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ホーム > ベトナム投資メールマガジン > 第54号『ベトナム進出企業 直面する問題と改善策』(2008/12/24)

ベトナム投資メールマガジン

ブルーチップ・コンサルティングが、発行していた
「ベトナム投資メールマガジン」のバックナンバーです。

第54号『ベトナム進出企業 直面する問題と改善策』

★ブルーチップ ベトナム投資ニュース★ http://www.bcc-jp.com/member
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 ★目次 12月24日版
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 ▽アジアミル経済研究所
          [ ベトナム進出企業 直面する問題と改善策 ]
          [ 投資信託 ベトナムの現状と今後 ]
 ▽市場を読み解く [ IMF 2009年のベトナム経済予想 ]
 ▽トップニュース [ 14社活動停止、4000人失業 ホーチミン市 ]
 ▽ヘッドライン   [ 経済・不動産・金融・VIETNAM企業 ]
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///// アジアミル経済研究所 ///// http://www.bcc-jp.com/member/asia/
◎『 ベトナム進出企業 直面する問題と改善策 』
   http://www.bcc-jp.com/member/asia/20081222-2351.html(全文)
  
  ベトナムで活動中の日本企業92.6%は、事業拡大を予定している(ジェトロ調査)。
  中長期的に見て、ベトナムはアジア地域の生産拠点として評価される一方で、
  さまざまな課題も存在している。

 (1)高騰しつつあるコスト
   コストの安さを武器に成長してきたベトナムだが、人件費、賃貸料、運送料などにおいて、高騰している。
 (2)有能人材不足と、教育に対する認識
   マネージメントする側の人材や、高度技術者の育成は、全く注視されておらず、
   慢性的な高度人材不足は解消傾向にない。
 (3)不明瞭な法体系
   例えば、企業設立には約50日もの日数が必要である。税関手続きも複雑すぎる。
  (中略)
  スキルやシステムを伝えるために、マニュアル化は必須である。マニュアル化は、
  現地マネージャーや、熟練技術者の不足を補う、有効な手法の一つだ。
  マニュアル化で、作業の分担、分業化を図ることで、はじめは簡単な作業⇒徐々に複雑な作業という、
  新規人材の段階的育成や不足しがちな熟練者を適切に配置しながら、指導や管理が可能になる。(続)
  (タン)

 『 投資信託 ベトナムの現状と今後 』
   http://www.bcc-jp.com/member/asia/20081222-2347.html(全文)
  
  ベトナムで証券市場が誕生して8年。しかしながら、ファンド(投資信託)はいまだ少ない。
  (中略)
  ここ3年程、ベトナム人の投資は、証券チャネルが主流である。
  日本と違い、債券などは取引単位が大きく、ベトナム人は証券≒株式である。
  (中略)
  ベトナムでは、具体的情報を持たない投資家でも、噂や雰囲気で投資することが多く、
  信託という概念が欠落している側面がある。
  (中略)
  人気が高いといえども、証券投資家は全人口の数%程度で、これからも増加しよう。
  投資人口の増加は市場拡大を意味し、投資信託が注目される機会も増える。

  そして、経済成長を背景に収入が増える中、生活余剰資金の貯蓄ニーズは高まる。
  利率が低くなりつつある銀行預金に変わって、非投資家が投資信託を選択する可能性は高い。
  ベトナムの投資信託。 まだまだ発展の余地はありそうだ。
  (タン)


///// 市場を読み解く!~経済・証券・分析レポート~ ///// http://www.bcc-jp.com/member/analysis/

 『 IMF 2009年のベトナム経済予想 』
   http://www.bcc-jp.com/member/analysis/20081220-639.html(全文)
  
  12月3日から18日にかけてハノイ市訪問を行ったIMF代表団は、2009年のベトナム経済について、
  以下の見解を示した。
  (1)世界経済悪化に伴い、2009年ベトナム経済成長率は5%となる。
  (2)加工製品の価格低下に伴い、一般インフレが、2009年末 10%以下に下がる。
  (3)貿易赤字は減少する。

  IMFは、「世界の金融状況がさらに悪化した場合、事態はさらに深刻となり、
  直接投資(FDI)・調達資金が減少することになる。経済活動を活性化させなければ、
  企業や銀行に大きな損害がでる。」と警告した。(続)

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///// ベトナムトップニュース ///////////////////////////////////////////////////////
『 14社活動停止、4000人失業 ホーチミン市 』
 http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20081218-1612.html(全文)

  世界的な経済危機の影響により、倒産企業が続出。
  業種別では、衣服加工企業が最も多く、6社に上る。
  靴加工分野も4社が活動を中止するほか、製材会社も生産活動を中止した。
  これら企業活動の中止と共に数千人の労働者が失業することになる。
  (中略)
  解雇者の中には「私は12月末に解雇される予定。新しい仕事もなく、
  家内が妊娠中で、子供もまだ小さいが、今年のお正月は寂しく過ごすことになる」
  と語る者も。

///// ヘッドラインニュース /////////////////////////////////////////////////////////
[[ 経済 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/
  ・Petro Vietnam  原油価格下落で09年売上70%ダウンも
   原油が50USDで推移する場合、2009年のベトナムの原油輸出総額は約44億ドル程度と予想され、
   08年より60億ドル程度も減少する。
   輸出減少額が数十億ドルになる可能性もあり、最悪の場合、2009年の売上は2008年より
   70%も下がることも考えられるという。
   
  ・高速鉄道開発 JR 東海が技術協力
   日本の新幹線技術を普及させるため、ベトナム国営鉄道公社とJR東海間で、
   新幹線建設技術者養成に関する合意書が、取り交わされた。
   南北鉄道建設計画は、鉄道の長さ 1,630Km(ハノイ市からホーチミン市まで)、
   時速360kmで走行可能となる設計がされており、
   完成すれば、ハノイからホーチミン市まで約10時間となる見込みである。

  ・日本企業 ベトナム向け投資を促進
  ・金融危機の影響深刻 倒産企業続出
  ・09年 大規模FDI案件が出現
  ・14社活動停止、4000人失業 ホーチミン市
  ・旅行会社に危機感 ツアーコースも激減
  ・外国企業 越農業分野の投資に消極的
  ・対米輸出総額 21.3%増
  ・ADB 高速道路建設に2,900万ドル支援

[[ 金融・ファンド ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/finance/
  ・ベトナム証券保全センター 独立行政法人化
  ・証券市場 調達資金 急減
  ・Agribank  カンボジア支店開設
  ・VietinBank株式購入申請額 入札総額の56%超
  ・多数の投資ファンド 大幅赤字
  ・年末までに資本金1兆ドン確保 残り10銀行
  ・IFC Sacombankの所有率を下げる計画
  ・越銀行 不良債権が売買されない理由

[[ 不動産 ]] http://www.bcc-jp.com/member/news/realestate/
  ・越不動産会社 外国不動産会社の不当値下げに猛反発
  ・Ha Dong地区がHanoi市最大地区へ

[[ VIETNAM企業 ]] http://www.bcc-jp.com/member/business/vn/
  ・ Quang Ninh省 越最大セメント工場誕生
  ・Vinaconex 34 罰金7,000万ドン・証券取引停止
  ・Vietnam Airlines 航空券のネット販売開始
  ・Vietnam Airlines 航空機確保に1億1,200万ドル


           ★ ★ ★ ★ ★

◎編集後記
  私の実家は、自動車産業が盛んな某県にあるため、周囲から心配の声をいただくことも
  多いが、実際に不況を肌で感じることは少ない。しかし、先日母に「治安が悪くなるから、
  夜道に気をつけなさい」と注意されてしまった。雇用が不安定になれば当然の事といえど、
  日本の安全神話が崩れてしまっていることを、思い知らされる一言だった。(森口)
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■ 発行 株式会社ブルーチップ・コンサルティング http://www.bcc-jp.com
■ 編集責任者 森口
■ 編集 原 湯之上 吉田 HIEN THANG
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