、
NPO活動に関連する送金や資金決済取引に使われる標準システムとして
普及させることも視野に入れています。


B.業績関連

営業活動に拍車がかかってきたこと、ならびにエル・カミノ社の買収によるシナジー効果が加わり、
月次の収入額は1月の月額247千ドルから5月には月額593千ドルと倍増しております。
この売上に関しては、今後様々な新規案件や一層のアグレッシブな営業活動展開で、
本年度第4四半期には月額1,000千ドルのレベルに到達させる計画です。

一方、諸費用面では、エル・カミノ部門の経営統合関連費用や、
関連諸IT経費等を向こう半年程度は支出せざるを得ないこと、
また、営業拡大のためのセールス要員配置のための先行投資等がありますが、
本年度第4四半期中には月次黒字化を実現したいと考えております。


MFICは設立5年目となり、その画期的なビジネスモデルが
ハーバード・ビジネス・スクールの教材に採り上げられるなど、
諸方面で注目を浴びる存在になりました。
その結果、新規の営業案件がどんどん持ち込まれるようになり、
米国内の案件だけでなく、アジア、アフリカ、ヨーロッパ地域の案件も山積みの状況です。

事業の拡大スピードを増すには、当然先行投資としての消費燃料量が増えてきますので、
追加資金調達も並行して進めておりますが、
これは一つの成長痛と認識しております。

心強いのは、新たにMFICチームに加入した、旧エル・カミノの職員も
MFICの事業ミッションの推進に一丸となって協力し、
積極的に営業拡大に貢献してくれていることです。

黒字化到達までのもう暫くの間、皆様には資金調達を始め、
弊社事業の進展スピード等についてご心配をおかけ致しますが、
引き続き温かく、かつ力強いご支援、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

                                                       以上

【MFIC】フォーブス日本版6月号に記事掲載(2008/04/29) 【MFIC】近況、米国金融問題の影響についての報告(2008/10/04)
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